受信するには

2010年05月18日 (火)鎌倉市中央部の地上デジタル放送の難視対策


 神奈川県内の地上デジタル放送の新たな難視地区のうち、鎌倉市中央部の5千世帯に対して、総務省関東総合通信局と放送事業者で構成する関東広域地上デジタル放送推進協議会は、本年10月までに既存の逗子中継局の送信諸元を変更し鎌倉市中央部に向けて電波を送出することと、鎌倉市の協力を得て本年12月までに新たに鎌倉市役所の屋上に中継局の建設することを進めることとしました。

 この2中継局の開局によって、難視世帯は5千世帯から約千世帯へ減少すると検討しています。放送事業者では、この2中継局の開局後に地域の受信状況調査を実施し、地域ごとに最適な対策手法を提案することにしています。

 地域図など詳しくは、総務省関東総合通信局のホームページhttp://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/if/press/p22/p2205/p220512h.html をご覧ください。

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:15:41 | 固定リンク

2010年04月13日 (火)ワンセグ受信と12セグ固定受信の違い?


 

 平成21年度の開局中継局が一段落し、神奈川県内では99.4%の世帯数比率で受信可能なエリアが増えました。神奈川県は世帯数の1%が約4万世帯もありますので、放送局ではこれからもロードマップに予定した中継局を建設していく予定です。

 

よくいただく質問に、

「ワンセグは映るんですが、アンテナをあげたら通常の固定受信は映りますか」

といった内容があります。

この答えとしては

「固定受信できる目安には、なりますが、ワンセグが受信できたからといって固定受信できるとは限りません。」と説明します。

これは、ワンセグと12セグ固定受信が受信できる最小の所要CN比の値がそれぞれで異なるからです。

 

 ワンセグの所要CN比は約8~10dB、12セグ固定受信の所要CN比は20~22dBと言われています。伝搬する空間の雑音レベルがほぼ同じとすると、12セグ固定受信の方が約10dB高い信号レベルが必要になります。

したがって、ワンセグを地上高1.5mでぎりぎり受信できた場所では、地上高10m程度で、受信アンテナの利得差やケーブルのロスを差し引いて約10dB大きいCN比になったとき、12セグ固定は受信可能となります。

 

なぜ、ワンセグと12セグ固定受信で必要とする信号の大きさが異なるのか、これは変調方式の違いによります。ワンセグはQPSK、12セグ固定受信は64QAMと呼ばれる変調方式になっています。

 

以前にデジタル放送は、振幅と位相を変えた組み合わせで送信すると書きました。(http://www.nhk.or.jp/kanadigi-blog/2009/08/) 

ワンセグの変調方式QPSKは、振幅位相図*の4角形を2×2の4点となるような振幅と位相の組み合わせで送信します。このQPSK方式では、振幅位相図の1点は2個の0または1に相当します。

 

一方、64QAMは、同じ振幅位相図の4角形の中を8×8の64点となるような振幅と位相の組み合わせで送信します。電界強度とこの振幅位相図は連動する関係にあるので、電界強度が低くなると、この64点の4角形は小さくなります。

64点の4角形が小さくなりすぎると、受信機では64点の区別がつかなくなり、0と1を間違えてしまう確率が高くなります。この64QAM方式では、振幅位相図の1点は6個の0または1に相当します。

QPSKのワンセグは4角形の振幅位相図の中が4点ですむので、同じ低い電界強度でも64QAMの64点と比較して、受信機では4点のほうが区別しやすく、雑音に強くなっています。

 

実は、この4角形の中を2点で表すような方式で、雑音に対してさらに強くしている部分があります。デジタル放送の信号を、細切れにして送る小分けした荷物にたとえると、荷札に相当する部分は振幅位相図では2点で表す方式BPSKで送信しており、特に雑音に強くしています。

 

*振幅位相図は、コンスタレーションと呼ばれ、デジタル信号の変化する振幅と位相を直交する2軸であらわした図です。

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:20:50 | 固定リンク

2009年01月18日 (日)地上デジタル用受信アンテナと中継局のチャンネル


「かながわデジタルブログ」をご覧のみなさま、ことしもよろしくお願いします。

さて、放送の完全デジタル化まであと910日余りとなりました。民放さんのアナログ番組にも「アナログ」の表示が入りはじめたこと、お気づきですか。

思えば2003年12月に始まった地上デジタル放送は、ほぼ5年を経過し、神奈川県内でも中継局6局、tvkさんの基幹局1局の7局でサービスできるまでになり、東京タワーからのサービスを含めると県内の98%以上の世帯で受信できるようになりました。一方、デジタル放送受信機の普及世帯比率は50%近くに達したらしく、これからの普及は急カーブと言われています。

