STORY
鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花(小芝風花)は、仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていた。そんなある日、津村幸次郎(吉岡秀隆)が家探しに不動産会社へとやってくる。鹿児島には縁もゆかりもないという幸次郎。対応した知花は張り切り、自分がいまイチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし、内見していた幸次郎がとつぜん、「桜島が見えない家がいい」と言いだした…。
2023年1月7日(土)
午前8時~8時59分
BSプレミアムで放送決定!
鹿児島の不動産会社に勤める坂元知花(小芝風花)は、仕事でも伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない日々を過ごしていた。そんなある日、津村幸次郎(吉岡秀隆)が家探しに不動産会社へとやってくる。鹿児島には縁もゆかりもないという幸次郎。対応した知花は張り切り、自分がいまイチオシの桜島ビューのマンションを紹介する。しかし、内見していた幸次郎がとつぜん、「桜島が見えない家がいい」と言いだした…。
市内の「くすのき不動産」に勤める社員
私は鹿児島に行った事はまだ一度もありませんが、自然豊かで、食べ物も美味しそうで、人が温かそうな印象を持っています。
今回の作品は、生まれも育ちも鹿児島で、桜島が噴火するのが当たり前の中で育った女性を演じさせて頂きます。桜島の噴火が「日常」だからこそ、「災害」「被害」といった認識がなく、今までになかったのだから、大きな爆発なんて起きないと、心のどこかで思ってしまっているのが、印象的でした。
と同時に、降灰すれば洗濯物が干せなかったり、車に灰が積もったり、生活をする上で不便な所もあるけれど、それでも鹿児島と桜島を愛する人々の心を通して、本当に素敵な場所なんだろうなと、鹿児島で撮影するのがとても楽しみになりました。
「桜島が見えない」部屋を探す男性
コロナ禍になり、震災のことが忘れ去られていくのではないかと思っていた時にお話を頂きました。ドラマや映画の制作も困難な時代ですが、忘れてはならない人の持つ悲しみと、そこから生まれるであろう希望を見つけられるような作品になればと思っております。
桜島でカフェを営む女性
桜島でカフェを営む女性
私は、九州地方に縁があると勝手に思い続けているくらい九州地方は気持ちいい思い出しかありません。今回は鹿児島です。そこに吹く新しい風に当たりながら鹿児島の皆様の力になれることを願うばかりです。誇り高き鹿児島魂に近づけるかな。頑張ります。宜しくお願い致します。
鹿児島市で災害対策にあたる職員
鹿児島市で災害対策にあたる職員
台本を読むまで桜島について「知っている」くらいまでの認識だったのですが、過去の悲惨な災害に対して、人々がどのように向き合って生きているのか、そして、若者たちをはじめとして、人々がすれ違いのなかで桜島を通じてつながっていく様子を表現できたらと思っています。また、実際にその地域を見ながら撮影できるということで、リアリティが演技にも表れればいいなと思います。
”薩摩おごじょ”な母親
”薩摩おごじょ”な母親
初めての鹿児島です。鹿児島で思いつくのは、サツマイモ、お魚、黒豚、そして桜島。
リアルな鹿児島に出会うこと、お土産を買うことが楽しみです。
「くすのき不動産」の敏腕上司
「くすのき不動産」の敏腕上司
脚本のデータを頂き、中身を読む前に、あぁ、僕はこのお仕事をやることになるんだな、と思いました。身の潔白を証明するために自ら火を放ったという日本神話に出てくるコノハナサクヤヒメに由来するタイトルは、僕に迷いを与えませんでした。
姫の自死が人間の死の起源になった、と聞いていますが、果たしてこれは人間にとって縁起の良いことなのか悪いことなのか、、。
死と別離があるからこそ、命と出会いの大切さを考えることになるのだろう。と考えます。
桜の語源でもあるそうです。
さくや。いい名前だ。
某アメをこよなく愛する同僚社員
某アメをこよなく愛する同僚社員
鹿児島という温かな場所で、逞しく生きる地元の方々に役として向き合えること、とても幸せに感じます。桜島から感じる五感を大切にしながら、素敵な生まれ故郷で育った等身大の女性を楽しく演じられたらなと思っています。
鹿児島に着いたら、豊かな自然を存分に楽しみたいです。
天文館の雑貨店の
店員
天文館の雑貨店の店員
今回この作品に携われること非常に嬉しく思います。私は、鹿児島に幼い頃からよく遊びに行ったり、父親が単身赴任で住んでいてゆかりがありました。
そんなご縁のある鹿児島の地でお芝居が出来ること、幸せでしかありません。
鹿児島のパワーをたくさんもらって撮影も楽しく臨みたいと思います。 放送をお楽しみに!
最初に依頼されたのは、不動産会社を舞台に「桜島が見える最高の一軒を探す物語」でした。ご提案して、「桜島が見えない部屋がいい」という男と、それに戸惑う女性の話になりました。ひらめきで言ってはみたものの、答えがあったわけではなく、理由を考え続け、でも最後は、主人公の知花とともに、とても大切なところに辿り着けた気がしています。書く前に一度、リライトのためにもう一度、桜島と鹿児島を歩き、丁寧に書かせてもらいました。そしてできあがった物語は、桜島を愛する鹿児島のみなさんに、わたしもそのひとりにしてください、と書く手紙のようなものになりました。ふるさとを持つすべてのひとに、つまりあなたに、届きますように。
serial number劇作家・演出家
2013年
演出作品「国語の時間」(小里清作)にて読売演劇大賞優秀作品賞受賞。
2016年
「残花-1945 園井恵子 さくら隊」
「insider-hedge2」で紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。
2018年
「アンネの日」そのほかの成果で、芸術選奨 文部科学大臣賞 新人賞受賞。
2019年
「アトムが来た日」で岸田國士戯曲賞最終候補。
2020年
映画「新聞記者」脚本担当 日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞
2021年
「コタン虐殺」「All My Sons」にて読売演劇大賞 優秀演出家賞受賞
今回、私の故郷でもある鹿児島が舞台の「この花咲くや」という素晴らしいドラマに音楽で参加させていただくことになりました。
視覚と合わせてどうしたら鹿児島の空気や匂いが伝わるのか、そして人の感情に寄り添って表現できるのか、今まさに奮闘中であります。
そして、多くの鹿児島の方がスタッフとして参加されています。極めつきは役者の皆さんの鹿児島弁!!!方言の中でもトップクラスに難しいと思いますので、ここにも注目してみて下さい。
鹿児島の皆さんにとってはどこか懐かしく、そして県外の方々には、鹿児島ってこういうところなのか、と思わせるような音楽を、一鹿児島人として、人の感情の動きと共にそっと添えられたらいいなと思います。
2022.4.1
2022.3.31
2022.3.28
2022.3.24
2022.2.1
2022.1.13
2021年11月
鹿児島県内各地で収録しました!