慢性骨髄性白血病の治療

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慢性骨髄性白血病の治療

慢性骨髄性白血病の治療

慢性骨髄性白血病の治療の基本は薬物療法です。以前は、慢性骨髄性白血病になるとほとんどの場合が数年で症状が急激に悪化し、骨髄移植以外では治療が困難でした。しかし、2001年にイマチニブという分子標的薬が登場して以来、薬をのみ続ければ症状をコントロールできるようになっています。
分子標的薬は、BCR-ABL遺伝子から作られるBCR-ABLという異常なたんぱくと結合して、白血病細胞の増殖を防ぎます。ただし、がん化した造血幹細胞を完全には死滅させることはできないため、薬をのみ続けることで、病気の進行を防ぎます。
イマチニブを第1世代とすると、第2世代として、2009年にニロチニブとダサチニブ、2014年にボスチニブという分子標的薬が登場しました。最近では、ほとんどの場合、効果が高く副作用が少ない第2世代の薬から使い始めます。
これら4種類の薬が効かない場合にも効果を発揮するのがポナチニブという第3世代の薬です。2016年に日本でも承認されました。
慢性骨髄性白血病の治療薬はのみ薬のため、外来で治療を受けられ、それまでと変わらずに仕事や家庭生活を送ることができます。ただし、薬をのみ忘れると効果が落ちてしまうので、きちんとのみ続けることが大切です。