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2012年5月8日の

一番星
原口敬子さん

原口敬子さん

職業:和紙デザイナー

★和紙の世界で新境地を開拓!★

 日本には古くから受け継がれてきた伝統の工芸品がたくさんありますが、今回はその中のひとつ、和紙を使ってユニークな作品を次々と作り出す和紙デザイナーをご紹介します。

 

 鹿児島市の閑静な住宅街にある工房に原口さんはいます。
 原口さんは2年前に和紙職人になりました。ヨーロッパの田舎の風景を描いた作品は、まるで油絵のような立体感があります。

 「北欧でデザインを勉強していたので、和と洋を掛け合わせた作品を作りたい」と原口さんは言います。

 

 原口さんは『流し絵』という技法で作品を作ります。
 注目するのは麻のひも。麻ひもを漉いた和紙の上に貼り付けていきます。デザインの細部をこのひもで表現するのです。
 そして色付け。水で薄めた染料と和紙の原料を混ぜた液体を少しずつ流し込んでいきます。この時、水分だけが下に落ちていきます。その結果、和紙に染料が少しずつ残り、微妙な色合いになるのです。

 

 田上リポーターも『流し絵』に挑戦してみました。
 キラキラと輝いた感じの一番星をイメージします。ひもを貼り付ける作業では、なかなか思うような形にはなってくれません。
 色付けの作業の時に聞こえてくる滴の滴る音は何とも言えない心地よい響きです。
 最後に特殊な機械に貼り付けて乾かし、ようやく完成!

 

 「世界中の人が和紙の作り出す光を見て癒されてほしい」と原口さんは語ってくれました。
 日本の誇る和紙の魅力を広めようと原口さんは新たな作品を続けます。

田上真澄リポーター
田上真澄リポーターからひとこと

 工房に所狭しと並んでいた作品。そのどれもが、柔らかくて、温かくて、とても優しい雰囲気に包まれています。
きっと原口さんの人柄から、生まれてきているんですね。
日本の古き良き物に、北欧のデザインという新しいエッセンスを加える。そのアイデアに感銘を受けました。
これから、デザインの勉強のためにデンマークへ旅立つ原口さん。
これからもステキな作品を期待しています!

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