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平成28年度 第4回
視聴者のみなさまと語る会in鹿児島
(平成28年9月24日(土))

 

<会 合 の 概 要>

 「経営委員会による受信者意見聴取」の平成28年度第4回は、鹿児島放送局で実施し、「受信料」、「公共放送の役割」などNHKの経営全般に関すること、「NHKの全国放送や地域放送のあり方」など放送に関すること、の 2つのテーマについて、公募による42名の視聴者から意見を聴取した。

 

<会 合 の 名 称>

視聴者のみなさまと語る会in鹿児島

 

<会 合 日 時>

平成28年9月24日(土) 午後1時30分〜午後3時30分

 

<出  席  者>

〔参 加 者〕

視聴者の皆さま42名

〔経営委員〕

石 原  進   (委員長)

 

佐 藤 友美子  (委員)

〔執 行 部〕

今 井  純   (専務理事)

 

荒 木 裕 志  (理事)

 

清 水 幹 夫  (鹿児島放送局長)

〔 司 会 〕

伊 藤 博 英  エグゼクティブ・アナウンサー

 

< 会    場 >

 鹿児島放送局 エントランスロビー

 

< 開 催 項 目 >

 以下のとおり進行した。

 

1 開会あいさつ

2 経営委員による説明

  協会の基本方針、その他協会の運営に関する重要な事項について

3 意見の聴取

 (1) NHKの経営全般について

 (2) NHKの放送について

4 閉会あいさつ

 

 「視聴者のみなさまと語る会」終了後、NHKエンタープライズ ドラマ番組の佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーによる講演会「『あさが来た』ドラマ制作の舞台裏」を開催した。

 

<概要・反響・評価>

  • 公募の結果、はがき、ホームページを通じて68名から参加の申し込みがあった。

  • 語る会には、42名が参加し、「公共放送の役割」などNHKの経営全般に関すること、「NHKの全国放送や地域放送のあり方」など放送に関すること、の2つのテーマについて意見や提言を募った。

  • 参加者からは、「適正な支出」「公平公正な報道」「地域放送の拡充」「『視聴者のみなさまと語る会』のあり方」「大河ドラマ」など、多岐にわたる意見や提言が寄せられた。

  • 語る会終了後に行ったアンケートには、41名から回答があった。主なアンケートの結果は次のとおり

    <参加者の満足度>
     「大変満足」10名、「満足」18名、「普通」3名、「不満」3名、「大変不満」1名 (未記入6名)

    <経営委員会の仕事について>
     「今回のイベントに参加して、経営委員会の活動について理解が深まりましたか」との質問に対し、「経営委員会の活動について理解が深まった」との回答が29名からあった。


◆協会の基本方針・重要事項の説明

 (佐藤委員)

