視聴者のみなさまと語る会一覧へ
平成28年度 第3回
視聴者のみなさまと語る会in長野
(平成28年5月21日(土))

 

<会 合 の 概 要>

 「経営委員会による受信者意見聴取」の平成28年度第3回は、長野放送局で実施し、「受信料」、「公共放送の役割」などNHKの経営全般に関すること、「NHKの全国放送や地域放送のあり方」など放送に関すること、の2つのテーマについて、公募による25名の視聴者から意見を聴取した。

 

<会 合 の 名 称>

「視聴者のみなさまと語る会」in長野

 

<会 合 日 時>

平成28年5月21日(土) 午後2時〜午後4時

 

<出  席  者>

〔参 加 者〕

視聴者の皆さま25名

〔経営委員〕

本 田 勝 彦  (委員長職務代行者)

 

中 島 尚 正  (委員)

 

長谷川 三千子  (委員)

〔執 行 部〕

坂 本 忠 宣  (理事)

 

安 齋 尚 志  (理事)

 

荻 原 久 俊  (長野放送局長)

〔 司 会 〕

山 本 哲 也   エグゼクティブ・アナウンサー

 

< 会    場 >

 長野放送局 エントランスロビー

 

< 開 催 項 目 >

 以下のとおり進行した。

 

1 開会あいさつ

2 経営委員による説明

  協会の基本方針、その他協会の運営に関する重要な事項について

3 意見の聴取

 (1) NHKの経営全般について

 (2) NHKの放送について

4 閉会あいさつ

 

 「視聴者のみなさまと語る会」終了後、制作局の屋敷 陽太郎チーフ・プロデューサーによる講演会「大河ドラマ『真田丸』制作の舞台裏」を開催した。

 

<概要・反響・評価>

  • 公募の結果、はがき、ホームページを通じて50名から参加の申し込みがあった。

  • 語る会には、25名が参加し、「受信料」「公共放送の役割」などNHKの経営全般に関すること、「NHKの全国放送や地域放送のあり方」など放送に関すること、の2つのテーマについて意見や提言を募った。

  • 参加者からは、「経営委員や会長選任のあり方」「公平公正な報道」「災害報道」「地方での公開番組やイベントの実施」「視聴者の意見を聴取する機会の拡充」など、多岐にわたる意見や提言が寄せられた。

  • 語る会終了後に行ったアンケートには、24名から回答があった。主なアンケートの結果は次のとおり

    <参加者の満足度>
     「大変満足」2名、「満足」7名、「普通」9名、「不満」2名、「大変不満」1名 (未記入3名)

    <経営委員会の仕事について>
     「今回のイベントに参加して、経営委員会の活動について理解が深まりましたか」との質問に対し、「経営委員会の活動について理解が深まった」との回答が10名からあった。


◆協会の基本方針・重要事項の説明

 (中島委員)

