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定額給付金、どこから出す?

'09/01/31 放送
 今週火曜日、定額給付金(ていがく きゅうふきん)というお金を含む予算が国会で決まりました。

 定額給付金には合わせて2兆円のお金が必要です。
 こんな大金、どこから出てくるのでしょう。

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定額給付金模型 定額給付金というのは「国民の生活を助けて景気もよくしよう」と配られるお金です。麻生総理大臣が決めました。
 一人につき1万2000円、65歳以上と18歳以下のこどもには2万円が配られます。

 この定額給付金も含めた国の予算が、今週決まりました。定額給付金には、2兆円のお金がかかります。
 このお金はどこから出るのでしょう。税金からと思うかもしれませんが、そうではありません。

 実は、国のお金の使い方と関係しているのです。

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 国は毎年、国民のために、どんなお金の使い方をしようか決めます。これを予算(よさん)といいます。

定額給付金模型 たとえば、学校や病院をつくったり、お年寄りの福祉(ふくし)のために使ったりと、いろんな目的にお金を使います。
 いろんな目的に使われる予算のことを、一般会計(いっぱん かいけい)といいます。

 一般会計は、いま80兆円を超(こ)えています。
 このお金はどこから出るかというと、まず私たちが納(おさ)めている税金です。でも、税金はこのうちの半分くらい。お金がたくさん必要なのに、税金だけでは足りません。

 そこで国はどうするかというと、みんなから借金をするのです。国の借金のことを、国債(こくさい)といいます。
 税金が足りないなら、国債をもっと増やせば良いのにと思うかもしれませんが、借りているお金は返さなければなりません。
 国のこれまでの借金の総額は、580兆円と大変な金額です。これ以上借金もできません。

 定額給付金に回すお金はもうありません。そこで、国が目をつけたのがもうひとつの予算。一般会計に対して、特別会計(とくべつ かいけい)といいます。
 一般会計が、いろんなものに使える金庫(きんこ)だとすると、特別会計は使い道が決まっている専用の金庫です。

 たとえばお年寄りのための年金。みんなから保険料を集めて、年金を払っていますね。
 年金を払うために集めているお金が、別の目的に使われては困ります。
 このように、決まった目的のため、集めたお金は別にして、はっきりさせたほうがいい。
 そこで専用の金庫を作ったのです。

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 こんな専用の金庫が、いま21あります。
 それぞれの金庫は、お金がなくなっては困るので、万一に備えてお金を積み立てています。つまり貯金(ちょきん)のようなものです。

 国は、このお金に目をつけたのです。「この金庫は、貯金がたくさんある。そんなに貯(た)めておかなくても大丈夫だろう」といって、この金庫のお金を使おうと考えたのです。

定額給付金模型 このお金のことを、大人のニュースでは埋蔵金(まいぞうきん)といいます。
 埋蔵金というのは、昔お殿様(とのさま)などがこっそりかくしたお金のこと。それにちなんで名づけられました。
 定額給付金の2兆円は、この埋蔵金から出されることになったのです。

 でも、埋蔵金を定額給付金に使うためには、法律を変えなければなりません。
 だから、法律を変えるための話し合いがいま国会で続いているのです。

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 定額給付金については、「みんなにお金を配るより、他の使い道があるのではないか」という意見もあります。

 また、国には借金がたくさんあるといいましたよね。
 埋蔵金のような貯金があるのなら、借金を返すために使ったほうがいいのではないか、という意見もあります。

 国がお金をどう使うかは、私たちにとって、とても大切なことです。
 それを話し合う国会の議論。これからも注目していきたいと思います。

2009/01/31 放送(内容は放送時点でのものです)
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