 経営委員会の役割は、放送法に明文化されており、NHKの経営の基本方針などの議決や、会長の選任、会長以下、NHK執行部の役員の職務の執行を監督することなど、NHKの経営に対して重い責任を負っています。
 こうした役割を持つ経営委員会の委員は、衆参両議院の同意を得て、内閣総理大臣より任命されます。
 委員の選任にあたっては、教育、文化、科学、産業、その他の各分野および全国各地方が、公平に代表されることを考慮しなければならないと、放送法で決められています。
 経営委員の任期は3年です。再任されることもあります。委員の定数は12名です。
 また、経営委員の中から監査委員が任命されることになっており、経営委員を含めた役員の職務の執行を監査する役目を担っています。現在、その監査委員は、上田委員、森下委員と私の3名が務めています。
 経営委員がただいま申したような重責を果たすため、視聴者の皆さまのご意見を直接伺うということも、放送法に定められており、本日は、その機会として皆さまからNHKに対するご意見をお聞かせいただきたいと思っています。
 なお、放送法には、「経営委員が協会の基本方針や重要事項を説明すること」ということも定めにありますので、平成27年度から29年度、3か年のNHK経営計画と平成28年度収支予算と事業計画について、簡単にご説明させていただきます。
 まず、平成27年度から29年度のNHK経営計画についてです。NHKでは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を見据え、NHKが今後進むべき大きな方向を、「NHKビジョン『信頼をより確かに、未来へつなぐ創造の力』」としてまとめました。
 世界から注目が集まる2020年に、最高水準の放送・サービスを視聴者の皆さまにお届けし、「より身近で信頼できるメディア」となることを目指しています。そして2015年度からの3か年を、このビジョンの実現に向けた第一ステップと位置づけ、経営計画として5つの重点方針を掲げています。
 重点方針1つ目は、「判断のよりどころとなる正確な報道、豊かで多彩なコンテンツを充実」です。これは、公共放送NHKの根幹となる放送・サービスを視聴者の皆さまの幅広い期待やニーズに応えて、充実・強化していくものです。
 重点方針2つ目は、「日本を世界に、積極的に発信」です。情報の国際化が進む中、日本の政治、経済、社会、文化などの正確な情報を世界に届け、日本を正しく理解してもらうことは、公共放送のとても大切な役割であり、国際発信の強化に重点を置いて取り組みます。
 重点方針3つ目は、「新たな可能性を開く放送・サービスを創造」です。パソコンやスマートフォンなど携帯端末でもNHKの情報や番組などに接していただくため、インターネットを活用したサービスを強化します。また、8Kスーパーハイビジョンについて、先導的な役割を果たしてまいります。
 重点方針4つ目は、「受信料の公平負担の徹底に向け、最大限努力」です。「支払率80%」「衛星契約割合50%」の達成を目指し、受信料制度の理解促進活動に取り組むとともに、営業改革をいっそう推進し、過去最高の支払率の達成に努めます。
 最後の5つ目の重点方針は、「創造と効率を追求する、最適な組織に改革」です。放送・サービスの強化・充実を図るためには、創造と効率をともに追求する組織を目指す改革を進める必要があり、関連団体を含めたNHKグループ全体の業務体制改革を推進してまいります。
 また、男性・女性を問わず、多様な働き方ができる職場改革に努めてまいります。
 3か年の収支計画については、受信料をはじめとする収入の増加を確保し、重点方針として取り組む放送サービスの強化、そして放送センターの建て替えや2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、将来の備えに充てていきます。さらに業務全体にわたる見直しを行い、経常経費を削減し、重点事項に充てていきます。以上が3か年経営計画の全体像です。
 今後、この経営計画の着実な実行が何よりも重要であり、経営委員会は、執行部に力添えし、よりよい経営の実現に向けて努力を重ねてまいります。
 続いて、平成28年度の収支予算と事業計画についてご説明させていただきます。
 平成28年度は、3か年経営計画の2年目にあたり、経営計画の5つの重点方針に沿った事業運営を着実に実施してまいります。事業収入は、受信料収入の増加などにより、前年度予算に対して185億円の増収となる7,016億円を見込みます。一方、事業支出は、番組の充実やスーパーハイビジョンの推進などに、事業収入の増収分を重点的に配分するとともに、給与の削減や事業運営のいっそうの効率化を推進することにより、前年度予算に対して167億円増となる6,936億円としています。
 以上により、事業収支差金は80億円となり、全額を東京・渋谷の放送センターの建て替えなどに備えるために、建設積立資産に組み入れます。
 経営委員会としては、平成28年度予算の執行にあたり、コンプライアンス意識の徹底と受信料の重みを改めて自覚し、コスト削減や効率的な事業運営を心がけること、新放送センターの建て替え計画が具体化した時点で、収支を見直し、直近の予算・事業計画に反映した上で、遅滞なく経営委員会に報告するよう執行部に求めています。
 ただいまご説明いたしました3か年経営計画および28年度収支予算、事業計画を着実に実行するためにも、視聴者の皆さまからいただくご意見やご要望は、大変貴重なものとなると考えています。
 本日、鹿児島放送局にお集まりの皆さまから頂戴するご意見、ご要望は、私ども経営委員全員はもちろん、執行部とも共有して今後のNHKの経営に反映させてまいりたいと考えています。よろしくお願いいたします。

 

 

《視聴者のみなさまからのご意見とNHK側からの回答》

 

第1のテーマ:NHKの経営全般について

【会場参加者】
 NHKは、受信料によって運営されている公共放送として最小経費の最大効果を目指すべきところ、お金が余っていて、放漫経営をしているような印象を受けます。
 例えば、「職員の平均年収が42歳で1,200万円、経営委員の年間報酬が2,000万円」と何かに書いてありましたが、受信料を支払う人が「NHKも努力しているから、受信料を支払おう」と思えるような経営をしてほしいと思います。

【会場参加者】
 経営委員は、衆参両議院の同意を得て、総理大臣が任命した方とのことですが、なぜ、一般の方が入っていないのでしょうか。
 また、国会の同意を得るということは、政治とのかかわりや、圧力のようなものが生まれるのではないか、という疑問を持っています。

【会場参加者】
 番組を制作する上での基本的な態度を聞かせていただきたいと思います。
 まず、NHKでは、「戦後の日本は、戦禍による犠牲の上で栄えた」という捉え方をしているのでしょうか。
また、「志布志事件」をNHKは、どのような姿勢で報道したのでしょうか。
 『日曜討論』では、司会者が自民党に多く答弁をさせており、「政治的中立性、公平性が偏っているのではないか」という声を聞きます。NHKは、どのような立場に立っているのか、はっきり示すべきだと思います。

(石原委員長)
 NHKが放漫経営だという指摘がありましたが、経営委員として、受信料の使い方は一番大事なことだと思っています。
 現在のNHKは、2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控えている、新たに4K・8K放送を開始する、国際放送を充実させて日本のプレゼンスを高めていく、老朽化した放送センターを全面的に建て替えるなど、お金が必要となる多くの懸案事項があります。
 これまで、国民の皆さまのご理解をいただく努力を重ねてきたことで、77%の方から貴重な受信料をお支払いいただいていますが、NHKとして、皆さまの期待に応えてよい番組を制作し、無駄な支出を抑制するよう、一生懸命努めているものと思っています。
 職員の給与については、NHKは大卒も多く、ほかの大手民放各社の給与と比較しても、高いとは考えていません。
 経営委員の年間報酬は、常勤の経営委員が2,000万円程度となっていますが、非常勤の委員の年間報酬は、常勤委員の4分の1程度です。
 また、経営委員の任命について「国会の同意を経て、内閣総理大臣が任命する」と定められているということは、NHKは公共放送であり、国民に支えられているということの意思が体現された仕組みになっていることをご理解いただきたいと思います。
 そして、NHKは、公平・公正、自主・自立、不偏不党という姿勢のもと、いろいろな意見をできる限り公平に扱うよう、努力しています。

