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おはよう日本 「ここに注目!」

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ここに注目! 「STAP細胞 ネイチャーが論文取り下げ」

中村 幸司  解説委員

Q:STAP細胞をめぐる研究不正の問題で、科学雑誌「ネイチャー」に掲載された論文が正式に取り下げられました。中村幸司解説委員に聞きます。

論文の取り下げには、どういった意味があるのでしょうか?

A:STAP細胞の存在を示す根拠がなくなったわけで、研究成果としては「白紙」に戻ります。取り下げの理由は、複数の深刻な誤りが見つかったことだということです。
 
Q:STAP細胞はあるのか、ないのかが大きな疑問となっているわけですが、取り下げによって「STAP細胞はない」ということになるのでしょうか?

A:論文取り下げが、すなわちSTAP細胞が存在しないということにはつながりません。STAP細胞がないということが証明されたわけではないからです。
理化学研究所では、4月からSTAP細胞があるかないかの検証実験を進めています。
 
Q:7月2日には、小保方晴子研究ユニットリーダーが理化学研究所の施設に出勤しました。検証実験に加わるということですが、こうする必要があるのでしょうか?

A:論文の発表以降、STAP細胞の作製に成功したという報告はありません。「STAP細胞はある」と主張している小保方リーダー自身が再現に取り組むことで、ひとつの決着をつけてもらおうということだと思います。
実験に際しては、その様子を映像に記録するとか、別の機関の研究者が立会うなど、管理を徹底して透明性を確保するとしています。
 
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Q:注目は、小保方リーダーがそうした中でSTAP細胞を作れるかどうかということになりますね?

Q:確かにそうです。
理化学研究所では、STAP細胞が存在するということになるためには、小保方リーダーがSTAP細胞を作った上で、その方法に基づいて第三者が作製に成功することが必要だとしています。

ただ、この論文には、いまも核心に触れるような複数の疑義、つまり疑問点が残されたままになっています。この疑義の調査に理化学研究所は消極的でしたが、6月30日新たに調査を行うことにしたと発表しました。小保方リーダーなど関係者には、疑義について詳しい説明をすることが求められています。
検証実験やこうした疑義に対する対応を理研や研究者が多くの人が納得できる形で行えるかどうかが問われています。
 

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