そこで今回は、地上デジタル放送の安定受信に欠かせないUHFアンテナの選び方について紹介します。一般的なUHF受信用アンテナは13~62chの全帯域の仕様で販売されていますが、地上デジタル放送の受信には帯域を限定したアンテナが適しています。例えば、東京タワーから放送している地上デジタル放送(20~28ch)を受信するには、UHFの低いチャンネル専用の「地上デジタル専用アンテナ」が適していて、「低中域(LM)用」の表示があります。
高いチャンネルでは「中高域(MH)用」と表示されていることが多く、どちらも全帯域アンテナにくらべて利得が高いなどのメリットがあります。
地上デジタル放送を少しでも安定して受信するために余裕度を持たせてアンテナ設置する場合に、帯域専用アンテナ、地上デジタル専用アンテナはその威力を発揮します。帯域専用アンテナの帯域区分については、昨年のブログもご欄ください。
http://www.nhk.or.jp/kanadigi-blog/2008/01/

受信する中継局のチャンネル(下欄)と設置するUHFアンテナの帯域が一致していることをご確認ください。

20090118.jpg

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:18:15 | 固定リンク

2008年10月27日 (月)地上デジタル放送をフィールド共聴に伝送するには・・・


地上デジタル放送は、UHF帯(470~770MHz)のうちの低いチャンネルで送信しています。この地上デジタル放送を受信するには、個別受信の場合はUHFアンテナとUHFブースタが必要(もちろんテレビかチューナも)となりますが、山間部の共同受信施設や都市部の建造物障害対策共同受信施設など、いわゆるフィールド共聴では、これらのほかに共同受信伝送用の機材が必要となります。

(1)「OFDMヘッドアンプ」を採用する方法  従来の共同受信施設は、そのほとんどがVHF帯(90~222MHz)仕様となっており、UHF帯の地上デジタル放送はそのままでは、伝送することができません。そこで、VHF帯にある空いたミッドバンド帯(108~170MHz)を利用して、地上デジタル放送を伝送する方法があります。
この機材は「OFDMヘッドアンプ」と称され、各メーカーが市販しています。
この方法の特徴は、受信点での機材追加だけですので、工事が簡単なことです。なお、ワンセグ放送は受信できません。

(2)「770MHz仕様増幅器」を採用する方法  従来の共同受信施設のすべての増幅器を770MHzまでのUHF帯仕様のものに更新する方法です。
この方法の特徴は、現在の線路増幅器を同じ位置で770MHz仕様線路増幅器に置換えするだけで地上デジタル放送の信号を伝送できるので、全体のシステム構成が簡単なことです。正式には「片方向770MHz仕様線路増幅器」と称される機材で、各メーカーが市販しています。
この線路増幅器1台の価格は(1)の「OFDMヘッドアンプ」より低価格であるため、施設が小規模であれば改修総額がローコストで済むメリットがあります。なお、ワンセグ放送は、各家庭のテレビ端子経由で受信することが可能です。

(1)、(2)いずれの方法も専門技術が必要ですので、専門の工事会社、テレビ共同受信機器メーカーなどにお問い合わせください。

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:15:01 | 固定リンク

2008年10月01日 (水)地上デジタル放送受信には、アンテナ ・ ブースターが必要


デジタルテレビの普及が進み、新しくデジタルテレビを設置した方からアンテナや配線に関してお問合せをいただくことがあります。「四角いノイズがでる」、「画面が止まってしまう」、「音声がときどき止まる」など。  

これらは、デジタルテレビに十分な量の信号が届いていないことが主な原因です。デジタルテレビは、アンテナからの信号が一定量以上ですと常に良好な画質、音質になりますが、一定量以下ですと画面がフリーズし、音声が止まってしまいます。両極ふたつの状態の境目では四角いブロック状のノイズが発生します。

これらを改善するためには、UHFアンテナとデジタルテレビの中間に「ブースター」を使用します。(できるだけアンテナに近い位置が効果的なため、通常はアンテナの下に取り付けます。)

戸建て住宅では、各部屋へ分配する場合にも「ブースター」で増幅しておく必要があり、地上デジタル放送受信には必需品ですが、まだまだブースターなしの受信事例が多くあります。* UHFアンテナを設置したのに、デジタル放送の画質が安定しない・・・ こんな場合は、「ブースター」を使用しているかどうか確認してください。

また、宅内にテレビ用ケーブルを配線する場合は、丸型ケーブルの形状に合わせた専用の留め金を使用することをお奨めします。コの字型の留め金ですとケーブルが変形し、信号がテレビまで届きにくくなることがありますのでご注意ください。*中継局の近くで電界強度が高い地域では、増幅器が不要となる場合もあります。 

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:14:29 | 固定リンク

2008年06月23日 (月)デジタルラジオ(その2)


前回お届けした「デジタルラジオ」ですが
実は…現在も、試験放送のため、関東と近畿の一部の地域でしか
聴くことはできません…。

デジタルラジオは、携帯電話やワンセグと異なる電波を使用しているため、
受信可能エリアは異なります。

デジタルラジオの電波の周波数は、
現在のVHFの7チャンネルを使っています。
なぜ7チャンネルを使っているかと言うと…??
7チャンネルは、8チャンネルの周波数の帯域と2MHz重なっていて
テレビの周波数として使えないからです。
(一部地域では、7チャンネルをテレビの周波数として使っているので
8チャンネルは、テレビの周波数としては使えません)
そこで、7チャンネルをコンパクトな周波数のデジタルラジオに
割り当てられたのだそうです。
shiorin061.jpg











