詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2020年1月 号に掲載されています。

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筋肉には体を動かしたり支えたりする以外に、ホルモンを分泌する働きがあります。それが「マイオカイン」です。マイオカインは現在30種類以上発見されていますが、そのひとつ「イリシン」は血流に乗って脳に運ばれると、神経細胞を活性化する物質を分泌すると考えられています。
また、別のマイオカイン「SPARC」には大腸がんを抑制する働きがあると言われています。他にも脂肪の消費を促したり、糖尿病・高血圧・動脈硬化を抑制するマイオカインもあると考えられています。このようなマイオカインを分泌する筋肉の量をトレーニングによって増やすことは80歳、90歳になっても可能です。ぜひ無理のない筋肉トレーニングに取り組んでください。筋肉を使えば脳にも刺激を与え、全身の血流も改善することができます。
筋トレを行うときに守ってほしい3つのルールがあります。
マイオカインを効率よく安定的に分泌させるには、太ももなどの大きな筋肉を鍛えることがすすめられます。
運動の負荷は軽くてもかまわないことがわかっています。また、毎日でなくても、週3~5日程度行うだけでも効果があると言われています。スクワットは太ももなど下半身の筋肉を鍛えるおすすめの筋トレです。
※安定したいすを、すべらない場所に置いて行います。転倒に注意。
※つかまりスクワットが無理なくできるようになったら行いましょう。転倒に注意。
【ポイント】
・腰を落とすときに、膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。膝が前に出ると、膝を傷めてしまうことがあります。
・また、膝が90度まで曲げられない場合は、できる範囲で行いましょう。
※スクワットが無理なくできるようになったら行いましょう。転倒に注意。
血流を促すことでマイオカインを脳や臓器に届きやすくします。また、血流を促すことで栄養や酸素を体中に供給し、筋肉や細胞を活性化させます。
第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。
※安定したいすをすべらない場所に置いて行います。転倒に注意。
第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。
※最初は大きく踏み出さないようにしましょう。転倒に注意。
詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2020年1月 号に掲載されています。