パーキンソン病とは

パーキンソン病の患者数は意外と多く、70歳以上のおよそ100人に1人が発症すると言われています。かつては発症10年ぐらいで寝たきりになるというイメージがありましたが、現在は治療で症状の進行を遅らせ、健康な人と同じような生活を送ることができるようになってきました。
パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質「ドパミン」が作られなくなる病気です。ドパミンは、運動の調整を司る物質なので、減少すると運動の調節がうまくいかなくなり、動作がゆっくりになったり、動きがスムーズでなくなったりするのです。
最初の症状は、手が震えたり、よく転ぶようになったりすることです。老化のせいと思いがちですが、パーキンソン病の場合、手の震えは、じっとしていると起きて何かの動作をすると出ない、片方の手だけに出るなどの特徴があります。
- 手足のふるえ
- 動作が遅い・少ない
- バランスがとれない
- 筋固縮(腕や足を動かすとカクカクする症状)