解説アーカイブス これまでの解説記事

おはよう日本 「ここに注目!」

twitterにURLを送る facebookにURLを送る ソーシャルブックマークについて
※NHKサイトを離れます。

ここに注目! 「"酔泳"に注意!」

二宮 徹  解説委員

本格的な海水浴シーズンが始まりました。
この夏から、神奈川県逗子市と神戸市では、全国で初めて、海水浴場でお酒を飲むことを規制する取り組みが始まりました。
海上保安庁も、酒を飲んで泳ぐことを、「酔泳(すいえい)」という言葉を使って、注意を呼びかけています。二宮解説委員に聞きます。

Q:海水浴場での規制はどんなものなのですか?

c140725_0.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A:神奈川県逗子市の逗子海水浴場では、砂浜で酒を飲むことが禁止されました。ただし、海の家の中は対象外です。
神戸市の須磨海水浴場では、アルコール度数が40を超える酒を海の家が販売することを禁止したほか、20度以上の酒は水割りなどにしなければなりません。
 
Q:なぜ規制したのですか?

A:酔って騒ぐ人たちが増えて、家族連れなどの利用者や周辺住民の迷惑になっていたこともありますが、事故のない安全な海水浴場にしようという意識の高まりや狙いも背景にあります。
 
Q:酔って泳ぐというのは、どのくらい危険なのですか?

A:海上保安庁が初めて、飲酒と水の事故の関係を調べました。
 
c140725_02_.jpg

 

 

 

 

その結果、去年、酒を飲んだあとに泳いで、おぼれた人のうち、62%が死亡、または行方不明になりました。およそ3人に2人と、非常に高い割合です。
酒を飲んでいない状態でおぼれた人に比べて、2倍近くにのぼります。
 
Q:3人に2人も!そんなに高いのですか。どうしてでしょうか?

A:泳ぐのは全身を使った運動なので、酔いがまわりやすいのは当然ですが、加えて、酒を飲むと体の反射機能が低下するため、気管に水が入りやすくなります。血圧も上がりやすく、心臓麻痺を起こす可能性も高まります。
 
c140725_01_.jpg

 

 

 

 

 

 

Q:規制をする海水浴場は今後、増えるのでしょうか?

A:そうとは限りません。海水浴場の多くは、利用者の反発や客足が遠のくことを心配しています。
この夏の逗子や神戸の取り組みの結果次第では増えるかもしれませんが、その前に、自分の命を守るために大切なのは「飲んだら泳ぐな!」です。
データが示すように、酒を飲んで泳ぐのは非常に危険です。
規制のあるなしに関係なく、また、海だけでなく、川や湖でも必ず守ってほしいと思います。
 

twitterにURLを送る facebookにURLを送る ソーシャルブックマークについて
※NHKサイトを離れます。

キーワードで検索する

例)テーマ、ジャンル、解説委員名など

日付から探す

2016年06月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
RSS