外出自粛が続くなか”コロナ疲れ”や運動不足によって、心身の不調に悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。
そこで、お家で簡単にできる「ツボ押し」セルフケアを東京有明医療大学保健医療学部の安野富美子教授に取材しました。
女性ホルモンの乱れを改善するツボ
外出の自粛などによる運動不足や生活リスムの変化によって、女性ホルモンの分泌に乱れが生じやすくなるといいます。そこで、女性ホルモンに関係する、むくみや身体の冷え、月経痛などの緩和が期待できるツボとしてオススメなのが「三陰交(さんいんこう)」です。

位置:左右の内くるぶしの骨のでっぱりから、指4本分上のスネの骨の際
押し方:親指を使って、3秒~5秒かけてゆっくり強く押し、3秒~5秒離す。これを5回ほど繰り返してください。くれぐれも、押しすぎにはご注意を。ツボを押すと、最初は痛みがあっても、「がまんできる範囲で」続けると、和らいでいくといいます。
食べすぎ防止に!肥満のツボ
外出の自粛で、家に閉じこもりがちになり、ついつい食べすぎてしまう方もいらっしゃると思います。そんな方には、食欲の抑制が期待できるツボとして知られている耳のツボ「神門(しんもん)」と「肺(はい)」のツボ押しがオススメです。


押し方:鏡を見ながら、人差し指を使って円を描くように5回ずつ刺激します。
お家でも!美容に良いツボ
お家にこもっていても、やはり美容には気を使いたいもの。そこで、顔の“むくみ”や“たるみ”の改善が期待できる顔のツボ「巨髎(こりょう)」・「顴髎(けんりょう)」・「攅竹(さんちく)」のツボ押しをオススメします。

巨髎の位置:瞳の中央から下ろした線と、小鼻の横を結んだ線の交わるところ。

顴髎の位置:目尻から垂直に下ろした線と、鼻の下側から水平に引いた線が交わるところで、頬骨(ほおぼね)の下。

攅竹の位置:左右の眉頭にあるくぼんだ部分。
巨髎・顴髎・攅竹の押し方:親指を使って、3秒~5秒かけてゆっくり強く押し、3秒~5秒離す。これを5回ほど繰り返してください。くれぐれも、押しすぎにはご注意を。ツボを押すと、最初は痛みがあっても、「がまんできる範囲で」続けると、それが和らいでいくといいます。
東洋医学 ホントのチカラ 関連記事
鍼灸によるうつ病の治療 心に効く「ツボ」の存在世界が注目!太極拳による転倒予防の効果と隠された秘密とは
世界で戦うアスリートに広がる鍼灸を使った体のケア、スポーツのツボ
正しく知る「冷え症対策」4つのタイプ別セルフチェックと簡単ケア
外出自粛のお悩みを改善!① ”痛み”を和らげる東洋医学のセルフケア
この記事は以下の番組から作成しています。

東洋医学ホントのチカラ「今こそお家で!セルフケアSP」
2020年5月5日(火)午後8:00~[総合]