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セキュリティニーズの高まりで需要が急激に伸びているホームセキュリティ。綜合警備保障では、今、高齢者向けに様々なサービスを提供しています。例えば、一人暮らしでけがや病気をしたときが心配だという人向けに緊急に通報できる装置を持ち歩いてもらったり、トイレに設置したセンサーが出入りを感知して24時間一度もトイレに行かないことがあると安否確認の連絡が入る仕組みを導入したりしています。また、子供を狙った凶悪な犯罪が相次ぎ親や学校、地域の不安が増す中で、学校や通学路、さらには町を守る新たなシステムの導入も進めています。最近では、警備をするロボットの開発にも力を入れている綜合警備保障の経営戦略について、村井社長に話を伺いました。 ......................... ......................... ......................... 【関口】かつて日本は治安がいいと言われましたが、最近胸を張って言えない感じです。
【村井】数字以上に肌で感じる安全さ・専門用語で『体感治安』と言っていますが、そういう実感が危なくなってきています。それとともにセキュリティに対するニーズが増えてきたと感じます。
【古野】ご近所付き合いがあるお年寄りが利用するケースも増えているんですね。
【村井】65歳以上のお年寄りが一人か夫婦だけで住んでおられる世帯は国内に800万世帯あります。ご家族の人たちが心配して警備会社に頼んでくるケースが増えているようです。高齢化時代ですから今後ますます需要が増えると思っています。
【古野】いざ非常ボタンも押せない状況になった場合はどうなるんですか?
【村井】ライフリズムをみる方法があります。例えば人間でしたら1日に何回かお手洗いに行ったり、炊事場で水を出したりします。それがある一定時間以上途絶えていると警報が出るシステムがあります。もっと精度が高くなって普及すると思いますね。
【関口】ご近所付き合いの中で『おばあちゃん元気かしら』と声をかけあうことがあったと思いますが、目の行き届かないところをカバーするということですね。
【村井】核家族と共働きが増えて、ご近所でも目が回らないので、むしろ機械で感知する方向に進んできていますね。
【関口】何かあった場合、現場に早く駆けつけることが大事ですよね。都市部ですと通報後どのくらいで駆けつけられるんですか?
【村井】山間部も含めた全国平均が弊社の場合14分台です。都市部だと10分以内に駆けつけるように取り組んでいます。事故の場合は早ければ命を助ける可能性が高くなります。犯罪の時でも被害の拡大を防げるわけです。ですから、できるだけ到着までの時間を短縮していく努力をしています。
【関口】そのためにはITの活用が大事になってくるんですか?
【村井】技術革新は日進月歩で進んでいますので、最先端の部分を取り入れています。
【関口】そういう意味で言うと資金の負担も大変ですか?
【村井】全国に警備会社は9065社あります。でも最先端の装置に金を使っている会社は9%ぐらいに過ぎません。あとの会社は機械を使わないで人だけで警備している感じです。
【古野】学校に防犯カメラとかセンサーのついたフェンスを設置しているところも増えているそうですね。
【村井】学校に対する犯罪は増えてきています。そういうこともあって学校側からセキュリティの相談を受けることが増えています。特に行き帰りはお子様だけで、学校の先生は一緒について行けないし、保護者も一緒に行けないし、危険なところはあります。
【古野】設備は整えた上で、いざという時の対処方法も教えていく必要があると?
【村井】最初に先生方に対処方法をアドバイスします。次は、お子さん方にも安全意識を持ってもらうことも大切だと考えて、安心教室という形で、小学校で無料の授業を行っています。普通の防犯教室と違ってゲーム感覚で行います。4年前ぐらいから毎年10万人ぐらいのお子さんを対象に続けています。
【関口】この教室のおかげで助かったケースもあったそうですね?
【村井】車で連れ去られそうになったら必ず車の後ろに回って逃げるように指導しています。実際に被害に遭いそうになったお子さんが指導通りに逃げて助かったこともありました。そういうノウハウは結構あるんです。
【関口】警察と警備会社はどう役割分担をしているんですか?
【村井】警察は犯罪が起きたら鎮圧し逮捕することが主力になります。警備会社は自主防犯というか自分で犯罪が起こる前に防ぐお手伝いをするわけです。でも情報などは共有し連携しながら仕事をしています。 |
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