鹿児島放送局のアナウンサーとキャスターが個性豊かに日記を綴ります。
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押尾 駿吾 - おしお しゅんご
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アナウンサー・キャスター紹介
2018年7月3日(火)

徳之島をたずねて


放送中の大河ドラマ「西郷どん」。
第24回、第25回の放送は、徳之島と沖永良部島が舞台でした。


前回のアナウンサーだよりでご紹介した、沖永良部島の野ざらしの牢。
西郷吉之助が、友を信じ、牢の中で生きる力を振り絞る姿に胸を熱くし
た方も多かったでしょう。


西郷が沖永良部島に渡る前に過ごしたのが、徳之島。
愛加那や子供達との再会のシーンにも、目頭が熱くなりました。


徳之島は“子宝の島”と言われます。
島では、7〜8人子供がいる家庭も普通なんだとか。
空港の名前も、「徳之島子宝空港」。



子宝の島で、西郷は、1歳半の菊次郎とは約8ヶ月ぶりの再会、
生後50日ほどの菊草とは初対面でした。
家族と共にした時間は、ドラマでは5日間として描かれていましたが、
実際には、西郷の沖永良部島への遠島命令は、愛加那達が到着した晩の
宴の最中で、一緒にいることができたのは数時間だったと言われています。


2ヶ月あまり過ごした徳之島。
西郷は好物だった梅を薩摩から持参したそうです。
自分で食べるためだけでなく、物々交換で島の食材を手に入れるため。
当時、徳之島には梅はなく、島の人達は、物珍しそうに梅を食べたそうです。
西郷が、島の人が梅の酸っぱさに顔をしかめたのを見て腹をかかえて笑った
という逸話が島に残っています。


囲いにめしこまれた沖永良部島での生活の前、
徳之島で西郷が過ごした時間は、どこか穏やかでゆっくりと流れたのかも
しれませんね。


その徳之島で、先月初め、全国放送のラジオ番組「民謡をたずねて」の
公開収録を行いました。


「西郷どん」の奄美編、徳之島・沖永良部島編で随所に盛り込まれてい
る奄美の島唄をたっぷりお聞き頂けます。


三味線の音色と、唄者の皆さんの透き通るような歌声で、
3日間で20曲をお届けします。


中でもおすすめは、「行きゅんにゃ加那節」。
“加那”は、奄美の言葉で“愛しい人のこと”。
去りゆく恋人を惜しむ気持ちが読み込まれた曲です。
奄美大島での、吉之助と愛加那の別れのシーンで唄われました。
切ない歌詞に私も、ステージでこみ上げてくるものがありました。


奄美は、長い間“支配”に苦しんだ島々です。
奄美の島唄には、そうした悲しみを唄った曲が多く、是非歌詞に注目し
てお聞き下さい。


ご出演は、
森山ユリ子さん、中島清彦さん、福山幸司さん、平久美さん、前山真吾
さん、指宿桃子さん、伊勢勝義さん、泉サダ子さん。


放送は、7月21日(土)、7月28日(土)、8月4日(土)の3日間。
いずれも午後0時30分〜0時55分、ラジオ第一とFMで放送予定です。


末筆ながら、先月7日に「あさイチ」JAPA-NAVIのコーナーに出演した
際、私宛にたくさんのお便りを頂きました。



放送ではご紹介できませんでしたが、改めて鹿児島の皆様に支えられて
いるのだということを感じました。温かいメッセージ、たくさんありがとう
ございました。このお便りは一生大事にします。


「西郷どん」の波にも乗り、島づくしの一年。
早いものでもう2018年も折り返し、残りも気張ります。
今後とも、応援をよろしくお願いします。

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