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「第2波に備え気になる3つのこと」(ここに注目!)

堀家 春野  解説委員

新型コロナウイルスの感染者が国内でも増加傾向です。
第2波に備えいま気になる3つのことについてです。

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Q)。このところ感染者が高止まりしていますが、気になる3つのことって何でしょうか。

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A)。ひとつは感染のリスクが高まるのは「3密+α」だということです。
東京などではホストクラブなど接待を伴う飲食店で密閉、密集、密接の3密になってしまうケースもあったと見られています。そして、北海道ではいわゆる「昼カラ」に関連した感染が相次いでいます。専門家は「3密だけでなく、声を出す場面では飛沫感染のリスクが高まる。3密+αに気を付けてほしい」と話します。カラオケだけでなく合唱グループの間で感染が広がったケースもありました。

Q)。このまま第2波につながっていくんでしょうか。

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A)。政府は感染の確認が続いているのは、症状が無くても濃厚接触者などには積極的に検査を行った結果だと説明しています。ただ、東京では感染経路がわからない人も増えていますので、水面下で感染が広がっていないか注意深く見ていく必要があります。2つ目のポイントは、特に、重症化のリスクが高い人が集まる医療機関や介護施設にウイルスが入り込んでいないかということです。もし感染が確認されたら周囲の人も迅速に検査を行うなど対策を徹底しなければなりません。

Q)。3つ目のポイントは何でしょうか。

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A)。このところ空港の検疫所で感染者の確認が続いていることです。政府は今後、入国制限を緩和し、感染状況が落ち着いている国や地域のビジネス関係者に限って入国を認める方針です。入国前と入国時にPCR検査を行うことや、行動を追跡できるようスマートフォンの位置情報を保存することなどが検討されています。ただ、検査を行う時期によってはウイルスの量が少なく、すり抜けてしまうこともありますし、誤差が3割ほど出るなど検査には限界もあります。入国後、症状が出た場合にすぐに相談や検査、治療が受けられる体制を整えるなど、検査以外の対策も合わせて充実させていく必要があると思います。

(堀家 春野 解説委員)

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