(荒木理事)
 公共放送の報道に携わる人間として、公平・公正、不偏不党、そして何人からも干渉を受けず、われわれ自身がさまざまな事実、資料、そして証言をできる限り集め、真相や真実に迫っていく、という姿勢を持ち続けるということをいつも心がけており、決して、特定の立場や価値観、主張を皆さまに押し付けるということはありません。いろいろなご意見を汲み上げながら、よい報道を目指しています。
 また、『日曜討論』では、議席数の少ない政党も含めて、できるだけ多くの政党に出ていただき、意見を発表してもらう機会を作っています。基本的には、「少数意見を尊重し、きちんとお伝えしていく」という方針で取り組んでいることを、ご理解いただきたいと思います。

(佐藤委員)
 経営委員会では、「視聴者のみなさまと語る会」を全国で開催していますが、放送局で開催する以外に、大学に大学生の方にお集まりいただき、グループ討議形式でご意見を伺うような会も開催しています。
 また、ことしの5月には、函館放送局にお集まりいただいた方とグループ討議形式でご意見を伺う会を開催するなど、皆さまの声をできるだけ多く受け止めるために、さまざまな工夫を行っているところです。
 私もできるだけ普通の感覚を持って経営委員を務めてまいりたいと思っていますので、多くのご意見をお寄せいただき、NHKの経営に反映していきたいと思っています。

(清水局長)
 事件報道については、人権に配慮した上で、ニュースにしています。特に容疑者や被告とされている方が事件を否認しているような場合は、逮捕の事実を伝えたあとに「容疑者は否認しています」という形で、必ず容疑者や被告とされている人の供述を大切にしています。
 また、供述だけでなく、警察の捜査の進み具合や弁護士への取材、容疑者や被告とされている人の言い分もできる限り取材し、伝えるようにしています。
 いわゆる「志布志事件」については、捜査の問題点について問題意識を持ってニュースで取り上げており、例えば、8月の県警本部長退任の際には、事件の感想を取材し、ニュースにしています。
 今後も、言い分が異なる事件については丁寧に扱い、皆さまにとってわかりやすい報道となるように努めてまいります。

【会場参加者】
 『ワイルドライフ』などすばらしい番組を制作するためには、多くの経費がかかっていると思いますが、現在の受信料収入でこれからも制作費を賄っていけるのか心配になります。

【会場参加者】
 NHKスペシャル『18歳への質問状』という討論番組が放送されましたが、番組後半から、政党ごとに発言回数と司会のアナウンサーが指名した回数を数えてみたところ、指名回数が与党に偏っているように思えました。
 また、18歳の参加者が「私は選挙で白票を投じるつもりです」と発言したところ、出演者から「白票は意味がないからやめなさい」という発言がありました。白票は決定的な批判だと思っていますが、このような発言を聞き、「この番組は演出されているのではないか」と思いました。
 会長が就任会見で「政府が右と言うことを左と言うわけにいかない」と発言してから、NHKの経営が政府に牛耳られているような流れになっているのではないでしょうか。

(荒木理事)
 『18歳への質問状』という番組は、参議院選挙から選挙権が与えられた18歳の人たちから「どのような政治的な考え方を持っているのか」「選挙にどのように臨もうとしているのか」ということを聞くために始めた番組です。討論番組において、ある程度、政党議席数を踏まえた配分を行うことはありますが、「できるだけ与党に答えさせよう」というような意図を持って番組を制作することはありません。
 番組の後半からご覧になったということで、ご指摘のような印象を持たれたのかもしれませんが、番組をご覧になった方からは、「もう少し大人から意見を言うべきではないか」というご意見もいただいています。あくまで、18歳の人たちの意見を聞き出すという意図を持って制作した番組であり、特定の政党にだけ長く話をさせる、18歳の方の意見を抑える、という意図は、ありません。
 私たちは、公共放送として「不偏不党」「何人からも干渉されずに報道していく」という方針で報道している、ということをご理解いただきたいと思います。

(今井専務理事)
 確かに番組によっては、経費がかかる番組と、そうではない番組がありますが、経費が必要となる番組についても、予算に制限がありますので、いろいろな工夫をしながら、効率的に番組を制作するよう努力している、ということをご理解いただきたいと思います。

【会場参加者】
 この「視聴者のみなさまと語る会」は、経営委員会の権限の適正な行使に資するために開催されているとのことですが、参加者から出た意見のうち、どのような意見が経営に生かされたのでしょうか。
 鹿児島で開催された前回の「視聴者のみなさまと語る会」において目の不自由な方から出された「字幕だけでは読むことができないため、読み上げたり、副音声など音声を使って放送してほしい」という意見に対して、その後、どのように対応されたのでしょうか。
 私は、前回の「視聴者のみなさまと語る会」に出席したときから、この「視聴者のみなさまと語る会」は、「聞かねばいけないから開きました」「開いておけばよい」という会だと思っています。

