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くらし☆解説 「偽通販サイトを見破るには」

三輪 誠司  解説委員

くらし☆解説、今日のテーマは、「偽通販サイトを見破るには」。
三輪誠司解説委員です。
 
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Q 偽通販サイトというのは、どんなところが偽物なんですか。

A ホームページそのものが偽物ですし、商品を注文しても届かない。通信販売をしている業者であるように見せかけているが、全てデタラメということなんです。
 
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実際のサイトを見ると、本物の会社のロゴと全く同じ画像が使われていることもあります。
こうした画像は、本物のサイトから盗用しています。ホームページで表示されている画像などのデータは、デジタルデータですから、コピーも可能で、ロゴだけで本物かどうかを確認することは難しいんです。実はこうした偽通販サイト、結構たくさんあるんです。
アクセサリー、靴、カバンなど、一見すると問題ないサイトに見えますし、価格は6~7割引ととても安いんです。
 
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Q そんなに安く売っているホームページ、ぜひ教えてくださいといいたくなりますが、そういう気持ちに付け込むのがこの詐欺なんですね。

A そうなんです。この偽通販サイト。そもそもお店ではありませんので、指定した銀行口座にお金を支払っても、お金はだまし取られただけで何も届きません。
 
Q お金を振り込んだ口座から、詐欺師を突き止めることはできないんですか。
 
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A 口座の名義は詐欺師とは関係がありません。闇ルートで売買された口座なんです。振り込まれたお金は振り込め詐欺と同じように出し子と呼ばれる人によって引き出され、別の人に手渡しされます。このため詐欺師にたどり着くのは難しいんです。また、ホームページが設置されているサーバーの中には海外にあるものもあり、閉鎖するよう頼んでも応じないところが多いんです。誰が作ったのかを突き止めにくくもなっています。
 
Q 偽サイトにお金を騙し取られたという被害は増えているんですか。
 
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A こちらのグラフは、日本通信販売協会の相談窓口に寄せられた相談件数です。
件数は、偽サイト被害のうち、氷山の一角なんですが、平成25年の秋から年末年始にかけて急増しました。年末に近づくと、プレゼントシーズンになり、お歳暮、クリスマス、お正月など、ネットで買い物をする人も増えます。平成26年のことしも、これからの季節が要注意です。
 
Q インターネットに慣れていて、気を付けていれば大丈夫という気もするんですが。

A 実際のケースを詳しく聞くと、だまされても仕方がないと思ってしまうものもあります。
たとえば、店のホームページを探すために、商品名で検索をすることがあると思います。しかしそこに「激安」などと入力すると、偽サイトが検索結果の上のほうに出てしまうことがあるんです。
 
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また偽サイトに、本物の通販会社の電話番号が書かれていることもあったんです。ある人が不審に思って問い合わせると、本当の会社の担当者が出てきました。このため「実在する会社で問題ない」と信じてしまい、偽サイトに書かれている口座にお金を振り込んでしまったということなんです。
 
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もし、問い合わせる際はこの価格で間違いないですかとか、このホームページはそちらの会社のものですかということをアドレスを読み上げるなどして確認する必要があるんです。
 
Q どうしたら偽通販サイトを見破る事が出来ますか。

A 偽サイトの特徴を知っておくことです。
 
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一つは価格が安過ぎることです。やはり、安過ぎるものには裏があるということだと思います。次に、連絡先が十分に書かれていないということもあります。会社名、住所、電話番号、メールアドレスがすべて書かれているか確認する必要があります。そして、代金の支払い方法が不自然。なぜか代金を個人名義の口座に振り込ませるようになっていることもあります。本来ならば会社名義の口座であるのに不自然です。もう一つはサイトの日本語がおかしい。
 
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例えば日本では使われていない漢字が使われていたり、文法的に変な記述が見つかったりします。こうした点がいくつか含まれていれば、偽通販サイトだと疑った方がいいと思います。
 
Q もし、騙されてしまったらどうすればいいですか。
 
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A 警察に届け出てください。被害にあったことが分かった時点で、警察が金融機関を通じてお金を振り込んだ銀行口座を凍結してくれます。そして、口座にお金が残っていれば、被害額に応じて分配されるという制度があります。しかしすぐにお金が引き出されてしまうことも多いですから、全額が戻ってくるわけではないと思います。
偽通販サイトの詐欺は、デジタルならではの簡単さと、銀行口座の売買、サーバーが海外にあることなど、複数の要素を組み合わせたやっかいな手口です。プレゼントシーズンが近づくこれからの時期、だまされないように一層注意する必要があると思います。

 

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