 はじめに、経営委員会の役割についてご説明させていただきます。
 経営委員会の役割は、放送法に明文化されており、NHKの経営の基本方針などの議決や、会長の選任、会長以下、NHK執行部の役員の職務の執行を監督することなど、NHKの経営に対して重い責任を負っています。
 こうした役割を担う経営委員会の委員は、衆議院、参議院の両議院の同意を得て、内閣総理大臣より任命されます。
 委員の選任にあたっては、教育、文化、科学、産業、その他の各分野、全国各地方が、公平に代表されることを考慮しなければならないと、放送法で定められています。
 経営委員の任期は3年です。再任されることもあります。委員の定数は12名ですが、この4月に文化庁長官に就任した前東京芸術大学学長の宮田亮平さんがご自身の申し出により退任しましたので、現在11名が経営委員を務めています。
 また、経営委員の中から監査委員が任命されることになっており、経営委員を含めた役員の職務の執行を監査する役目を担っています。現在、その監査委員は、上田委員、佐藤委員、森下委員の3名が務めています。
 経営委員がただいま申したような重責を果たすため、視聴者の皆さまのご意見を直接伺うということも、放送法に定められています。
 本日は、その機会として皆さまからNHKに対するご意見をお聞かせいただきますが、その前に、「経営委員が協会の基本方針や重要事項を説明すること」ということも放送法に定められていますので、平成27年度から29年度、3か年のNHK経営計画と平成28年度収支予算と事業計画について、簡単にご説明いたします。
 まず、平成27年度から29年度のNHK経営計画についてです。NHKでは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を見据え、NHKが今後進むべき大きな方向を、「NHKビジョン『信頼をより確かに、未来へつなぐ創造の力』」としてまとめました。
 世界から注目が集まる2020年に、最高水準の放送・サービスを視聴者の皆さまにお届けし、「より身近で信頼できるメディア」となることを目指します。そして2015年度からの3か年を、このビジョンの実現に向けた第一ステップと位置づけ、経営計画として5つの重点方針を掲げました。
 重点方針の1つ目は、「判断のよりどころとなる正確な報道、豊かで多彩なコンテンツを充実」です。これは公共放送NHKの根幹となる放送・サービスを視聴者の皆さまの幅広い期待やニーズに応えて、充実・強化していくものです。
 重点方針の2つ目は、「日本を世界に、積極的に発信」です。グローバル化が進む中、日本の政治、経済、社会、文化などの正確な情報を世界に届け、日本を正しく理解してもらうことは、公共放送のとても大切な役割であり、国際発信の強化に重点を置いて取り組みます。
 重点方針の3つ目は、「新たな可能性を開く放送・サービスを創造」です。パソコンやスマートフォンなど携帯端末でもNHKの情報や番組などに接していただくために、インターネットを活用したサービスを強化します。また、8Kスーパーハイビジョンについて、先導的な役割を果たしてまいります。
 重点方針の4つ目は、「受信料の公平負担の徹底に向け、最大限努力」です。「支払率80%」「衛星契約割合50%」の達成を目指し、受信料制度の理解促進活動に取り組むとともに、営業改革をいっそう推進し、過去最高の支払率の達成に努めます。
 最後の5つ目の重点方針は、「創造と効率を追求する、最適な組織に改革」です。放送・サービスの強化・充実を図るためには、創造と効率をともに追求する組織を目指す改革を進める必要があると考えており、関連団体を含めたNHKグループ全体の業務体制改革を推進してまいります。
 また、男性・女性を問わず、多様な働き方ができる職場改革に努めてまいります。
 3か年の収支計画については、受信料をはじめとする収入の増加を確保し、重点方針として取り組む放送サービスの強化、そして放送センターの建て替えや2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、将来の備えに充てるとともに、さらなる業務全体にわたる見直しを行い、経常経費を削減し、重点事項に充てていきます。以上が3か年経営計画の全体像です。
 今後、この経営計画を着実に実行することが何よりも重要であり、経営委員会は、執行部に力添えし、よりよい経営の実現に向けて努力を重ねてまいります。
 続いて、平成28年度の取り組みについて、簡単に触れさせていただきます。
 平成28年度は、3か年経営計画の2年目にあたり、経営計画の5つの重点方針に沿った事業運営を着実に実施してまいります。事業収入は、受信料収入の増加などにより、前年度予算に対して185億円の増収となる7,016億円を見込んでいます。事業支出は、番組の充実やスーパーハイビジョンの推進などに、事業収入の増収分を重点的に配分するとともに、人件費の削減をはじめ、事業運営のいっそうの効率化を推進することにより、前年度予算に対して167億円増となる6,936億円としています。
 以上により、事業収支差金は80億円となり、全額を東京・渋谷の放送センターの建て替えなどに備えるために、建設積立資産に組み入れます。また、放送センターの建て替えについては、現有地での建て替えが決まっていますが、建設積立資産の積み立ての考え方については、放送センターの建て替え計画が具体化した時点で見直すこととしています。
 経営委員会としては、平成28年度予算の執行にあたり、コンプライアンス意識の徹底と受信料の重みを改めて自覚し、コスト削減や効率的な事業運営を心がけること、新放送センターの建て替え計画が具体化した時点で、収支を見直し、直近の予算・事業計画に反映させて、遅滞なく経営委員会に報告するよう執行部に求めています。
 ただいまご説明いたしました3か年経営計画および28年度収支予算、事業計画を着実に実行するためにも、視聴者の皆さまからいただくご意見やご要望は、大変貴重なものと考えています。
 本日、長野放送局にお集まりの皆さまから頂戴するご意見、ご要望は、私ども経営委員全員はもちろん、執行部とも共有し、今後のNHKの経営に反映させてまいる所存です。本日は、よろしくお願いいたします。

 

 

《視聴者のみなさまからのご意見とNHK側からの回答》

 

第1のテーマ:NHKの経営全般について

(司会)
 それではまず、最初のテーマ「『受信料』『公共放送の役割』などNHKの経営全般に関すること」について、ご意見を伺いたいと思います。

【会場参加者】
 会長や経営委員を国民、視聴者による選挙によって選ぶことができるよう、放送法を改正してほしいと思います。
 NHKは国営放送ではなく公共放送であり、スポンサーは私たち視聴者です。スポンサーである視聴者とNHKの価値観が違うものにならないようにするために、経営委員を内閣総理大臣が任命するのではなく、スポンサーである私たちに選ばせていただきたい、と考えます。

【会場参加者】
 熊本地震についての会長発言が問題となり、新聞の社説に「放送法上、会長を選ぶ権限は、経営委員会が持つ。経営委員は、ふさわしい人が次の会長に選ばれるよう環境を整えてもらいたい」と書かれていたが、同じように思っている人が多数だと思っています。経営委員会には英断をお願いしたいと思います。
 2点目の要望です。以前は、NHKの代表に電話をすると対応者と対話することができたが、現在は、NHKのコールセンターに電話をしても「聞き置きます」「責任者に伝えます」という対応で、回答が戻ってきていません。要望を伝えても、対話ができず、回答も返ってこないという状況を改善していただきたいと思います。
 3点目の要望です。きょう、はじめて「視聴者のみなさまと語る会」に参加しましたが、以前、NHKの不祥事が続発した際は、県内各地でNHKが視聴者の意見を聞く会を開催していたように記憶しています。今回のような大きな会でなくてもよいので、少なくとも毎年1回は、視聴者の率直な意見を聞く会を県内で開催していただきたいと思います。

