食道がんの術後のリハビリ 回復を早めて合併症を防ぐ方法を解説

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食道がんの手術後のリハビリ

手術後のリハビリ

食道がんの手術の後は、深い呼吸ができない、声がかすれる、のみ込みにくいなどの症状が現れるケースがあります。手術後の回復を早め、合併症を防ぐために必要なのが、リハビリです。
かつては大きい手術の後は絶対安静といわれていましたが、最近では、手術後、できるだけ早く起き上がり訓練や歩行訓練を行います。心肺機能と全身の筋力を回復させることは、合併症を防ぐことにつながります。

食道を切除すると食べ物をのみ込むこと(嚥下[えんげ])がしづらくなるので、のみ込む訓練(嚥下リハビリ)も必要になります。水などの液体はかえってむせやすいので注意しましょう。
さらに、手術後は深い呼吸ができず、たんがたまりやすくなります。術後に肺炎を起こすと重篤になりやすく、命取りになることもあるので、たんを出す訓練も行われます。

手術で喉頭を切除した場合は、首の下に呼吸するための小さな穴「永久気管孔」を作ります。この気管孔が乾燥しないようにするなど、管理方法も覚える必要があります。
また、喉頭を切除すると声帯を失うことになるため、新しい発声法を練習します。胸の食道が残っている場合は、その食道を震わせて発声する訓練を行います。多くの人は、半年ほど訓練すると、会話ができるようになります。

食道がんの手術は担当医とよく相談して決めることが大切

食道がんの手術は、大がかりな手術なので、負担も大きく、合併症を引き起こす可能性もあります。化学放射線療法を行う場合も、メリット・デメリットがあり、適切かどうかは人によって異なります。そのため、食道がんの治療をどのように行っていくか担当の先生とよく相談して、ご自身が納得のいく治療を受けることが大切です。

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