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メディアリテラシーってなに?
'07/06/16 放送


みんなは「メディアリテラシー」ってきいたことがあるかな?

「メディア」というのはテレビや新聞、インターネットなどのこと。「リテラシー」は読みとる力。
つまり、「メディアリテラシー」とは、テレビなどの内容をそのまま信じ込んでしまうのではなく、自分の頭で考えて判断できる力を身につけようということだ。



なぜ「メディアリテラシー」が大切かというと、テレビの影響力がすごく大きいからなんだ。

たとえば宮崎県の名産品を売るお店では、東国原知事がテレビに沢山登場して注目されるようになってから、お客さんの数がすごく増えたんだって。



またユニセフなどが呼びかけている災害支援などの募金も、その問題がメディアでどのくらい取り上げられるかで集まる金額が大きく違ってくる。


今回番組でとりあげたメディアリテラシーのポイントは4つ。



1.テレビに映るのは一部分


テレビは現実のすべてを映しているわけではない。

静かで趣のあるお寺かなと思ったら、



実はうるさい観光客や風情のない駐車場を映さないようにしていただけ・・・とか、



テレビで「若者の街」として紹介されていた映像と、


実際の街の様子が違っている、なんてことも。



一部を切り取ることで全体のイメージが違って伝わることは、戦争の報道でも起こりうる。
独裁者を倒してみんなが喜んでいるシーンだけ見ると、戦争は終わったのかなと思うよね。


でもテレビに映っていないところでは、まだ争いがつづいているかもしれない。

だから映像や写真を見るときは、映っているものだけじゃなく、その外側の映っていないものも想像してみることが大事なんだ。



2.インタビューは編集でかわる




テレビは、限られた時間で、話の要点をわかりやすく伝えなければならない。
そこで、インタビューの一部分を切り取ったりつないだりして使うことが多い。これを「編集」という。

でも編集の仕方で、印象がまったく変わることがあるんだ。

インタビューのどの部分を使えば、その人がいいたかったことがきちんと伝わるのか、番組を作る側は、誤解のないように注意をしなければならない。

テレビを見る側も、インタビューはあくまでその人が話したことの一部分だということを忘れないようにしてほしい。


3.数字やグラフに注意


数字のデータやグラフを見せられるとなんだか客観的な感じがして説得力があるよね。

でもそこに落とし穴がある。同じデータをもとにしても、グラフの作り方で印象がかわることがあるんだ。
棒グラフの目盛りの下の方を省略したり、折れ線グラフの傾き方をかえたりすることで、変化の仕方が大きく見えるようになる。

だから注意が必要なんだ。


4.音楽でイメージがかわる


テレビ番組には、音楽がつけられていることが多いよね。つける音楽によって、同じ映像でも全然違うイメージになるんだ。
たとえば同じ新幹線の映像でも、楽しい旅行にみえたり、不吉なことがおこりそうにみえたり。
同じ動物の親子の映像が、感動的に見えたり、悲しそうに見えたり。
音楽には見る人の心に訴えかける大きな力がある。
番組を作る側は、伝えたいメッセージがわかりやすく伝わるように音楽にも工夫を凝らしているんだ。


ふだん何気なく見ているテレビ。
そんなテレビがどういうものなのか知っておくことが、正しく情報を受け取る上で、大切なことなんだ。

2007/06/16 放送(内容は放送時点でのものです)

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