【会場参加者】
 「報道機関がどういう姿勢をとるのか」ということは、大変重要な課題であり、視聴者から預かった貴重な受信料で成り立つNHKは、政府ではなく、視聴者がスポンサーであるということを意識して、国民に真実を知らせることが大事だと思います。
 また、「言論、思想、出版の自由」ということが、国民の命を守るためにいかに大切か、ということを肝に銘じて、職務にあたっていただきたいと思います。

(本田代行)
 経営委員の選任について、私たち経営委員が申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、放送法に「委員は両議院の同意を得て」と定められているのは、視聴者、国民全体の意見を反映させるために定められているものだと考えています。
 また、会長の任命は、経営委員会にとって重要な職務であり、公共放送NHKのトップという重要なポストの選任にあたっては、準備を深めながら、いろいろな角度から慎重に進めてまいりたいと考えています。

(坂本理事)
 現在、コールセンターでは、受信料に関することと、番組のご意見を伺うことの2つのルートを設けて、ご意見やお問い合わせを伺っていますが、いただいたご意見やお問い合わせについて、毎日のデータを積み上げ、私たちのところにも届くようになっています。
 番組の内容、ニュースやさまざまな課題などあらゆるテーマについてご意見が上がってきていますが、至急対応しなくてはならない場合は、直ちに対応するとともに、対応事例についてホームページに掲載しています。
 また、全国放送に関することについても、お近くの放送局にお問い合わせいただければ対応させていただきますので、さまざまなルートをご活用いただきたいと思っています。
 いただいたご指摘については、視聴者の皆さまが不快な思いをされないよう、引き続き注意して取り組んでまいりたいと思っています。

(荻原局長)
 長野放送局としても、さまざまな形で視聴者の皆さまのご意見をお伺いしていかなければならないと考えており、今後、どのような対応ができるのかどうか、検討させていただきたいと思います。
 長野放送局では、これまでも視聴者の皆さまのご意見、ご要望を電話やメールで受け、場合によっては担当者が話をさせていただくこともあります。ぜひ、ご遠慮なくご意見やご要望などをご連絡いただきたいと思います。

(中島委員)
 経営委員が個別の番組の編集にかかわることは、放送法で禁じられていますが、NHKには、「放送番組審議会」という有識者が放送番組について意見交換を行う場があり、議事録が公開されています。
 公平であることとは、「右と左の真ん中をとる」という単純なことではないことと理解していますが、審議会の議事録を読むと、「NHKとしての見解をもう少しわかりやすく伝えていくこと」が求められているのではないか、という気がします。

(長谷川委員)
 「真実を知らせることが大事」というご意見は、非常に大事なことであり、真実に基づく放送を行うためには、番組を制作する人たちが高い知性と「本当にこれが真実なのか」という意識を常に持って、正しい報道を行うことを心がけていくことが必要だと考えています。
 また、コールセンターについてのご意見をいただきましたが、私も経営委員になる前にNHKのコールセンターに電話をしたことがあり、「感じのよい対応はしてくれるけれども、この話がどこまで通じているのか」と不安な気持ちを持っていました。
 しかしながら、実際に経営委員になってみると、皆さまから寄せられたご意見やご要望を月ごとにまとめたものが経営委員会に報告されており、私たち経営委員も「どのような対応ができたのか」ということをチェックするようにしています。私たちもしっかりと受け止めておりますので、今後も皆さまのご意見やご要望をコールセンターにご連絡いただきたいと思います。

(安齋理事)
 番組制作の現場に在籍していた際、コールセンターにご意見をいただいた方と直接、電話にてご説明させていただいたことがありますが、お話しさせていただく中で、説明に納得いただけることもあれば、私たちが初めて気付くこともありました。
 ご指摘は、このような現場とのやりとりが少なくなった、とのご指摘だと思いますが、コールセンターにいただいたご意見は、番組担当者が毎日見られるようになっており、担当者が実際に確認し、対応するようになっていますので、ぜひ、これからもご意見をお寄せいただきたいと思います。
 また、熊本地震に関して、会長が「公式発表をベースに伝えてほしい」と発言したと報道されていますが、「公式発表だけを伝えてほしい」という趣旨ではなく、「事実に基づいて数字や事実を調べ、さらに自分たちで独自取材を行い、有識者の意見も聞く中で、正確な情報を伝えてほしい」という意味だと受け止めており、ことばの一部が拡大解釈され、私たちの受け止めとは異なった伝わり方をしているのではないか、と考えています。

【会場参加者】
 土曜日や日曜、祝日に放送された番組について尋ねたい場合、休み明けに電話をしても、過ぎてしまった話として対応されてしまいますので、土曜日や日曜、祝日でも放送現場の担当者に対応してほしいと思います。
 また、新聞などに「NHKに対する政府の干渉が強まっている傾向がある」と報じられています。頼もしく思っていたキャスターの方が降板されましたが、干渉されたことによる降板だったとすれば非常に残念なことであり、NHKは、国から言われることに屈することなく、公共放送という立場で、きぜんとした対応を示してほしいと思っています。

