早期発見が大切!「慢性腎臓病」の検査

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慢性腎臓病の検査

慢性腎臓病の多くは、「尿検査」「血液検査」で早期発見できます。たんぱく尿と血清クレアチニン値はどちらか1つが異常でも慢性腎臓病と診断されます。病気を見逃さないためには両方の検査を受けることがすすめられます。

尿検査

尿検査

尿検査では、「たんぱく尿」を調べます。慢性腎臓病では血液をろ過する糸球体が壊れ、尿に漏れないはずのたんぱくが検出されることがよくあるのです。
たんぱく尿が「1+」以上だと慢性腎臓病が疑われます。「−」は正常です。その間の「+−」は ほぼ正常ですが経過観察がすすめられます。

血液検査

血液検査

血液検査では、「血清クレアチニン値」を調べます。クレアチニンは老廃物を代表する物質で、腎臓が正常なら尿に出ますが、腎臓の働きが低下すると血液にとどまる量が増えます。
クレアチニンの値から「GFR」という値を推算します。GFRが60未満だと慢性腎臓病が疑われます。この値は腎臓の働きが正常な場合の何パーセント程度かを示します。

糖尿病の人が必要な検査

糖尿病の人が必要な検査

糖尿病が原因の慢性腎臓病(糖尿病性腎症)にかぎっては、たんぱく尿やクレアチニンの検査だけでは早期発見ができません。「微量アルブミン尿検査」を受ける必要があります。
糖尿病性腎症の初期にたんぱくの1つであるアルブミンがごく微量、尿に漏れるため、それを調べるものです。糖尿病の人は年1回はこの検査を受けてください。早期発見により進行を抑制することが可能です。一般の健康診断では行われないため、糖尿病で受診したときなどに医師に相談するとよいでしょう。