(佐藤委員)
 私は、「視聴者のみなさまと語る会」に3回出席し、いろいろなご意見をいただきました。
 例えば、函館の会では、受信料の契約収納活動における外部委託に対するご指摘をいただき、会長以下執行部が出席している経営委員会において、改善を求めました。また、「若い世代の意見をもっと取り入れるべき」というご意見もいただきましたので、執行部に伝えました。
 外部委託については、研修方法の改善や、委託先の精査など改善に向けた取り組みが実行されていると感じていますが、それでもなお改善されていない点については、何回も指摘するようにしています。
 このように、身近なところでご意見を伺わなければ、皆さまのご意見を理解した上で経営に伝えることができない、ということを意識して、「視聴者のみなさまと語る会」で話をさせていただいています。

(石原委員長)
 私は今回で9回目の登壇になりますが、多くの会で「私は受信料を支払っているにもかかわらず、支払っていない人がいるのは、不公平」というご意見をいただきます。
 受信料の支払率向上に向けてさまざまな施策を行うことで、現在、全国の支払率が77%程度まで向上しています。しかしながら、地域によって支払率が高い所と低い所がありますので、低い所は、営業体制を強化し、支払率向上に向けた努力を積み重ねています。
 公共放送NHKは、皆さまからいただく受信料によって支えられており、可能な限り支払率を上げる努力をしなければなりません。
 「視聴者のみなさまと語る会」でいただくご意見は、経営委員会で報告しています。経営委員会における発言は、経営委員会の議事録で公表されており、「視聴者のみなさまと語る会」の報告もホームページで公表されていますので、ぜひ、ご覧いただきたいと思います。

(清水局長)
 前回の「視聴者のみなさまと語る会」の議事録を読み、「鹿児島県は南北600キロもあるのに、取材不足ではないか」という非常に厳しいご意見をいただいたことを強く認識しています。
 鹿児島放送局の職員に対しては、ふだんから視聴者の皆さまに向けて仕事をするように申しつけており、ことし9月に上陸した台風16号の報道では、通常は全国向けの放送をしている夜11時の時間帯に、鹿児島放送局から情報を発信し、翌日も放送を続けました。
 また、前回の「視聴者のみなさまと語る会」でもご意見をいただきました離島に関する情報発信についても充実させるよう努力しており、先週は、長島のブリの養殖に関するニュースを取り上げたり、『情報WAVEかごしま』の「びっくり旅が参ります」のコーナーで南種子町を取り上げました。そのほか、「島だより」というコーナーで離島の話題を紹介しています。
 まだまだ課題が多い部分もありますが、この「視聴者のみなさまと語る会」などをきっかけに、視聴者の皆さまから率直なご意見を伺い、生かしていきたいと思います。

(佐藤委員)
 「地域放送が少なくなったのではないか」というご意見もよくいただきます。NHKには、全国の各都道府県に放送局がありますので、皆さまから「地域に密着した放送をしてほしい」というご意見をたくさん言っていただくことが、大きな力になってくると思っています。
 ぜひ、皆さまからいろいろなご意見やご要望をいただき、経営委員としてもお伝えしていきたいと思います。

(荒木理事)
 私自身が参加していない「視聴者のみなさまと語る会」の報告書についても、必ず読み、「このようなご意見が出ているのか」「このように見られているのか」ということを考えています。
 そして、皆さまからいただいたご意見をできるだけ生かし、実現し、ニュースや番組に体現していくということが、皆さまのご理解を得る一番の近道だということを認識しながら、一生懸命取り組んでいるところです。

【会場参加者】
 ドラマ『精霊の守人』の制作現場にかかわる機会がありましたが、多くの時間をかけてドラマが制作されていたにもかかわらず、放送では、あっという間に終わってしまいました。
 放送を見たとき、制作にかかわっていたスタッフが一生懸命取り組み、放送90周年を記念した番組にもかかわらず、「このドラマを制作した目的は何だったのか」「このドラマを通じて何を伝えたかったのか」ということを感じました。
 制作には多くの経費がかかっていると思いますが、この『精霊の守人』がどのような結果をもたらし、経営の面から、どのような評価をされているのか、お聞きしたいです。

(今井専務理事)
 「多くの経費を投じても、実際に番組を見ると、そこまでの費用をかけることもなかったのではないか」というご意見ですが、私たちは、番組の内容が質の高いものになるよう、放送法にある「豊かで、かつ、良い放送番組の放送を行うこと」という定めに沿って、できるだけよい番組を制作するよう努力しています。
 私たち経営陣は、執行部においても業務執行全体を担う立場にあり、具体的に一つ一つの番組の品質を高めていくには、「それぞれの放送現場で創意工夫し、番組制作の専門家集団の判断に委ねていくことが欠かせない」と考えて、番組の中身までは、みだりに関与することがないように努めています。
 ただし、ご意見の趣旨は、「もっと効率的に番組を制作するよう努力すべき」というご指摘だと思います。この点は、大変貴重なご意見をいただいたと考えておりますので、参考にさせていただきたいと思っています。
 『精霊の守人』は、新しいスーパーハイビジョンである4Kで制作された番組であり、2018年ごろに始まる4K・8Kの実用放送に向けて、生かしていきたいと思っています。