【会場参加者】
 「日本の報道の自由度が72位」という報道がありましたが、この報道は、「マスコミが自由に記事を書ける状況にはなっていない」ということだと思います。この報道について、どのように思われているのでしょうか。

(坂本理事)
 コールセンターには、全国各地から1年間に400万件を超えるご意見、ご要望や問い合わせが来ており、その内訳は、受信料に関係することが約210万件、放送関係が約130万件、その他テレビの受信相談などとなっています。
 また、NHKおよび放送番組についてのご意見やお問い合わせは、年中無休で午前9時から午後10時まで受け付けており、営業関係については、東京、大阪、福岡、仙台にあるコールセンターで午前9時から午後8時まで受け付けておりますので、ご活用いただきたいと思っています。
 また、地域の放送局やメールなどあらゆるチャンネルで皆さまの声を受け付けておりますので、あわせてご活用いただきたいと思います。

(荻原局長)
 「休日明けまで待てない」というお話がありましたが、土曜日や日曜、祝日については、コールセンターで皆さまの声をお伺いする体制となっておりますので、ぜひご理解いただきたいと思います。

(本田代行)
 放送とは、放送法に規定されているように「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること」を目的にしており、そのような放送を行うために、NHKは、視聴者、国民の皆さまからの受信料によって支えられ、財源的にも自立しているということだと思っています。
 また、NHKには、放送法によって与えられた自らの使命を自覚し、何人にも干渉されず、「公平・公正」「自主・自律」の原則のもとで、視聴者・国民のみなさまの安全・安心を守る情報を伝え、多様なニュースや番組を提供し続けていくことが求められており、NHKの現場でも努力を重ねているものと考えています。
 経営委員会としても、NHKが今後も公共放送として放送法や番組基準を遵守し、公共放送の使命を果たし、ご批判を受けることがないよう、さらに努力してまいりたいと思います。

(安齋理事)
 私たちは、「表現の自由」を最も大切だと考えており、事実に基づいた報道、放送を行うことに力を尽くしてきたつもりですが、もし、皆さまに不安を与えてしまっているとすれば、私たちの説明がまだ足りておらず、十分な透明性が確保できていないということがあるのかもしれません。
 例えば、番組キャスターの変更は、「キャスター委員会」という、来年度のキャスターについて議論する場で正式に決めた結果だということが、皆さまに十分に伝わっていなかったということかもしれませんので、今後は、もっとご理解いただけるよう、お伝えしていきたいと思っています。

(坂本理事)
 NHKは、憲法で保障された「表現の自由」を最も大事なことだと考えており、視聴者の皆さまに支持していただけるよう、取材した事実に基づき、萎縮することなく放送していかなければならないと思っています。
 また、放送の「自主・自律」を堅持することが、信頼される公共放送の生命線であることを認識しながら日々の業務にあたっているということをご理解いただきたいと思います。

 

 

第2のテーマ:放送について

(司会)
 ここまでは、受信料など経営全般に関するご意見を伺いましたが、続いては、もう一つのテーマであります、「『NHKの全国放送』や『地域放送のあり方』など放送に関すること」についてお伺います。

【会場参加者】
 まず、報道に関して申し上げます。大きな災害が発生した際など、専門的な事象について解説委員やデスクが解説をしていますが、時に不適切で間違っていると思われる解説やコメントがありますので、科学的に難しい事象は、専門家が適切な説明をするべきだと思います。
 2点目は、公共放送についてです。イギリスの公共放送BBCは、政府を厳しく批判した報道を行うことが国民の信頼を得ている理由の一つだと思います。一方、NHKには、政府に対して報道する際に何となく自主的に規制しているように思われます。NHKの上層部は、自主規制の雰囲気にならないように導くべきではないでしょうか。
 3点目は、長野放送局についてです。以前、長野放送局に電話で番組についての意見を伝えた際、長野放送局の担当者に人格を傷つけられるような対応をされ、後日、謝罪の電話を受けたことがありました。これまでも長野放送局の番組に「何て目線が高いのだろう」という違和感を持っていましたが、長野放送局に構造的な問題があるのではないでしょうか。

【会場参加者】
 災害が発生した際、すべての放送局で終日、災害について報道していますが、Eテレだけでも通常の番組を放送してほしいと思います。
 被災された方の中にも、自分たちのつらい状況を伝える番組だけではなく、リラックスできる番組を望んでいる方がいらっしゃるかもしれません。

