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おはよう日本 「ここに注目!」

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ここに注目! 「宜野湾市長選挙・自公推薦の現職再選」

安達 宜正  解説委員

アメリカ軍普天間基地を抱える、沖縄県宜野湾市の市長選挙は自民、公明両党が推薦した現職の佐喜真淳(さきま・あつし)氏が再選を果たしました。安達宜正解説委員です。
 
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アナ)佐喜真候補の勝因は

安達)普天間基地返還。それには安倍政権とパイプを持つ、佐喜真さんに託すというのが宜野湾市民の選択だったのだと思います。普天間基地は世界一危険な基地とも言われています。辺野古への移設反対の志村さんでは返還が遠のき、基地の固定化につながるというという思いだったんでしょう。

アナ)辺野古移設反対が多数を占めなかったということですか。

安達)NHKの出口調査でもはっきりしています。辺野古への移設によって、基地の危険性を除去することの是非を聞いたところ、賛成57%、反対43%と賛成が反対を上回り、賛成と答えた人のうち、およそ80%が佐喜真さんに投票しています。

アナ)これで、普天間基地の辺野古移設が進むと考えていいのでしょうか

安達)何とも言えませんが、少なくとも安倍政権はそうしたいと考えています。政府・与党はこの結果に安堵しています。沖縄県と移設先の名護市、基地を抱える宜野湾市も辺野古移設反対で固まることは避けたかったからです。「普天間基地の返還」。それを最優先にという地元の声と、いわば大義に移設を進めることになるかもしれません。ただ、翁長知事、名護市長の反対姿勢もこれまでと変わりませんから、状況に大きな変化はないという見方もあります。
 
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アナ)まだ、紆余曲折があると。

安達)もちろん、翁長知事にとって痛手であったことは確かです。翁長さんは辺野古反対の県民の民意が何よりも支えでしたから。ただ、翁長さん。今後も▼政治・選挙での戦い。▼裁判の戦い、▼住民運動の戦いのこの3本立てであらゆる手段を尽くし、建設を阻止する方針は変えていません。しかも佐喜真さんも辺野古移設への態度を表明していたわけではありません。一方、政府は、安全保障政策は政府の専権事項だとしています。そうならばなおさら沖縄県側との対立をより先鋭化させないため、あらゆる機会を見つけて、まず政権の側から対話の道を探ることが必要だと思います。

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