2008年02月27日 (水)海外ドラマの売り込みがありました
海外ドラマ・スタッフブログに初めて書きます、YUKIです。
今日の午後、イギリスのドラマ配給会社のかたがNHKを訪ねて来られました。新しい海外ドラマの売り込みです。
海外ドラマ班には、外国の様々な配給/制作会社やテレビ局から次々と新作ドラマの売り込みがあります。試写用のDVDを見てほしいと送ってくる場合もあれば、今日のように海外からわざわざ東京へ来られたりもします。
続々届く試写用DVDを一所懸命に見るのですが、必ずしも面白いものばかりとは限りませんし、暴力や性描写が多くてNHKでは放送しづらいものもあります。そうした山ほどあるドラマ最新作の中から、多くの視聴者の皆さんに愛されるようなドラマを見つけるのはなかなか難しいものです。
さて、今日NHKに来られた会社がオファーしてきたのは全5話のミニシリーズ・ドラマでした。第二次世界大戦中のヨーロッパで、過酷な運命に翻弄されたある少女とその家族の実話に基づいた物語です。
この会社からは事前に、最初の2話分だけ試写映像が届けられていました。この映像を見る限りは、あの戦争時代の重苦しい雰囲気が良く出ているし、なんといっても思春期の少女と周囲の大人たちとの葛藤や愛情の描き方がうまい!戦争とは、家族とは、平和とは、といろんなことを考える、なかなか面白いドラマだなという印象を持ちました。
配給会社のかたの話によれば、これはまだ完成直前の段階にあって、イギリス本国では数ヵ月後に放送予定だとか。確かにこのドラマの音声は録音状況がまだ不完全だなという気がしました。その点を指摘すると、やはりこれから音声部分の調整をしなおす予定だという話でした。
こんな風に、完成前の海外ドラマの売り込みも珍しくありません。
そういうものも含めて、最初の数エピソードを見て「これはNHKでは放送できないな」とお断りするドラマもありますし、今回のように、面白そうなものは、全部完成したら改めて試写用DVDを送ってくださいと依頼するのです。
もちろん、ドラマを全部見終わったところで、うんこれは面白い、というだけでは放送は決まりません。
今回の場合でいえば、少女が主人公ですから、BS2で放送するべきか、それとも教育テレビで放送するべきか、はたまた総合テレビでの放送という手もあるか、ということを考える必要があります。
しかしどのチャンネルも4月からのラインナップはすでに決まってしまっています。
10月以降のラインナップに入れるとしても、このドラマは全部で5回しかありませんから、その後なにを放送するかまで含めて考える必要があります。
そしてなんといっても放送するためのコストはいくらかかるのか?というのが大きな課題です。
こんな具合に、新しいドラマを放送しようとすると、検討しなければならないことがいくつもあります。
ですから今日売り込みがあったこの海外ドラマも、まだこの先、数ヶ月に渡る検討の日々が待っているというわけなんです。
もし放送が決まったら、もちろん皆さんにお知らせしたいと思います。
投稿者:YUKI | 投稿時間:18:10