(坂本理事)
 「命と暮らしを守る」ことは、公共放送NHKにとって、最も重要な使命のひとつであり、防災・減災報道に全力で取り組むことが重要です。
 東日本大震災の際、NHKのヘリが早く飛び立ち、津波の映像を捉えたことが事態の深刻さを世界に伝えることになりましたが、このような「命と暮らしを守る」報道を最優先に取り組んでまいります。
 また、NHKは、災害対策基本法で報道機関として唯一、指定公共機関に定められており、大規模な災害が起きたときは、被災者の生命と財産を守るため、防災情報を正確・迅速に伝える責務を負っていることをご理解いただきたいと思います。
 発災時の対応についてですが、先日の熊本地震の際は、総合テレビ、Eテレ、BS1、BSプレミアム、ラジオ第1放送、FM放送、ラジオ第2放送の順に緊急の災害報道に切り替えましたが、深夜1時ごろにEテレとBSプレミアム、翌日の朝以降は、総合テレビとラジオ第1放送を除く放送を通常の放送に戻しており、「災害報道ばかりではないか」ということではないことをご理解いただきたいと思います。
 また、事前にいただいたアンケートにおいて、「災害時に『ヘリコプターが救助の邪魔になっている』『避難所での撮影は迷惑』と聞くが、NHKにおいて、どのように対応しているのか」というご質問がありましたので、被災地での取材についてご説明させていただきます。
 NHKでは、上空から撮影する際は、救助ヘリに救助を求める声を妨げることがないよう、他の報道機関よりも高いところから撮影することを心がけ、救助に悪影響を及ぼさないよう、絶えず本部と現場で連携をとりながら対応しています。また、避難所などの撮影についても、事前にご説明するなど、十分、被災地の方に配慮しながら対応しています。
 報道に関わる者として、事実を追及する姿勢を持ち続けることが何よりも大事だと思っています。また、さまざまな意見があるテーマについては、さまざまな意見を伝えるとともに、情報伝達のスピードが速まる中、1人だけで判断せず、さまざまな方の知見も生かしながら、視聴者に事実を伝えていくことを心掛けています。
 また、ニュースや番組には、学識経験者や専門家の方にも出演いただいており、NHKスペシャルなどでは、さまざまな専門家の方のデータを駆使し、多角的な視点でお伝えするように努めています。日々の取材を重ね、ご批判を受けることがないよう、自己研さんを積むことが何よりも必要だと思っています。

【会場参加者】
 専門家ではない者や適切ではない専門家が解説を行い、誤った知見や報道が行われたことにより、東日本大震災後の風評被害をもたらしたと考えています。熊本地震における報道でも同じてつを踏んでいるということを認識していただきたいと思います。

(安齋理事)
 ご指摘については、具体的に事実を確認しておりませんので、この場で決着がつくお話ではないと思います。
 また、熊本地震の報道においても誤った情報を出したという認識はしておりません。

(荻原局長)
 長野放送局の担当者が対応した際、ご不快に思われた点があったことについて、改めておわび申し上げます。
 事実を正確に伝えていくという姿勢を基本に、視聴者の皆さまからいただくご意見を真摯に承り、今後の放送に生かしていきたいと考えています。

【会場参加者】
 『小さな旅』や『さわやか自然百景』を視聴していますが、声が小さくて、聞き取りにくい場合があります。
 そして、山や花の名前、地名などの画面表示がすぐに消えてしまうので、もう少し長めに表示していただきたいと思います。
 また、番組の中で、生年月日を伝える際など、西暦を使うことが多く、年号で言うことがないように思います。ふだんの生活では、年号を用いているのに、番組において西暦を用いられると冷たく感じてしまい、興味が湧かなくなってしまいますので、年号を用いて放送してほしいと思います。
 最後に、『日曜討論』についての要望です。毎週『日曜討論』で討論していても生活はよくならず、政党の宣伝のように思えてしまいます。討論の中に視聴者の代表が参加するなど、やり方を変えてもらいたいと思います。

【会場参加者】
 3点質問させていただきます。
 私は、難聴地区に住んでおり、ラジオのAM放送が全く入りません。それで「放送が万遍なく行き渡っている」と思っているのでしょうか。
 例えば、全国の難聴地区に向けて、放送を聴くことができる周波数を示した冊子を作成し、配付するような対応を行うべきではないでしょうか。
 2点目は、大河ドラマ『真田丸』オープニングの表示で、役名が小さく、出演者を表示する文字が大きすぎます。私は、「どういう役や職務があるのか」を見ており、「きょうはどういう役者が出るのか」という考え方は、大河ドラマの本筋に反しているように思えます。
 3点目は、ラジオでの臨時ニュースについてです。先日、ラジオを聴いていたら、放送を中断して、鹿児島の臨時ニュースを伝えていたことがありました。テレビの場合、放送を中断することなく字幕で対応できますが。長野のラジオを中断してまで鹿児島で発生したニュースを伝える必要があるのでしょうか。

(荻原局長)
 長野県では、山岳地域も多く、AM放送が難聴となる地域がありますが、2年前にAM放送が難聴となる地域については、FM放送で補完するということが可能となり、長野放送局では、木曽地域での対応に向けて準備を進めているところです。このように一つ一つ課題をクリアしながら、あまねくラジオ放送をリスナーの皆さまにお伝えできるよう、努力していきたいと考えています。

(坂本理事)
 「災害時にAMラジオを聴くことができない」など全国的な課題となっているラジオの難聴地域の解消に向けて、FM補完放送の取り組みを着実に進めていきたいと考えています。
 また、ラジオでは、インターネットを通して、ラジオ番組を提供する「らじる★らじる」というサービスを提供しています。
 「らじる★らじる」は、非常に便利なツールとして普及しつつありますが、全国放送だけではなくて、地域の拠点ごとの放送を自分で選ぶことができます。ぜひ、放送とあわせてインターネットも活用し、多彩な放送をお楽しみいただきたいと思っています。

