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さつま狂句のポイント

番組の中で挙げた「さつま狂句を書く上でのポイント」をまとめて掲載しています。

2018年放送分

「言葉を使い分ける」 …(5月29日放送)

例えば、「沢山(たくさん)」という鹿児島弁では「あばてんね、あばてんねしこ、あばてんの、いっぺ、うごっ、ずばっ、ずんばい、どっさい、どしこでん」等とそれこそ「沢山」有ります。言葉を使い分けることによって17音字にしっかり収めましょう。

「説明句は避けましょう」 …(4月24日放送)

作者の気持ちや情景を説明しただけでは、読み手に感動を与えることはできません。
読み手が「ハッ」とするような意外性を加えましょう。ただし、これもほどほどが肝心です。

「第一発想は捨てましょう」 …(3月14日放送)

今回の投句に、参観日、レジ前、不倫騒動、遺産騒動、相撲界、宿題の間違い、服の着間違い、人(ひと)間違(まちが)い等、似た様な発想の句が沢山寄せられました。いい句だったのに採られなかったという方は、そのためと考えて下さい。皆考えることは同じです。共倒れになってしまいます。入選句を参考に人と違った発想を心掛けることと、表現に工夫を凝らしましょう。

「薩摩狂句は人間不在ではいけない」 …(2月28日放送)

薩摩狂句は人を詠むのが原則です。今月の投句に「鶴が飛んだ」だけの句が沢山有りました。人間以外を詠む場合は「人のように見立てて詠む・・擬人化」の方法と、「人間との関わり合いを持たせる」方法があります。句の題材を決めた時に、この二つの点を確認してから句作りにかかりましょう。

「辞典などで、細かいところまで調べる」 …(1月30日放送)

今月の課題の「踊る」は、「踊りを踊る、他人にそそのかされて行動する」という意味ですが、飛び上がる、胸がわくわくする」という意味の「躍る」の句が沢山見られました。辞典にはちゃんと分かれて載っています。句を作る前にきちんと調べる癖を付けましょう。

2017年放送分

「気の利いた一言でアピールを」 …(12月26日放送)

選をするにしても読む側にまわっても、気の利いた一言があると、うーん上手いなあとひきつけられます。できるだけ手あかのついていない言葉を見付けて句に彩りを添えましょう。

「できるだけ課題の言葉を中心に置く」 …(12月4日放送)

今月の「夫婦(みと)」の題に「夫婦(みと)喧嘩(げんか)」が沢山有りました。夫婦の事ではありますが、どちらかと言うと「喧嘩」が主役になってしまいますので、できるだけ課題そのもので詠みましょう。

「薩摩狂句に上質な笑いを」 …(10月24日放送)

「何を笑うか」によってその人の人柄分かるといわれます。作品は人柄そのものです。たかが薩摩狂句であってもただ笑えば良いというものではないと思います。もっと上質な笑いを追及したいものです。

「今日のポイント」 …(9月5日放送)

発音と漢字はできるだけ一致させましょう。
大騒動(とろいとろい) → 大騒動(うそど)  
同級生(おなっとっ) → 同級生(どうきゅうせい) または 同(ひと)っ年(とし)(同(おな)っ年(とし))

「狂句作りのポイント」 …(8月29日放送)

おなじ発音をすることばでも次のように意味が違っている場合があります。ひとつだけ例を挙げますと。
例「きばっ」・・・
①「がんばる」という意味の場合は「頑(き)張(ば)っ」、
②「我慢する」という場合は「我慢(きば)っ」という漢字を当てます。

2015年放送分

「課題の捉え方」 …(8月27日放送)

私見ですが、「課題吟」は「課題で」詠むのではなく、「課題そのもの」を詠むことだと考えています。芝居や映画で言えば、課題はそれらの「主役」ではないでしょうか。主役が二人も三人もいたのでは、芝居も映画も成り立たないのではないかと思うのです。
例えば、今回の課題「夏」の場合を考えてみましょう。句の中に「夏」と「冬」出てくると、どちらが主役かわかりません。あくまでも「夏そのもの」が句の中心になるように考えるのが、課題吟を詠む場合の基本的な考え方ではないでしょうか。夏という字が入っていても、「甘夏、 夏子」などはまったく別物で、これは完全に課題から外れていると考えるべきでしょう。「夏」という字が入っていればよいというものではないと思います。
狭い考え方かもしれませんが、夏休み、夏祭り、夏草、夏バテ、なども確かに夏のものですから、完全に課題から外れているとは言えないでしょう。しかし、課題そのものを詠むという考え方からすると、完全に課題から外れてはいないにしろ、「夏、大暑、猛暑、冷夏、真夏」などと比べると、課題の中心が少しずれているのではないでしょうか。
例えば「夏休み」は「夏の休み」であって「夏そのもの」とは少しずれがあると思います。「春休み」「冬休み」「春休み」というように、どちらかというと夏よりも「休み」の方に重点が置かれた言い方ではないかと思われます。初心者のうちは、夏休みや夏祭りでも構わないと思いますが、慣れて来たら、夏そのものを詠むようにしたいというのが私の考え方です。句作りの参考にしていただければと思います。

「狂句作りのポイント」 …(7月31日放送)

句作りにはいろんな方法がありますが、そのひとつに、「辞典を利用する」と言う事があります。易しい言葉ほど辞典を引いてみましょう。今回の「汗」という兼題で辞典を引いた方は少ないのではないでしょうか。辞典など引かなくても分かっていると考えがちです。
ところが、辞典を引いてみると、思ったより沢山の意味があることに気付きます。そして辞典に載っている例文などが句作りのヒントになることがよくあるのです。例えば、「汗」にもいろんな「汗」がある事が分かります。「脂汗」「大汗」「玉の汗」「血の汗」「一汗」「冷汗」など。これだけでも発想の枠が広がるのではないでしょうか。
兼題が出たら、おっくうがらずに、先ず辞典を引いてみることをお勧めします。

「狂句作りのポイント」 …(2月9日放送)

1.一番初めに浮かんだ句(第一想)は捨てる。多くの人が同じような句を考えるので似た様な句が多くなるので共倒れになる。
2.いろんな「眼鏡」を辞典で探す。水中眼鏡、箱眼鏡、鼻眼鏡、虫眼鏡、新しい眼鏡、古い眼鏡、高価な眼鏡、百円眼鏡など。
3.出来るだけ人が狙わないようなユニークな眼鏡を考える。「眼鏡」を句の中の「主役」にする。
なかなか難しいことですが、参考にしていただければと思います。

「狂句作りのポイント 」 …(1月6日放送)

1.どんな「祝」があるかを考える。(出来るだけ辞典を引く。 お祝、名付け祝、七草祝、前祝、米寿祝、誕生祝、内祝など沢山出てきます)
2.それぞれの祝の場面をできるだけいろいろな角度からイメージ(想像)する。
3.「祝」そのものを句にする。「祝」を句の中の「主役」にする。
なかなか難しいことですが、参考にしていただければと思います。