2010年02月19日 (金)アメリカのERは減っているそうです。


BS2の海外ドラマ『ER14』は来週の第19話が最終回です。

第18話「繰り返し」には、アメリカの医療現場が置かれている厳しい状況がいくつも出てきました。

1)高血圧のクスリをもらいにきたおばあさんに対してアビーがこんなことを言っていました。
「これで3度目ですけどERは薬をもらいにくるところじゃないんです。今後は主治医からもらってください」

2)ある患者さんは肝臓障害の原因がメキシコから持ち込んだクスリにあるかもしれない。そこでそのクスリを薬物検査にまわそうとしたところ、人件費削減のために係がいなくて来週の水曜日まで検査が出来ないといわれます。

3)ドゥベンコ医師はほかの患者に対応するためひとりニーラに手術をまかせてオペ室を出て行ってしまいます。

先日、堤美果著「ルポ 貧困大国アメリカ2」(岩波新書)を読んでいたら、アメリカの医療現場について次のような記述がありました。

金融危機によって失業率が上昇し、メディケイドという貧困層向けの公的医療保険を受給する人が急増。
そのため州によってはメディケイドの予算を削減せざるをえなくなっている。
保険がない人はERに駆け込むようになる。
アメリカではERだけは無保険の患者の治療を拒んではいけないという法律があるから。
そして今アメリカでERが使用される回数は年間平均1億9000万回!
1996年からの10年間でその数は32%も上昇している…。

こうしてERの患者が増えるほど病院は経営が苦しくなるので、人件費を削ったり、ERを閉鎖したりせざるをえない病院も出てきているんだとか。

オバマ大統領が国民皆保険を目指す背景にはこんな医療事情があるんですね。

そんな中で、シカゴのカウンティ総合病院は頑張っています。
毎回のように銃の乱射事件だのなんだの医師や看護師は命がいくつあっても足りないような状況が続くというのに。

そして来週『ER14』はいよいよ最終回です。
またしてもなにやら事件が起こりそう…。

放送は2月25日(木)午後11時から。
お見逃しなく!

投稿者:YUKI | 投稿時間:10:25

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