1つのチャンネルは6MHzのため(以前の記事:「電波とチャンネル」参照)、
2MHzを引いた残りの4MHzの帯域の中で、
8個のセグメントを使ってデジタルラジオを放送しています。
ちなみに、2011年以降は、
VHFの1~3チャンネルとVHF10(※)~12チャンネルを使って
放送する予定です。
※10チャンネルの途中の207.5MHzから12チャンネルまでを使う予定

地上アナログテレビ放送は、2011年に終了してしまいますが
アナログのラジオ放送は、2011年のデジタルラジオの本放送開始以降も
継続して放送されます!

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:15:30 | 固定リンク

2008年06月03日 (火)デジタルラジオ(その1)


デジタル放送は、テレビだけでなくラジオもあるって知っていますか?

その名も「デジタルラジオ」!

現在のアナログのラジオ放送とは別の新しいサービスです。
2003年10月10日から東京と大阪で実用化試験放送が行われています。
実は、地上デジタルテレビ放送より前に、放送がスタートしていたんです!

デジタルラジオの特徴は…
ノイズの影響を受けにくく、携帯受信機でも受信がクリアー!
文字、写真などの静止画や簡易動画などの動画データ放送が可能!
多様化多チャンネルのマルチ編成!

地上デジタルテレビ放送と似ていますね!

将来的には、簡易動画のダウンロードサービスや、
双方向型番組など、色々な可能性があります。

ラジオと言えば、聴くだけのもの!と思っていましたが
ラジオの楽しみ方が、どんどん広がりますね!

デジタルラジオは、どうすれば聴くことができるのでしょうか?
今のアナログラジオ放送を聴いている受信機でOK?
それとも、地デジのように専用受信機が必要?

デジタルラジオを聴くには、専用の受信機が必要です。
デジタルラジオ受信機能を持った携帯電話や
USBタイプのパソコン用のワンセグチューナで受信可能ですが
まだまだ受信機の種類は少ないようです。

NHKのデジタルラジオも、さまざまなサービスがあります!
NHKデジタルラジオを参照して下さい)
チェックしてみてください☆

今日は、ここまで!
次回は、「デジタルラジオ」の技術的な部分について、
お伝えしたいと思います。

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:18:05 | 固定リンク

2008年04月24日 (木)セーフティネット


現在、地上アナログ放送は受信できるけれど
2011年までに地デジが受信できない地域が全国的に
どうしても、出てきてしまうそうです(*_*)

2011年のアナログ放送終了までに、
地デジが受信できない地域は

テレビが見られなくなってしまうではありませんか!


どうするの?どうするの??


2011年のアナログ放送終了までに、
デジタル中継局等の整備により

地上デジタル放送を送り届けられない地域については、
衛星により地上デジタル放送の番組を送り届けられるように
検討が進められているそうです!
これを「セーフティネット」と言うそうです。

地デジが受信できない地域へは、
2011年以降も引き続き電波を送り届けるため、
中継局などが整備されるまでの間の緊急措置…みたいなものだそうです。

まだ詳細は分かりませんが、
アナログ放送終了まで、あと3年と少ししかありません。
早く情報が知りたいですね!

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:15:30 | 固定リンク

2008年03月12日 (水)神奈川県内の地上デジタル中継局


東京タワーと平塚中継局の鉄塔は似ていますね!
鉄塔の形も様々なんですね☆

※すでに開局しているデジタル中継局と、
  3月に開局予定のデジタル中継局を表示してあります。

※リモコンチャンネルとは、デジタルテレビなどのリモコンのボタン番号です。
※物理チャンネルとは、電波の周波数チャンネルです。

shiorin024.gif

投稿者:かなデジスタッフ しおりん | 投稿時間:12:32 | 固定リンク
コメント(4)

2008年02月04日 (月)今使っているパラボラアンテナは、BSデジタルになっても使えるの??


今回は、前回の記事のBSバージョンです。


Q:BSアナログ放送を視聴するために使用していたパラボラアンテナは
   
BSデジタルになっても、そのまま使えるのでしょうか?

A:使えます。…でも使えないかも。


…どっち??(^_^;)

shiorin049.jpg


多くの場合は、今までのパラボラアンテナで   受信することができます。
たまにBSデジタル放送に必要な性能が     備わっていない場合や、アンテナの老朽化によって
受信できないものもあります。


実際に接続してみないと分かりません。     見た目では分からないそうです…。





受信できない場合は、BSデジタル用のアンテナに交換する必要があります。
BSデジタル対応アンテナは、もちろんBSアナログも受信できます!
 

shiorin004.gif

 

 

投稿者:かなデジスタッフ | 投稿時間:13:10 | 固定リンク
コメント(1)

ページの一番上へ▲