原案 武良布枝 レシピ監修・調理指導 辻製菓専門学校 立嶋 穣 先生 漫画家・水木しげるさんの妻、布枝さんが50年以上作り続けてきたぼたもち。布枝さんのレシピを元に、うるち米のつぶつぶがおいしい、あんこときなこの 番組特製のぼたもちです。
【初回放送】2012年3月17日
小豆と水を鍋に入れ、強火にかける。
沸騰し、小豆を引き上げてみてしわが寄ってきたら、さし水(びっくり水)をする。
再度沸騰してきたら、小豆の状態を確認する。全体に8割~9割膨らんでいれば、ゆで汁を捨て(渋きり)、小豆の表面を水で洗い流す。
鍋に小豆を戻し、たっぷりの水を入れ、やわらかくなるまで煮る。 (コトコトと弱火で、小豆が煮崩れないように、およそ1時間煮る。)
煮上がった小豆に上白糖を加え、さらに15分~20分煮る。最初は上白糖が溶けるので、水分が増えたように見えるが、次第に煮詰まってくる。 (小豆の粒をつぶさないように、あまり混ぜすぎない。)
煮詰まって、水分がなくなってきたら、木ベラでやさしく混ぜながら、炊いていく。 ※あんを炊く時は、はねるので、手袋をして火傷に注意!!
木ベラですくって、下に落とすと、あとが残るくらいの固さになってきたら炊き上がり。 バットなどの平らな容器にあけて、冷ます。
冷めれば、あん全体をあんこ用2:きなこ用1に分ける。それぞれを8個ずつに分けて、丸めておく。
もち米とうるち米を合わせて、3回ほど水洗いし、ザルにあけて、しっかりと水気をきる。
炊飯器にステップ1と分量の水を入れ、1時間ほどおく。
炊飯器のスイッチを入れて炊飯する。
炊き上がれば、すり鉢にあけ、塩をふりかけ、すりこぎですりつぶす。 (つぶしすぎると粘りが出すぎて、食感が悪くなります。)
手に水をつけながら、もち全体をあんこ用1:きなこ用2に分ける。それぞれを8個ずつに分けて、丸めておく。
あんともちの分割ができた状態。あんこの方は、あん2に対してもち1の比率、きなこの方は、もち2に対してあん1の比率になっている。
【あんこバージョン】ぬらして固くしぼったさらしにあんを広げ、丸めたもちをのせて包み込み、転がして楕円形に形を整える。
【きなこバージョン】ぬらして固くしぼったさらしにもちを広げ、丸めたあんをのせて包み込む。きなこ(上白糖、塩入り)をまぶし、転がして楕円形に形を整える。
出来上がりは乾燥しないように、ラップフィルムなどをかけ、常温で保存し、その日中に食べてください。 冷蔵庫で冷やしてしまうと、もちが固くなってしまいます。