【会場参加者】
 イギリスBBCでは、無料で視聴できるという動画配信システムがあり、私もイギリスに出張した際に利用しましたが、非常に便利で、「見たい」という欲望が出てきます。
 一方、「NHKオンデマンド」は、ほとんどが有料で提供されているので、利用するには、どうしても二の足を踏んでしまいます。ぜひ、「NHKオンデマンド」の無料化、または、受信料を支払っている人は、無料で見られるような仕組みを作ってほしいと思います。
 最近放送された『覆面リサーチ ボス潜入』という番組は、海外の番組の日本版とのことですが、会社の経営に役立つことが多く、勉強になりました。
 フォーマットを海外から買ってくることに抵抗もあったと思いますが、日本で放送されていない番組を紹介することはよいことであり、大人の教養番組として、かなり質が高い番組だと考えています。この番組のように、アジアのリーダーとして日本が育つための知識をNHKの番組から学べるような番組を制作してほしいと思います。
 先日、東京にある放送博物館がリニューアルされたということで、行ってきましたが、非常によい施設だと思いました。このように放送の歴史を紹介する博物館は世界にも少ないと思いますが、長野からではなかなか行くことができない人もいます。また、若者のテレビ離れを防ぐためにも、一定期間、地方を巡り、放送技術や放送の成り立ち、放送の意味について説明をするような取り組みを積極的に行ってほしいと思います。
 また、FM補完放送は、現在、一部の難聴地域だけで提供されていますが、車で移動していると、AM放送が聴けない場所がたくさんあります。そのような場合、「らじる★らじる」で聴いていますが、パケット料金が気になります。もっといろいろな場所でFM補完放送が聴けるよう取り組んでいただきたいと思います。

【会場参加者】
 現在、長野放送局で『ゆる〜り信州』というラジオ番組を放送していますが、1時間では少しもの足りなく感じています。そこで、その前に放送されている『ごごラジ!』を短縮し、午後4時から2時間、『ゆる〜り信州』を楽しめるようにしてもらいたいと思います。
 また、受信料を支払っている全国の視聴者の方のために、もっと地方で公開番組を展開してほしいと思います。例えば、スタジオパークの休館日に『スタジオパークからこんにちは』を地方で行ったり、『きらめき歌謡ライブ』のような音楽番組を地方で観覧できるようにしていただきたいと思います。

(坂本理事)
 「NHKオンデマンド」に関するご指摘は、私たちも同じ問題意識を持っています。法的な課題もあり、BBCのように無料で提供するような状況が国内では整っていませんので、オンデマンドサービスをステップアップする際の検討課題として、これから取り組むべきことだと考えています。
 今、日本国内で有料動画配信サービスが広まっていますが、見逃しサービスを無料化する一方、NHKの資産である優良なコンテンツは大事にするなど、どのようにして提供するサービスのバランスを取っていくかということが、今後の課題だと認識しています。
 現在、私たちが力を入れている国際放送についてお話しさせていただきたいと思います。NHKでは、日本の情報を世界に発信するため、英語によるテレビ国際放送「NHKワールドTV」を強化しており、世界150の国の約2億9,000万世帯をカバーができるようになりました。また、海外のホテルなどで視聴いただけるよう、受信環境の整備に取り組んでいます。
 一方、海外から日本に来られる観光客の方から「国内でも視聴したい」という声が非常に増えています。この「NHKワールドTV」は、インターネットから無料で視聴することができますので、国内からのアクセスも広げながら、日本の地域の魅力を発信していきたいと考えています。
 「NHKワールドTV」では、長野県について年間30本近く取り上げており、最近では、『八ヶ岳の雪山を楽しむ』という番組を4月初めに放送したほか、『諏訪』という番組を放送しました。今後、『穂高岳〜日本近代登山の源流を訪ねて〜』『北陸新幹線の経済効果を探る』『和室の醍醐味〜欄間〜』などの番組で長野県を取り上げてまいりますが、このような形で地域の番組を海外に発信することで、海外の視聴者とも向き合う取り組みを行っています。
 また、公開番組ではありませんが、8Kスーパーハイビジョンの受信機が8月から長野放送局にも設置されます。リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックもお楽しみいただけますので、ぜひ、体験いただきたいと思います。

(安齋理事)
 地方での公開放送については、「ラジオ深夜便のつどい」など全国各地で開催していますが、今後、どのような番組で展開できるのかどうか検討していきたいと思います。
 評価いただきました『覆面リサーチ ボス潜入』は、海外の番組の形式を購入する「フォーマット販売」によって制作した番組であり、これからも世界で評価されている番組の手法を積極的に取り入れていきたいと考えています。
 一方、欧米では、既に人気番組の半分が「フォーマット販売」による番組となっていますが、NHKでは全体のバランスを考えながら取り入れていくとともに、『ドキュメント72時間』のようにNHKの番組を「フォーマット販売」として世界に出していく取り組みも行っています。
 また、「声が小さくて、聞き取りにくい」というご指摘については、現場と話をしてまいりたいと思います。
 「自主規制をしているのではないか」というご指摘がありましたが、そのようなことがないよう、風通しのよい雰囲気を作っていくように努めています。