【会場参加者】
 全国で77%の方が受信料を支払っているとのことでしたが、全国の中でも収入が少ないと言われる鹿児島県でも多くの方が受信料を支払っていると聞いて、「鹿児島の人はすごい」と思いました。受信料を支払っている地域の人たちをないがしろにすることなく、番組制作に取り組んでいただくようお願いしたいと思います。
 また、若い世代のNHK離れが進んでいますが、「NHKが放送している非常に良質な番組を支えているのは、お父さんやお母さんが支払っている受信料」ということを大学生や高校生に対して、もっと周知すべきだと思います。

(石原委員長)
 受信料制度は、契約義務はありますが罰則はありません。罰則がない中で、77%の方にお支払いいただいているのは、かなり高い数字だと思います。しかし、支払っていない人が20数%いるということは、お支払いいただいている方から見れば、不公平だということは間違いありませんので、支払率を高める努力を続けなければなりません。
 また、若者のテレビ離れは、NHKの将来やテレビの将来を考えた場合、大変難しい課題だと認識しています。
 海外では、放送と通信の融合が進み、インターネットでテレビ番組を見られることが普通に行われていますが、日本のテレビでもインターネットでの同時配信に向けて、総務省で検討会を開催し、NHKでも試験的な提供を行うなど研究を進めているところです。
 「視聴者のみなさまと語る会」でも、「番組の内容が若者を意識しすぎているのではないか」というご意見をよく伺いますが、「若者が見たいと思う番組」と「年配の方が見たいと思う番組」は違う、ということもありますので、NHKでは、「若者が見たいと思う」番組も制作していかなければならないことをご理解いただきたいと思います。
 今後、インターネットでもテレビ番組が見られるようになったとき、今の若い世代の人たちが見たいと思うような、内容の豊かな番組を制作していく努力を重ねていくことが大事だと思っています。

 

 

第2のテーマ:放送について

【会場参加者】
 これまでの大河ドラマでは、武将など戦いに関連した歴史上の人物を取り上げてきましたが、これからは、命を救ったり、平和を愛する活動をしてきた人物を取り上げてほしいと思います。

【会場参加者】
 2018年度の大河ドラマが『西郷どん』に決まりましたが、その中で益満休之助を取り上げていただきたいと思います。

【会場参加者】
 9月に放送された『歴史秘話ヒストリア』で、秦の始皇帝の若き日を取り上げていましたが、当時の様子を再現するなど非常に詳しい内容でした。どのようにして、古い歴史を調べているのでしょうか。

【会場参加者】
 民放のニュース番組を見ていると、NHKでは取り上げなかったニュースが取り上げられていることがあります。NHKのニュース番組で取り上げる内容は、どのようにして選択されているのでしょうか。
 執行部から「何か配慮をしてくれ」ということはない、とは思いますが、NHKの番組を見ていると、現場の声が押し潰されているような感じを受けることがあります。

(荒木理事)
 大河ドラマに関するご指摘は、「新しい取り組みも必要ではないか」という貴重なご意見だと思いますので、参考にさせていただきたいと思います。
 また、『西郷どん』は、9月8日に企画内容や、原作、脚本等について発表されたところであり、今後、地元の鹿児島や鹿児島放送局との連携について検討していくとのことです。来年の夏ごろには、撮影がはじまるとのことですので、地元の皆さまにご協力いただき、番組を成功させていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
 『歴史秘話ヒストリア』についてのご質問ですが、番組は、それぞれの専門家が工夫をしながら制作しています。ご好評いただいているということであれば、お話しいただいたことを伝えていきたいと思います。

(清水局長)
 『西郷どん』の制作、放送を迎えるにあたり、鹿児島放送局としてどのような盛り上げ方ができるか、意見交換を行い、来年度の番組に反映していきたいと思っています。皆さまからさまざまな期待をいただいていますので、ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。

【会場参加者】
 NHKが大好きで、現会長が就任したとき、経済成長期に成長した会社の中で頑張られた人物ということで期待していましたが、その後の発言を聞いてから今まで、残念な気持ちを持っています。
 また、一部で「安倍チャンネル」などと言われていますが、首相が海外に行った際、出発時や現地での活動、到着時など、これまで以上に頻繁にニュースに出ているような印象を持っています。

(荒木理事)
 私は、『ニュース10』『ニュース7』の編集責任者を担当していました。
番組の中で取り上げるニュースについては、編集責任者がその日に起こった災害や事故などの出来事を見ながら、番組の時間の中での組み合わせを考え、その後、現場のディレクターや記者、編集担当者などが集まる編集会議で議論しながら番組の中で取り上げるニュースを決めています。
 このように、議論しながら作り上げていますので、外部から指示が入ることや、1人の人が特定の意図や指標を持って決めているようなことはありません。

