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「バイデン氏の副大統領候補は?」(ここに注目!)

髙橋 祐介  解説委員

アメリカ大統領選挙に向けて、民主党のバイデン前副大統領は、みずからの副大統領候補に誰を選ぶでしょうか?髙橋解説委員とお伝えします。

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Q1)
けさのイラストはバイデン氏が何かの実験中?
A1)
自宅の地下室にこもって政権構想をめぐらすバイデン氏。とかく人間関係はケミストリー。誰とコンビを組むかで思わぬ“化学反応”が起きるかも知れません。すでに「女性を副大統領候補に選ぶ」と明言しているバイデン氏は、来週にも意中の人物を絞り込み、選考結果を公表したいとしています。

Q2)
誰が有力とされている?
A2)
最近メディアが取り沙汰している候補者リストの一部がこちらです。ハリス上院議員やウォーレン上院議員は予備選挙でバイデン氏のライバルでした。アジア系のダックワース上院議員は退役軍人です。オバマ前政権で大統領補佐官を務めたライス元国連大使のほか、ヒスパニック系でニューメキシコ州のグリシャム知事、議会でアフリカ系グループを率いるバス下院議員ら、バラエティーに富んだ顔ぶれです。

Q3)
ではバイデン氏は、何を基準に副大統領候補を選ぶ?
A3)
人種や世代、出身地域などのバランスを考慮して、選挙戦を有利に運びたい計算は当然あるでしょう。民主党内では初の“黒人女性”を推す声も高まっています。そのうえ、現在77歳のバイデン氏は高齢に不安の声もあるだけに、副大統領候補には“即戦力”として、いつでも仕事を任せられる能力を重視すると言っています。当選したら政権ナンバー・ツーは、そのまま民主党の後継候補になる可能性もあるからです。
ただ、最終的にはバイデン氏とのケミストリーつまり政治家としての“相性”が、決め手になるかも知れません。
いまバイデン氏は、新型コロナ対策でつまずくトランプ大統領に対してリードを広げていますが、投票日まで残り3か月間で何が起きるのか?情勢はいつにも増して流動的です。そうした中で、誰を副大統領候補に選べば“勝利への不等式”を導き出せるのか?バイデン氏の決断に、注目が集まります。

(髙橋 祐介 解説委員)

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