胸郭出口症候群対策 体に負担かけない生活の工夫を心がける

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胸郭出口症候群の対策

なで肩による胸郭出口症候群を改善するには、姿勢の注意や体操療法のほかに日ごろから体に負担をかけない工夫が大切です。
まず、適度な休息や十分な睡眠をとって、なるべく疲労をためないようにしましょう。たとえば、仕事中などに肩こりや腕のだるさを感じたら、休憩をとるようにします。特に、手や腕のしびれが出ている場合は、無理をしてはいけません。入浴時に体を温めれば、血行が促進することで筋肉の疲労回復や、血管の圧迫による血流低下を改善できます。
重い荷物は、腕が引っ張られて症状を悪化させるので、できるだけ手で持たないようにします。キャリーバッグを使ったり、左右の手で交互に持ったりするなど、肩に負担をかけない工夫をするようにしてください。

胸郭出口症候群の治療

胸郭出口症候群の症状が比較的軽い場合は、よい姿勢や運動療法などで改善することもあるので、焦って治療する必要はありません。ただし、腕や手のしびれや脱力などの症状が強い場合は、整形外科を受診することがすすめられます。
治療は、血流改善薬ののみ薬や、しびれなどの神経障害を緩和するビタミン剤などが使われます。また、神経が圧迫されている部位への神経ブロック注射や、患部に超音波を当てたり過度に緊張した筋肉をゆるめる運動をしたりするリハビリ、肩を引き上げる装具の着用などを行うこともあります。こうした治療をしても効果があまりない場合、手術が行われることもあります。