2010年10月3日放送
上海は、世界各国の企業が注目するアジア最大級の経済都市。その上海に、日本の若手ビジネスマンたちが続々と乗り込んでいます。なぜ今、彼らが上海を目指すのか?そしてそこでどんな働き方をしているのか?
日本語フリーペーパーの広告営業部長として働く29歳の女性や、突然上海への赴任辞令を受けた新米駐在員を密着取材。異なるビジネス習慣に戸惑いながらも、上海で奮闘する彼らの姿を紹介。巨大マーケットの最新事情を伝えます。

上海で働く日本の若手社員たちに、上海でいま人気のおみやげを持ってきてもらいました。
薬ぜん茶
栄養ドリンクのかわりとして、職場で飲む人も多いんだとか。
味は、「甘くて、渋い」!?

家事分担サイコロ
夫婦共働きが多い中国。特に上海では、男性が家事をすることも多いそう。
このサイコロでどの家事を担当するかを決めるカップルも。

小熊花束
バレンタインなどに、男性が女性に贈るプレゼント。
「永遠に枯れない愛」を象徴しているんだとか。

給与明細を見せ合う!?
お互いに給与明細を見せ合うかどうかは別として、自分の給与額=会社での評価、と考える傾向があるそうです。
周りの給与額を聞いて、自分との差に納得がいかなかったら、上司のところへ直談判に行く、なんてことも。

“問題なし”は問題あり!?
ビジネスで中国人がよく口にする「没問題(メイウェンティー)」は、直訳すれば「問題ありません」の意味。しかし、「とりあえず、わかった」の意味で使ったり、あいさつがわりに言う人も多いそう。中国事情に詳しい、コンサルタント会社経営の徐向東さんによれば「たとえ“問題なし”と言われても、相手に具体的に尋ねて、できるかできないか、きちんと確認することが必要」とのこと。
転職しても顧客がついてくる!?
日本に比べ、「個人と個人とのつながり」を大切にするのが中国ビジネス。たとえ会社が変わっても、前の取引先の会社との付き合いが続くこともあるんだとか。
昨年末に、上海に赴任したばかりの加藤信介さん。来年春から稼動するパン工場でつくる商品を開発するのが役目。中国ではどんな香りや味のパンが好まれるのか、現地スタッフ3人と一緒にパンの試作を続ける毎日。

日本からの技術指導者は加藤さんひとり。通訳がいなくなると、細かいニュアンスが伝えられず、仕事がなかなか進まない。筆談を駆使しようとしても、日本人が使う漢字とは意味が違うものもあり、会話がかみ合わないことも…。
この冬までに商品を作り上げなければならないというプレッシャーを感じながらも、言葉のわからない場所で思うように相談もできない加藤さん。

そこで考えたのは・・・「飲みニケーション」をしよう!
仕事が終わった後、勇気をだして中国人の同僚3人を食事に誘った加藤さん。
加藤さんは、会話のきっかけとなる質問を事前に用意。「あなたは学生時代、どんなスポーツをしていましたか?」
その質問がきっかけとなり、場は一気に盛り上がりました。

ついには、大学時代にやっていたという、加藤さんお得意の「社交ダンス」まで飛び出すほど。
「自分が好きなことを話せば、意外に通じるなと。これからもっと仕事の中でも会話できるんじゃないかと期待しています」(加藤さん)

人前でしかるのは絶対NG!?
中国は、面子(メンツ)を大事にする文化と言われます。人前で注意することは避け、二人になったときに、伝えるようにするのが良いそうです。
ワリカンはいけない!?
中国では、みんなで食事に行っても、だれか一人が支払うことが多いそうです。ワリカンにしようとすると、相手から“関係を精算するつもりか”と勘違いされることも。みんなで順番にご馳走しあう文化なんだそうです。