(荻原局長)
 『ゆる〜り信州』をご視聴いただき、本当にありがとうございます。
 昨年度から、ふだんからラジオに親しんでいただき、いざというときにラジオをつけていただくために、16時55分から18時までの65分にわたる生番組『ゆる〜り信州』をラジオ第1放送で放送しています。
 放送時間を拡大することは、難しいと思っていますが、ことし2年目を迎える番組の定着を図り、より多くの方に聴いていただきたいと考えています。
 また、公開放送については、ラジオ第1放送の『旅ラジ!』という番組をことし4月11日から長野県内4カ所で放送しました。また、6月18日には、高山村で「ラジオ深夜便のつどい」を開催する予定で、現在、参加者を募集しているところです。

【会場参加者】
 長野県は非常に広い県であり、もっと長野放送局独自の番組があってもよいのではないかと思います。また、全国放送などで長野県が取り上げられる場合は、放送日や放送時間などを十分に告知してほしいと思います。
 また、きょうの「視聴者のみなさまと語る会」よりも小さな規模でよいので、このような視聴者の意見を聴く会をもっと開催していただきたいと思います。
 番組の出演者がアナウンサーではなくタレントなど外部の方に頼りすぎているように感じており、私たちの受信料が無駄に使われているように思えてしまいます。もっと経費節減を考えて、番組出演者などを検討していただくようにお願いします。

【会場参加者】
 7月に参議院議員選挙が予定されていますが、前回の参院選のときに総合テレビで放送された『党首に問う』の各党党首の発言時間を計ってみたところ、政党ごとに差がありました。『党首に問う』という全国放送において、選挙のスタートラインに立ったその時点で、ハンデをつけるのはいかがなものでしょうか。
 また、番組の中で間違いが多すぎるように思います。例えば、上伊那にある深妙寺は、「じんみょうじ」と読むべきところ「しんみょうじ」とラジオで言っていたので、NHKに電話をして指摘したことがありました。
 『生活笑百科』を視聴していると、台本を見ながら話しているのが映っていることがあり、興ざめしてしまいました。台本があるのは仕方がないことですが、台本をめくるところが映らないように注意してほしいと思います。
 気象情報を伝える際、北から伝える番組と南から伝える番組がありますが、北半球の天気は、西から東に移るので、西の方の天気から伝えるべきではないでしょうか。コールセンターに電話して、要望を伝えても、返答もなく、改善もされていませんので、この場で申し上げさせていただきます。

【会場参加者】
 「国会の周辺で行われた抗議デモをニュースで取り上げないのは、NHKが政権の御用放送だから」ということを聞いたことがあります。「真実を報道する」と言われていますが、放送に政府や権力者からの圧力がかかっているように思われますので、そのようなことがないようにしていただきたいと思います。
 総務大臣による「電波停止」発言や、議員による「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」という発言など政治的な圧力がある中、報道や番組が委縮してきているように思っています。

(長谷川委員)
 経営委員としてNHKの内側を見てきましたが、政治家が圧力をかけるということがないことを実感しています。
 もし、圧力がかかるようなことがあれば、委縮することがないように監督するのが経営委員の務めだと思っています。

(司会)
 本日は、さまざまなご意見をいただき、ありがとうございました。
 それでは、この「視聴者のみなさまと語る会」の最後に、経営委員から感想を述べさせていただきます。

(本田代行)
 本日は、大変貴重なご意見やご要望をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。
 経営委員として、視聴者の皆さまとの結びつきをよりいっそう強め、ご意見やご要望を適切に事業運営に反映させていくこと、そして、地域の視点に立った事業運営が大変重要であることを改めて認識しました。
 きょう、皆さまから頂戴しましたご意見やご要望は、私たち3人の経営委員に限らず、経営委員全員と共有し、執行部とも協力しながら、今後のNHKの経営に反映させてまいります。

(中島委員)
 きたんのないお話を伺うことができ、大変有意義な会になったと思います。
 本日、「もっと地方に視点を置いて、地域放送を充実させてほしい」というご意見を多くいただきました。私たちは日頃、「既成概念にとらわれない創造的な活動」を求めていますが、地方にはその価値がまだ認識されていないようなものも多々あると思いますので、引き続き努力していきたいと思います。
 また、NHKがそれなりに努力していても、視聴者の皆さまに的確に伝わっていない面も多々あるようです。
 例えば、「ヘリコプターの取材は、大変高いところから高解像度のカメラで撮影している」という趣旨の話がありましたが、もう少し視聴者に説明していくべきではないかと思いました。このように、せっかくNHKのスタッフたちが努力していても、皆さまには、必ずしも十分に伝わってない面があるように感じ、今後、改めていく必要があると思います。本日は、ありがとうございました。