【会場参加者】
 ニュースを読んでいるアナウンサーが、「思います」「させていただきます」ということばを使っていますが、公共放送として、日本のことばや文化を伝承する機関の1つとして、へりくだったことばを使わず、もっと自信を持って「です」「ます」と断定した言い方をしてほしいと思います。
 また、ことばの中に「お」と「ご」が頻繁に出てくることも、考えていただけないでしょうか。もっと、ことばの使い方を鍛錬してほしいと思います。

(司会)
 私も同じようなことを思うことが多々あり、若いアナンサーには、随分指摘もしていますが、ことばは、時代とともに少しずつ変わってくるものだと、感じることもあります。
 番組を見ていらっしゃる方、聴いていらっしゃる方が、不快感や違和感を持つようなことがないよう、徹底して指導していきたいと思っていますので、長い目で見ていただきたいと思います。
 また、よい話ができるアナウンサーがいたならば、ぜひ褒めてやっていただきたいと思います。よい番組や、よいアナウンサーを褒めることが、よい番組を増やすこと、よいアナウンサーを増やすことにつながりますので、よろしくお願いいたします。

【会場参加者】
 NHKの天気予報の画面で与論島までが映り、15,000人が住む喜界島が映っていないため、「自分たちの島が映ってないから、どこの天気予報を言っているかわからない」と子どもたちが言っていました。そこで、私が鹿児島放送局に電話をしたところ、しばらくして喜界島が映るようになり、「おかげで私たちの島が映りました」と言ってくれました。
 このように、そこに人が住んでいるということを考え、地域の振興や、子どもたちを育てるという観点でこれからも取り組んでいただくことを要望します。
 鹿児島県には、私たちが普段使っている電話が使えない人口10人ほどの集落もあります。こういうような所にも人々が住んでいるということを考えて、放送をいただきたいと思っています。

【会場参加者】
 国会で始まろうとしている憲法審査会について、私たちが理解できるように取り上げてほしいと思います。取り上げられなければ、憲法がどのように変えられるのかわかりません。もし、憲法9条2項をなくしてしまうと、憲法は命を失う、というような気がしており、そのような事態になれば、マスコミの責任も半分程度はある、と思っています
 マスメディアは、為政者の怠慢や行き過ぎなどに対して対抗する、非難する、批判するという立場にあるべきですが、現在のNHKは、そのような体制にはないように思います。
 『クローズアップ現代』や『ニュースウォッチ9』、民放でもキャスターの交代がありましたが、このような状況を「見ざる、言わざる、聞かざる」を押しつけられているような状況になっている、ように思っています。
 先ほど、「きちんとやっている」ということを言われましたが、本当にそのように思っているのであれば、少し勘違いされていると思います。
 「NHKは正しい」「NHKを信頼しておけば間違いない」と、長い間思ってきましたが、現在の会長が就任してから、変わってしまいました。このような状況をどうにかしなければなりません。そして、緊急事態条項の内容をNHKは分析、解説し、国民に知らせなければなりません。

【会場参加者】
 福岡や東京から放送されている番組にもよい番組がありますが、もっと、鹿児島の話題や催しについて聴けるよう、もっと鹿児島からの放送をお願いします。

【会場参加者】
 熊本地震の際、北九州や山口の震度が表示されていましたが、鹿児島県は北部の一部のみが表示されただけでした。九州で大きな災害が起こった場合は、九州全体を表示するべきだと思います。

【会場参加者】
 大河ドラマが決まり、2020年には国体が開催されますが、今後に向けた要望として、『ブラタモリ』で鹿児島市を中心に取り上げてほしいと思っています。
 熊本地震の前に『ブラタモリ』で取り上げた熊本城や水前寺公園、阿蘇の映像は、地震が起きる前の熊本城などを収めた貴重な映像だと思います。ぜひ、私たちの地元である鹿児島を取り上げてほしいと思います。

【会場参加者】
 最近、障害者を取り上げた番組が多くなったことは、すばらしいことだと思っています。
 Eテレで『ろうを生きる 難聴を生きる』という聴覚障害者を取り上げた番組を放送していますが、とても参考になる番組だと思っています。今後も、このような番組を続けてほしいと思います。

(荒木理事)
 NHKでは、震度を表示する際、いろいろなスケールで出せるようになっており、熊本地震の際には、熊本を中心にして細かく震度を出しました。
 熊本地震においても、原発については非常に関心事でもありましたので、ニュースで「川内原発は今のところ異常がありません」とお伝えしていましたが、震度の表示は出していませんでした。その後、ご要望を受けて、表示されるように対応し、その後は、川内原発付近まで入るようなスケールで表示しています。
 また、憲法審査会についてお話をいただきました。憲法の問題については、非常に関心も高く、政治的な争点にもなっていますので、きちんと皆さまにお伝えできるよう、取り組んでまいります。

(今井専務理事)
 『ブラタモリ』は、取り上げる街や地域について、かなりの時間をかけて全国各地を調査し、番組制作にあたっています。
 今後も引き続き、魅力のある街や地域を掘り下げ、番組制作にあたっていきたいと考えていますが、「鹿児島は、歴史にしても、地形にしても、『ブラタモリ』的には、大変魅力がある土地」と、番組担当者が申していましたので、地域的な偏りやタイミングなどを見計らいながら、取り上げられるような取材を引き続き継続していきたいと思っています。

