脳腫瘍の一つ「グリオーマ」の治療

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グリオーマ(神経膠腫)の治療

グリオーマ(神経膠腫)の治療

脳の内部(脳実質)にできる腫瘍、グリオーマのほとんどは悪性なので、手術によって摘出します。ただし、正常な脳組織との境目がわかりにくいので、脳の機能を保ちつつ可能なかぎり腫瘍を摘出します。そのため、完全摘出は困難です。
手術を安全に行うために、手術中に腫瘍の位置を確認する術中MRIを行ったり、手術部位をモニターに表示するナビゲーションなどの技術が用いられます。
また、5アミノレブリン酸という物質を服用すると、青色レーザーを患部に照射したときに取り残した腫瘍が赤く光るので、取り残しを防ぐことができます。さらに、手術の途中で麻酔を覚まし、会話したり、手足を動かしたりしてもらいながら、脳に機能障害がないかを確認することもあります(覚醒下手術)。
手術中には病理検査を行い、悪性かどうかや悪性度を調べ、抗がん剤が効きやすいかどうか(MGMT)を分析します。
65歳以上でMGMT活性がある場合は、抗がん剤が効きにくいので、手術後に放射線療法を行います。MGMT活性がない場合は、テモゾロミドという抗がん剤による化学療法を行います。65歳未満では、放射線療法と化学療法を併用します。