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おはよう日本 「ここに注目!」

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ここに注目! 「もんじゅ引受先検討開始へ 焦点は?」

水野 倫之  解説委員

機器の点検漏れなどが相次ぎ、原子力規制委員会から原子力機構に代わる運営主体を示すよう勧告を受けた高速増殖炉もんじゅについて、文部科学省は近く、有識者会合を設置して検討を始めます。水野倫之解説委員に聞きます。

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Q:馳文科大臣、当初今月中旬に検討始めると言っていたはずだが?

A:問題の多いもんじゅの引受先を探すのは難しい作業、何人かに断られて、まだメンバーが確定していない。

Q:もんじゅの引受先見つかるの?

A:頼みの電力会社は再稼働に手いっぱいで、電気事業連合会の八木会長はもんじゅのような研究炉は国がやる領域で「引き受けは大変難しい」と、そっぽを向かれている。
また政府内でも一般の原発を所管する経済産業省は「文科省の責任で対応すべき」と突き放していて、廃炉も現実味。しかし馳大臣は「廃炉を前提としてない」として、あくまで再開目指して、新たに国の法人を設立することなどを検討していくとみられる

Q:なぜそこまでこだわる?

A:原発の使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し繰り返し使う核燃料サイクル、その中核にもんじゅのような高速増殖炉が位置付けられているからだと説明。
しかしもんじゅは20年前に運転開始して以来ずっとトラブル続きでほとんど止まったままで、実用化は困難という見方も。文科省でよく耳にするのは「成果を出さなければ」という声。

Q:それはどういうこと?

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A:もんじゅにはこれまで1兆円を超える巨額の税金が投入、少しでも動かして何らかの成果を上げないことには終わらせられないという、いわば官僚の論理も働いていると感じる。
そうであってはならないわけで、受け皿を探すだけでは不十分で、そもそも高速増殖炉は必要なのか、再処理をどうするのかなど、核燃料サイクル全体の見直しをする場を政府は設置して検討しなければならない。

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