(佐藤委員)
 私も大阪出身ということで、経営委員会において「地域の番組をもっと積極的に取り上げてほしい」ということを、申し上げている立場です。
 また、「地域の話題が全国に発信されることは、すばらしい」ことだと思っており、先日は、桜島のフェリーを取り上げた『ドキュメント72時間』が国際放送で放送されたと聞きました。このように、よい番組があれば、全国、国際的に広がるという大きなポテンシャルを持っているということがNHKの強さであるとともに、地域の放送局が地域の話題を発掘する力というものも、大変大事な役割とだと思っています。
 『歴史秘話ヒストリア』は、大阪放送局で制作していますが、大阪放送局の人にとって、この番組を制作していることが大きな誇りとなっているように、地域の話題を番組で取り上げ、放送できるということが、地域の放送局にとっての活力になっていると思っています。
 今回、鹿児島放送局が津波で浸水した場合に備えた報道拠点として設置された城山にあるサブステーションに行きましたが、このように、NHKでは、各放送局が災害に備えたバックアップシステムを整備しています。
 東京で大きな地震があり、放送センターが機能できない場合は、大阪でバックアップを行う体制がある、災害時にさまざまな角度から映像を流し続けることができるようにカメラを設置している等、目に見えないようなことでも、地域の「安全・安心」の拠点として、一生懸命取り組んでいるということを皆さまにお知らせしたいと思います。

(荒木理事)
 「視覚障害者の方が、字幕スーパーを見ることができない」というご指摘は、字幕スーパーを出した際、チャイムのような音によるお知らせがあってもお読みいただけない、ということだと思います。
 テレビの場合、例えばドラマや音楽の演奏中に音声を入れると、途切れてしまうという課題もありますが、インターネットやデータ放送の活用など、さまざまな方法も検討していきたいと思っています。

(司会)
 では、最後に、皆さまからご意見やご要望を伺いました経営委員から、感想を述べさせていただきたいと思います。

(石原委員長)
 いろいろなご意見を伺い、本当に勉強になりました。この「視聴者のみなさまと語る会」が役立つよう、いっそうの努力をしてまいりたいと思っています。
 「視聴者のみなさまと語る会」で毎回いただいている受信料に関するご意見やご要望については、NHKにとって最も重要な経営課題であるとともに、ご負担いただいている皆さまの不公平感を少しでも払拭するよう、努力していくことが必要だと思っています。
 また、若者のテレビ離れに関する問題については、若者がテレビよりインターネットを多く見ているという状況において、NHKや他のテレビ事業者が、どのように取り組んでいくのか、ということが重要な課題である、ということを改めて認識しました。
 お話を伺っていて、『西郷どん』に対する期待が大変大きいということを感じましたし、『ブラタモリ』で鹿児島が取り上げられることも楽しみにしていただきたいと思っています。
 視覚障害者についてのお話についても、非常に重要な課題だと思っています。障害のある方に向けた番組については、NHKも努力して取り組んでいますので、皆さまにもご覧いただきたいと思っています。
 やはり、NHKは、「公平・公正」であることが、信頼されるNHKの原点だということを改めて感じました。きょうは、どうもありがとうございました。

(佐藤委員)
 本日は、本当に貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
 厳しいご意見もいただきましたが、励ましのご意見もいただいたことで、鹿児島放送局にとっても、目標ができたと考えており、もっと元気のある放送局になるのではないか、と思っています。
 皆さまから受信料をお支払いいただくことは、大切なことですが、強制力によってお支払いいただくのではなく、よい番組をお届けすることで、皆さまが支払いたくなるようなNHKを目指して、執行部も努力しているところですので、それをしった激励しながら、経営委員としても努めてまいりたいと思います。
 皆さまには、NHKに対して、いろいろな疑念を持たれる部分もあろうかと思われますが、そのようなご意見も言っていただくことで、気がつかない部分や、わからなくなっている部分が見えてくることもあろうかと思いますので、引き続きご意見やご要望をいただきたいと思っています。
 どうぞこれからも、NHKを応援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

 

 

<視聴者のみなさまと語る会in鹿児島>参加者当日アンケート

※全表の単位はすべて人数

質問1:性別

男 性 女 性 未回答
19 21 1

質問2:年齢

20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代
0 3 5 7 11 13 2

質問3:今回のイベントを何でお知りになりましたか(複数回答)

放送(テレビ) 放送(ラジオ) ホームページ 新聞 知人 その他
20 1 8 13 2 1

質問4:今回のイベントに参加していかがでしたか

大変満足 満足 ふつう 不満 大変不満 未回答
10 18 3 3 1 6

質問5:一番印象に残ったコーナーはどこでしたか(複数回答)

経営重要事項 経営など全般 放送について 講演会 特になし 未回答
4 13 13 11 0 8

質問6:NHK経営委員会の仕事を知っていましたか

よく知っていた 知っていた 知らなかった その他 未回答
1 12 27 0 1

質問7:今回のイベントに参加して、NHK経営委員会の活動について理解が深まりましたか

理解が深まった 特に変わらない わからない その他 未回答
29 7 2 1 2

 

