首の痛み対策を動画で解説
(指導:桐蔭横浜大学教授・理学療法士 成田崇矢さん)
悪い姿勢で長時間過ごしていると、首の周りの筋肉に負担がかかり、首のコリや痛みにつながります。正しい姿勢を身につけて、首の痛みを解消しましょう。
※【1】→【2】→【3】→【4】の順番に行って下さい。
※無理のない範囲で行って下さい。
※治療中の場合は、医師の許可を得てから行ってください。
【1】背中の関節を動かしやすくするストレッチ
胸が丸まった状態では、首を正しい位置に戻せません。まず、背中の関節がなめらかに動くようにしましょう。

①両手を前に出し、膝の上に股関節が来るような体勢で四つんばいになります。
②胸を床に近づけて、背骨が伸びていることを確認しながら30秒キープします.
【2】筋膜ゆらし
悪い姿勢を続けると、首の周りの筋膜の動きが悪くなります。筋膜の動きを取り戻すために有効なのが「筋膜ゆらし」です。

①首を前後左右に倒して痛い場所を探します。

②痛いと感じた場所をしっかりつまんで数秒間揺らします。

③再び首を倒すと痛い場所が変わるので、そこをつまんで揺らします。
これを痛い場所がなくなるまで繰り返します。
【3】正しい胸の位置を覚える
首を正しい位置に戻すためには、先に正しい胸の位置を取り戻す必要があります。

①タオルを頭の後ろに持つ。
②胸を張ったまま、真上にタオルを持ち上げて下ろす。
これを10回

【ポイント】
●タオルを上にあげるときに、タオルが頭より前に出ないようにする。
●反り腰にならないように、おなかに力を入れて行う。
【4】正しい頭の位置を覚える
正しい胸の位置が分かったところで、頭を正しい位置に戻し、首の周りの筋肉の負担を軽減します。

人差し指であごを後ろに押して、喉仏の上あたりに力が入っていることを意識しながら10秒間キープ。