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AIの進化スピードの凄まじさ共有したい!

執筆者のアイコン画像(アナウンサー)松岡忠幸
2023年01月06日 (金)

インターネットから切断した私のノートPCでお絵描きAIに出力させた絵です。「北斎風に少女を描いて」という命令で生み出されました。

ネット経由で使うお絵描きAIサービスではなくて、自分のノートPC上に構築したAIで出力することにこだわりました。それで、何かが見えてくる気がして。

見えたのは、古今東西レジェンド画家の画風を生み出すデータベース的な部分が、数GBしかないという衝撃的な事実!
なのに、北斎、ゴッホ、ピカソ、ミュシャ、ダリ、バスキア、リキテンスタイン、マネ、モネ、レンブラント、ゴーギャン、カンディンスキー、モンドリアン、全部それっぽく描けちゃうんです!

例えばこちらは、「バスキア風に猫を描いて」という命令で生み出されたものです。

ネット経由だと、ネットの向こうに巨大データがあるから、どんな魔法でも使えて当たり前な気がしてしまう時代です。お絵描きAIについて勉強して、そういう魔法でないと理解したつもりではいました。でも、自分の手で確認して初めて、事の重大さに気付き、膝から崩れ落ちました。ちっぽけなノートPCのたった数GBの記憶領域に、古今東西レジェンド画家の画風が全部格納されているのです!

なんてことを普段から語っていたら、それに目を付けた同僚から頼まれて「令和ネット論」という番組のお手伝いをすることになりました。1月4日(水)にEテレで放送された「2023年トレンド予測」の回です。
金沢からリモートで、お絵描きAIの使い方などを教えていて、新しい働き方だなと感じました。アナウンサーとしての出演は、一切ありません。ただ、私にとっての記念碑である「北斎風の少女」の絵が、セットの一部として使われていました。探してみてください。

令和ネット論の番組サイト
1月11日(水)午後10時45分までNHKプラスで見逃し配信しているほか、
1月10日(火)午後2時半からEテレで再放送も予定されています。

私もお絵描きAI関連の知見を提供しただけなので、一視聴者として楽しく番組を見ました。
AI関連の情報を追いかけ続けてきた私のような人にとって、2022年って本当にとんでもない年だったんです!特に後半が凄まじかった!そんな激動の2022年をギュギュっと凝縮してまとめ、いよいよ2023年は更にとんでもないことになりそうだという、この感覚を、そんなに詳しくない人に共有させてくれるであろう濃密な45分でした。

予め伝えておきたいのは、「こんなスピードで進化されたらついていけない...」という感覚は、追いかけ続けてきた私のような人も、みんな共通して持っているということです。本当に、ほんの数週間で、とんでもない進化を遂げているのです。

「2023年のデジタル界隈は本当にとんでもないことになる!」という、正直、恐怖も混ざったこの感覚を、ぜひ共有してください。

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