30日、衆議院選挙が行われ、民主党が大きく勝ちました。
今後、民主党が中心になって、国の政治を引っ張っていくことになります。
いったい何が変わるのでしょうか?
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衆議院の議員の数は、480。
50年以上、自民党が一番多くとってきました。
今回の選挙の前は、自民党の議員が302人。民主党が111人でした。
だから、自民党の麻生さんが総理大臣をつとめていました。
しかし、今回の選挙では、民主党から308人が当選しました。対して自民党は119人。
全く逆になりました。
総理大臣を選ぶための国会は今月16日に集められます。
それまでは麻生さんが総理大臣をつとめますが、ここで、民主党の鳩山代表が第93代の総理大臣に選ばれる見通しです。
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総理大臣になると、鳩山さんは大臣を選んで、新しい内閣を作ります。
大臣は国の役所のトップで、ほとんどが政治家から選ばれます。

役所で実際に働いているのは「官僚」と呼ばれる人たちです。
官僚は、それぞれ道路やダムを作る仕事や、みんなが受ける教育、それに医療など、国民のための仕事をしています。
そして、そうした仕事のために、どのくらいのお金が必要かを計算します。これが「予算」です。
予算は国会で、国民の代表である議員にオーケーしてもらって初めて、それぞれの役所が使うことができるようになります。
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民主党は、今回の選挙で、官僚が中心になっていたこれまでの政治から、政治家が中心の政治にすると、国民に約束しました。
どういうことでしょうか?
官僚はほとんどがずっと同じ役所に勤めていますが、トップの大臣は何年かで変わります。
だから、それぞれの専門の分野では、官僚の方がたくさん情報を持っています。
また、官僚は、自分たちと同じような考えを持った政治家と仲良くして、言うことを聞いてもらう。こうして、実際には官僚が国の政治を動かすことが多かった、というのが民主党の考え方です。
その官僚と政治家の関係を劇でみてもらいましょう。
- 官僚A
- ○○(まるまる)省でーす。
- 官僚B
- ××(ばつばつ)省でーす。
- 官僚AB
- さあ、来年度の予算を考えるぞー!
- 官僚A
- 私たちの省では今までダムをたくさん作ってきたの。もうダムなんかいらないって言う人もいるけど、やっぱり前から計画しているピントダムは作らないとね。
来年は200億円くらい必要ね。政治家のユウ先生、よろしく。
- 政治家A
- 200億?!いやあ、今、国もあまりお金ないんだよね。
- 官僚A
- え!?でも、もう何十年も前からこのダムは作るって決まっているし、もうお金もたくさん使っているんだから、国会で予算を通してもらわないと困るのよ。
ユウ先生、ピントダム、お願いしますよ〜。
- 政治家A
- ええ?でも国会で難しい質問とかされたらこまっちゃうなあ。
- 官僚A
- 大丈夫ですよ。こちらで、国会で話す準備をいたします。はい、これデータと原稿。これさえあればどんな質問が来てもばっちりですよ。
- 政治家A
- あ、そう?それ読むだけでいいの?それならやってあげようか。
- 官僚B
- 私たちの省だって、去年はハテナ館を作って、すごーく喜ばれたの。ま、お客はあんまり入らなかったけど、来年はハテナセンターを作るつもり。だから予算は100億円必要よ。
カイシ先生、ハテナセンターに100億円、よろしくお願いしますね。
- 政治家B
- え〜、どうしようかなあ・・・。
- 官僚B
- カイシ先生、ハテナセンターが出来たら、カイシ先生のお力で出来たって、先生のお手柄になりますよ!
- 政治家B
- お手柄かあ。地元で人気が出るかもしれないから、どんどんやろう!
これは極端な例です。
実際には、政治家の方から、地元のために道路を作りたい、というような話があることも多いと言われています。
いずれにしろ、予算は限られていますから、それぞれの役所がまじめに仕事をすればするほど、ほかの役所をライバルと考えて、自分たちの仕事を最優先させてほしいと言います。
この結果、仕事や予算に無駄が多くなると、民主党は考えているのです。

新しい内閣では「国家戦略局」というところを置いて、国民のために何が重要なのかを判断します。
また、国の役所には大臣のほかにも副大臣などあわせて100人以上の政治家を送り込んで、政治家が中心の政治にしていくということです。
これだけ大きく国の政治が変わろうとしているのは、この50年間で初めてのことです。
私たちをどこに導こうとしているのか、きちんとチェックしていかなければなりませんね。