(長谷川委員)
 経営委員会で審議している難視聴地域解消に向けたアンテナ設置について、これまであまり切実に捉えることができませんでしたが、きょうの会で難聴の区域からいらした方のお話を直接お伺いしたことで、難視聴区域解消のためにアンテナを設置することがNHKにとって非常に大事な対応であることを認識することができました。
 今後は、問題を認識して経営委員会での審議に臨んでまいりたいと思います。本日は、ありがとうございました。

 

 

 

<視聴者のみなさまと語る会in長野>参加者当日アンケート

※全表の単位はすべて人数

質問1:性別

男 性 女 性 未回答
13 9 2

質問2:年齢

20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代
0 1 1 5 6 9 2

質問3:今回のイベントを何でお知りになりましたか(複数回答)

放送(テレビ) 放送(ラジオ) ホームページ 新聞 知人 その他
14 3 5 1 2 1

質問4:今回のイベントに参加していかがでしたか

大変満足 満足 ふつう 不満 大変不満 未回答
2 7 9 2 1 3

質問5:一番印象に残ったコーナーはどこでしたか(複数回答)

経営重要事項 経営など全般 放送について 講演会 特になし 未回答
1 3 9 6 3 5

質問6:NHK経営委員会の仕事を知っていましたか

よく知っていた 知っていた 知らなかった その他
2 6 15 1

質問7:今回のイベントに参加して、NHK経営委員会の活動について理解が深まりましたか

理解が深まった 特に変わらない わからない その他
10 10 3 1

 

 

<アンケートに寄せられた主なご意見>

 

経営全般について

  • 経営委員は、毅然とした姿勢で対応してもらいたい。
  • NHKオンデマンドの無料化を希望している
  • 「命とくらしを守る」と言っているが、高齢者や子育て中の人など受信料を支払うことが厳しい人のことをどのように考えているのか。
  • 以前、重複して受信料を支払っていたことがあった。受信料の適正な 徴収を徹底してほしい。

 

放送について

  • 災害時に、終日、災害報道となってしまうのは、どうにかならないのか。自信をもって答えていたが、「誰のための放送か」を考えてほしい。
  • ニュースの特集部分の時間を短縮してほしい。自己規制をカモフラージュしているように感じる。
  • 政権の広報となり、後に悔やむ過去の歴史を繰り返さないでほしい。
  • 真実性にのっとり、「歴史の検証に対して耐えるものかどうか」を視点にして放送してほしい。
  • NHKの番組は民放よりもおもしろい。これからもよい番組を制作してほしい。
  • 家族に聴覚障害者がいるため、手話に関する番組も多いことに助かっている。また、もっと字幕に対応した番組を増やしてほしい。
  • 地域番組をもっと増やしてほしい。
  • 朝7時30分から8時30分までのラジオ第1放送の番組について、東京で制作した番組ではなく、長野放送局で制作した番組にしてほしい。
  • 県内にある製造業が持つ技術を紹介する地域番組を制作してほしい。

 

運営、その他について

  • 初めて参加したが、貴重で有意義な時間に感謝している。
  • 視聴者と経営陣が顔を合わせる機会は大切であり、今後の放送や経営に生かしてほしい。
  • 長年、NHKニュースで1日がはじまる生活をしている。きょうのような場に、ニュースキャスターも同席してほしい。
  • 考えが甘いと思う発言があった。このような捉え方だから、NHKの体質は、政府の広報になってしまう。
  • 意見聴取の時間が短すぎる。全員に発言の機会ができるよう、回数・時間を増やし、心地よくない意見も聞いてほしい。
  • 質問と回答を聞いて、「NHKは自由すぎてダメ」だとわかった。
  • 政府の圧力(しないでしょうけど)も必要だと感じている。
  • NHKは努力していないように思った。
  • 自分の知らなかった事がたくさんあり、楽しい時間がすごせたことに感謝。これからもこのような会を開催してほしい。
  • 「視聴者のみなさまと語る会」を毎年開催してほしい。
  • 本日の会場では狭すぎるので、もっと広い会場で開催し、会議用の机といすを用意してほしい。
  • 遠くから来ている参加者を考え、開始時間をもっと早くしてほしい。
  • テレビ画面を使った説明があったのは、有り難かった。
  • 事前アンケートには、本日の発言以外にも、意見や質問が数多くあった。発言以外の意見にも目を通し、必要なものについては対応してほしい。
  • 参加人数をもっと少なくして、質問を事前に提出する方法にしてほしい。
  • 白熱した議論が大変楽しかった。議論を聞いていて「何だかんだNHKは愛されている」と感じた。
  • 視聴者の意見や要望を、できる限り実行できるように心がけてほしい。
  • 「スポンサーである視聴者の投票によって経営委員を決めるべき」と主張したが、一顧だにしてもらえなかった。これでは議論にならない。
  • NHKのアナウンサーが他局に比べて軽装なように感じるが、スタジオの冷房が強すぎるのではないか。節電に努めてほしい。
  • コールセンターでは回答してもらえないので、以前の様に番組担当者と視聴者が話せるようにしてほしい。
  • 「ホームページをご覧ください」という案内があるが、パソコンがない世帯もある。別の方法も案内してほしい。