 

<アンケートに寄せられた主なご意見>

 

経営全般について

  • NHKのスポンサーは視聴者であり、もっと公平さ、透明さを重んじてほしい。
  • 鹿児島県の貧困率は高く、平均給与は経営委員の年間報酬よりも低いが、受信料を支払っている人は、多いのではないか。
  • テレビを持っていない一人暮らしの娘が、NHKの担当者から携帯電話を持っていることでしつこく受信料を支払うように言われ、怖がっていた。
  • 会長は大いに問題がある。NHKは臭いものに蓋をかぶせており、徹底した情報公開の姿勢が必要。民放の方がマスコミの使命を担っている。

 

放送について

  • 「国民の知る権利に資する」「国民の知識レベルや思想レベルの高揚を促す」「国政の進路を誤りのないものにするために働きかける」という、メディアの使命を完遂するために誠心誠意努力していただきたい。
  • 緊急事態条項など、戦前に逆もどりするのではないかと懸念されることもある。テレビ局世界一の力量を存分に発揮してほしい。
  • ニュースの中で昼も夜も同じ映像が使われていることがあるが、同じ映像ではつまらないので、もっと時間の流れに沿った映像を使ってほしい。
  • 緊急報道では、各地の状況がよくわかり、「さすがNHK」だと感じている。NHKの繁栄とスタッフの健闘を心より祈っている。
  • 報道の力の中心として、文化の伝承、ことばの伝承、美しいひびきを期待する。
  • 国民に依拠した放送を望む。
  • 平日の昼前の時間帯に九州全体で一体感を持てる番組を制作してほしい。
  • NHKのアナウンサーの技量をもっと高めてほしい。
  • 若い世代の言葉づかいが気になる中、NHKアナウンサーの話を聴くと安心する。これからも、特に若い世代の鏡であってほしい。
  • 私たち日本人がもっと外国の人々のために役立つきっかけになる番組を制作してほしい。
  • 2020年のオリンピック・パラリンピックの実施順を逆にしてほしい。
  • 鹿児島の話題や催しを伝える放送を増やしてほしい。
  • 夕方18時台の担当アナウンサーにもっと笑顔があってもよいのでは。
  • NHKには見応えがあり、奥深い番組が多くある。今後もすばらしい番組作りを、楽しみにしている。
  • 大河ドラマ『西郷どん』に期待している。
  • 地域に目を向けて、弱者にスポットをあてた放送をしてもらいたい。
  • 大河ドラマ『西郷どん』と共に、鹿児島を上手にPRしてほしい。
  • 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のような人物を取り上げ、心温まり、幸せな気持ちになる大河ドラマの制作を望む。

 

運営、その他について

  • 参加者が思ったことを言える雰囲気の中、司会進行が行われたことで、思っていたことを言うことができ、理解することができた。
  • 遠方からの参加だったので、駐車スペースがあるのに駐車できなかったのが少し残念だった。
  • 笑顔で話す委員の姿が素敵で、場がなごんだ。「このような女性になりたい」と思った。
  • イベントに参加できて大変嬉しかった。
  • 「視聴者のみなさまと語る会」はよい企画だと思う。放送のあり方、姿勢について理解することができた。
  • このイベントは、「視聴者から意見を聞いた」というアリバイ作りの意味合いが強いのではないか。
  • 初めて「視聴者のみなさまと語る会」に参加したが、視聴者から意見を言う機会があることは、とてもすばらしいことだと思った。
  • 新しい事に興味を持つことができ、いろいろと勉強になった。
  • 楽しいひとときを過ごすことができた。
  • 前回、鹿児島で開催した「視聴者のみなさまと語る会」にも参加したが、当時とあまり変わっていないように思った。
  • とても楽しむことができ、改めてNHKのファンになった。
  • 議論の深まりがなかった。
  • 参加者の中に番組をあまり視聴していない方が多くいることに驚いた。
  • もっと多くの人に「視聴者のみなさまと語る会」を知ってもらい、参加してもらいたいと思った。
  • 鹿児島放送局のアナウンサーや番組制作の担当者が議論に参加することで、もっと活発で意義のある会になるのではないか。
  • 毎年、「視聴者のみなさまと語る会」を開催してほしい。
  • 参加者の数が少なかった。100名程度の参加を望む。
  • 質問の中に「視聴者のみなさまと語る会」にそぐわないものがかなり多いように思った。
  • 質問する方は、発言や内容をしっかりまとめてから話をしてほしい。
  • 「視聴者の意見をどのように活用したのか」について紹介してほしい。
  • 参加者の意見の内容や方向はさまざまだが、要望や不満の“ガス抜き”の機会で終わらない会にしてほしい。
  • 大学で開催した会で出た意見を共有するなど、「視聴者のみなさまと語る会」を参加者の“視野の拡がる”機会にしてほしい。
  • 催しの案内には、最寄り駅から案内する地図を入れてほしかった。どの世代にも、立場の方にも配慮あるNHKであってほしい。
  • もっと若い人や障害者などの参加があってもよかったのではないか。