解説アーカイブス これまでの解説記事

視点・論点

防衛大学校 名誉教授 立山 良司

アメリカのトランプ大統領の言動は多くの問題で物議をかもしていますが、パレスチナ問題でも波紋を広げています。
トランプ大統領は2月15日に、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と、大統領就任後、初めての首脳会談を行いました。選挙運動中、イスラエルへの全面的な支持を強調し、イスラエルにあるアメリカ大使館をエルサレムに移すと公約していただけに、パレスチナ問題やアラブ・イスラエル紛争にどのような姿勢で臨むのか、会談には多くの注目が集まりました。

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中京大学 教授 大内 裕和

現在の奨学金のあり方を問題視する声の高まりを受けて、2016年12月に返済不要の給付型奨学金導入が決定しました。住民税非課税世帯の1学年2万人が対象で、2018年度からの開始です。私立大学の下宿生や児童養護施設の出身者ら約2,650人については、2017年度から先行実施されます。
この給付型奨学金の導入は、従来「貸与のみ」であった日本の奨学金制度を改善していく重要な一歩です。しかし、政府案は対象人数、給付額ともに極めて限定されたものにとどまっています。

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公益財団法人 日本花の会主任研究員 和田 博幸

関東地方では、年明けから冬とはいえども温暖な日が続き、今年は例年よりもニホンズイセンや梅の花の咲きだしが早くみられました。日本一早い梅祭りと桜祭りが開かれることで知られる静岡県熱海市では、1月中にそれぞれの祭りが開催されて、春を先取りしようとお花見客が大勢訪れていました。
今回は春を代表する花で、多くの方が開花を待ち侘びている桜とこれに関わる素晴らしい住民活動についてお話しします。

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詩人 蜂飼 耳

 新鮮な驚きをもたらす詩の数々を書き、現在も読み継がれている詩人・萩原朔太郎の初めての詩集『月に吠える』が刊行されたのは、1917(大正6)年の2月のことです。ですので、今月でちょうど100年を迎えます。今日は『月に吠える』をめぐって思うこと、考えることなどをお話ししたいと思います。

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双日総合研究所 チーフエコノミスト 吉崎 達彦

2月10日、安倍晋三首相が訪米し、トランプ大統領と初めての日米首脳会談を行いました。また週末は両首脳がフロリダ州の別荘「マー・ア・ラゴ」でゴルフを楽しみ、親交を深めました。
今回の訪米に対しては、「満額回答」との声もあります。それでは何が成功だったのでしょうか。一言で言えば、「トランプ政権の予見可能性が高まったこと」だと言えます。

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東京都健康長寿医療センター研究所 前副所長 高橋 龍太郎

お風呂は一日の疲れを取り、ゆったりとした時を過ごす幸せな時間です。日本では、多数の温泉が全国各地にあり、にぎわっています。都市部にも日帰り温泉やスパなどの施設がそろっており、世界で最もお風呂好きの国民であるといっても過言ではありません。しかしその一方で、毎年、厳寒期を迎えるころ、入浴中に急死する高齢者が相次ぎます。
何より残念なのは、亡くなっている方々のほとんどは、手助けなく一人で入浴し、自立した生活を送っている高齢者で、しかも、体調不良や飲酒などのきっかけなく犠牲になっているようなのです。その時亡くなることがなければ、もっと人生を楽しめた可能性が高いだけに、入浴中に急死される方々の実態把握と予防に向けた対策は、我が国の健康課題の一つであると思います。
私は、2000年に、東京消防庁が実施した「浴室から救急搬送される事例の調査研究」に関わる中で、初めてその数の多さに驚きました。それまでも、寒い季節になると浴槽の中で亡くなっているのを発見される高齢者が少なくないことは知られていましたが、この時の調査を通じて、年間およそ一万数千人の方が入浴中に急死されていること、特に12月、1月に多いこと、大多数が高齢者であることが明らかになりました。それ以来十数年、背景にある原因の究明や予防法の普及に努めてきました。今日はその要点をお話ししようと思います。

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兵庫医科大学 主任教授 吉村 紳一

脳梗塞は、脳の血管が詰まることにより起きる病気です。
日本では、年間6万人以上が脳梗塞が原因で死亡しています。
また、死亡しなくても、運動機能や言語に後遺症が残ることの多い病気です。
一方、適切な治療を受けることで、回復が期待できる病気でもあります。
今日は、この脳梗塞の基礎的な知識と新しい治療法についてお話したいと思います。
まず、脳梗塞という病気について説明します。脳梗塞は脳卒中の一種です。脳卒中には血管が破れて出血するタイプと、血管が詰まるタイプがあります。血管が破れるタイプには脳出血とくも膜下出血があり、血管が詰まるタイプが脳梗塞です。

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三菱UFJリサーチ&コンサルティング 主席研究員  小林 真一郎

2017年の春闘が、まもなく本格化します。毎年この時期に頻繁に耳にする「春闘」ですが、これは「春季生活闘争」の略称で、新年度が始まる4月を前に、労働条件の改善を求めて、▼労働組合側と経営側が話し合うことをいいます。話し合われる労働条件には、労働時間や職場環境など多くの項目がありますが、交渉の中心は賃金です。
これまでの春闘の動きを振り返ると、2014年から2016年にかけては、3年連続でベアが実施されました。

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学習院大学 教授 長沼 豊

最近、政府や企業では“働き方改革”についての議論が活発になっていますが、学校の教員はどうなっているのでしょうか?教員の長時間勤務、特に部活動顧問の負担をどのように改革すればよいのでしょうか?そこで、部活動顧問の長時間勤務の実態について、次にその要因について、最後に改革のための具体例についてお話しします。
まず、部活動顧問の長時間勤務の実態についてです。

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東京工業大学教授 村山 武彦

職場でアスベストを吸い込み、肺がんや中皮腫などになったとして、平成27年度に、労災認定を受けたり、すでに亡くなっていて、遺族が補償を受けたりした人は、1033人に上ったことが、昨年12月の厚生労働省の発表でわかりました。
前年度より47人少なくなったものの、依然として1000人を上回る数字となっています。平成27年に事故による労働災害で亡くなった人が972人であることから、ほぼ同等の数の労働者がアスベストによる被害を受けていることになります。

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