急性骨髄性白血病の治療

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急性骨髄性白血病の治療

急性骨髄性白血病の治療
急性骨髄性白血病の治療

急性骨髄性白血病の治療には、抗がん剤治療と造血幹細胞移植があります。
抗がん剤治療では、まず抗がん剤を7日間使う「寛解導入療法」を行い、骨髄の白血病細胞を顕微鏡で認められないレベルまで減らして、正常な血液細胞が一定以上回復した状態(血液学的寛解)を目指します。次に、約1か月に1度のペースで3~4回抗がん剤治療を行う「地固め療法」を行い、遺伝子検査でも白血病細胞が検出できないレベルにまで減らします(分子生物学的寛解)。この状態を維持すれば、正常な血液が回復し、症状も治まってきます。

再発したときの治療

急性骨髄性白血病が再発した場合や、再発の可能性が高いと予想される場合は、造血幹細胞移植が検討されます。造血幹細胞の移植は、HLAという白血球の血液型が一致することが条件です。
HLAが一致するドナーを探す流れは、血縁者、骨髄バンク、臍帯血バンクの順で、最近では、臍帯血バンクまでいくと、移植を希望する患者さんのほとんどにドナーが見つかります。移植の際は、前処置として大量の抗がん剤と放射線を使うため、55歳ぐらいまでの体力のある患者さんが移植治療の対象になります。
体力の十分でない高齢者には、寛解導入療法で使う抗がん剤の量を減らす方法や、造血幹細胞の前処置で使う抗がん剤・放射線の量を減らすミニ移植という方法が開発されています。ミニ移植の登場により、肺や心臓などの大きな病気がなければ、70歳ぐらいまで移植を受けることが可能になっています。