2009年06月08日 (月)『スター・トレック』が高視聴率のわけ


5月30日(土)のBS2『スター・トレック』の視聴率がとても良かったんです。それはなぜか。考えられる理由がひとつあります。

それは5月29日に新作映画『スター・トレック』が公開されたからではないでしょうか。

この映画は、BS2で放送しているドラマ『スター・トレック』よりも少し前の時代を描く、いわゆるprequelといわれる作品ですね。ですからカーク船長やミスター・スポックたちが、はじめて宇宙船エンタープライズ号の乗組員として活躍を始める若き日々を描いています。

で、この映画を見た人がBS2で、改めて---または初めて---オリジナルのテレビ・シリーズ『スター・トレック』を見てみようと思ったのではないでしょうか。だから視聴率が良いのではないかと想像しています。

さて、映画を見たかたは、映画とテレビドラマの登場人物の名前が違っていることに気づいたのではないでしょうか。どのように違っているか、そしてその理由についてご紹介しておきましょう。

○テレビではドクター・マッコイ   映画では“ボーンズ”
“ボーンズ”というのはドクター・マッコイのあだ名で、実はテレビでも英語音声ではカーク船長だけがマッコイのことをこのニックネームで呼んでいます。40年ほど前のテレビ初放送の頃には、こんなニックネームを急に使われても視聴者にはちょっとわかりにくかったのでしょう。日本語吹き替えのときにこのニックネームが使われることはありませんでした。

○テレビではウラ  映画ではウフーラ
テレビでも英語の原音はウフーラといっていますが、日本語吹き替えのときにウラとなりました。なお、このウラというのは名字です。では彼女のファースト・ネームは?テレビ・シリーズでは一度も彼女のファースト・ネームは公にされませんでした。
でもなんと映画では彼女がファースト・ネームを明かすというシーンが出てくるんです。これはファンにはたまらない場面です。私もこの場面ではゾクゾクしてしまいました。

○テレビではチャーリー  映画ではスコッティ
テレビでも英語の原音ではスコッティといっていますが、日本語吹き替えのときにチャーリーとなりました。これは40年近く前にはまだ外国人の名前に日本の視聴者があまり慣れていなかったため、スコッティというとスポックと聞き間違える可能性があるので、全く音が似ていないチャーリーになったという話を耳にしたことがあります。

○テレビではミスター・カトウ   映画ではスールー
テレビでも英語の原音ではスールーといっていますが、日本語吹き替えのときに加藤という日本語の名前が与えられました。スールーは演じているジョージ・タケイが日系人ということもあって、日本人らしい名前をあてたほうが日本の視聴者には親近感が持てると考えられたのでしょう。

そんなわけで、映画『スター・トレック』を見て、テレビのオリジナル・シリーズと別の登場人物がいっぱい出ていると勘違いしないでくださいね。

投稿者:YUKI | 投稿時間:11:47

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