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| ホッピービバレッジ
石渡 美奈(いしわたり みな)副社長 |
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麦芽とホップを使ったアルコール分0.8%のビール風味飲料、ホッピー。ビールが高嶺の花だった戦後、石渡さんの祖父が販売を開始すると、手頃な価格で「庶民の飲み物」として人気を得ました。石渡さんは、この飲み物を若者にも飲んでもらおうと様々な取り組みを行い、売り上げは6年で3倍に増えています。従来は問屋への営業が中心だったところを直接飲食店に出向き商品をアピール。さらに、若者を意識して、配送用のトラックのデザインを変えて「広告」の役割を持たせるなど様々なアイデアを形にしています。また、会社を活性化するため、週に一度は幹部社員と1対1のミーティングを行うなど、社員とのコミュニケーションにも力を入れています。石渡さんに、会社を元気にする秘訣を伺いました。 ....................... ....................... ....................... 【関口】ゲストの肩書きは副社長ですが、社長であるお父様から会社の切り盛りを任されています。業績回復のために、たどり着いた答えは社内を変えることだったそうです。社内改革の手法は、まず明るく元気が大切ということですね。
【石渡】社長の元気が社員の元気です。「おはようございます」と声をかけてくれる社員の笑顔と、「おいしいホッピー作ってね」と言ってくださるお客様の声が元気の源です。
【古野】工場長の辞表提出はかなりこたえますよね。
【石渡】びっくりしました。改革を始めた時、最初にお前の本気は分かったから俺は応援する、工場は任せろと言ってくれたのが工場長だったんです。2006年2月1日に辞表を見せられた時は何が起こったのかと思いました。
【古野】日付まで覚えているぐらい。
【石渡】覚えています。一生忘れないですね。
【関口】トップの考えが伝わらなかったと目が覚めて、社員に向き合うというよりは、社員と同じ目線で仕事に向き合おうとしたんですね。
【石渡】そうです。本当に前向きになりました。
【関口】会社を変えていくにはコミュニケーションが大事だと本にも書いていらっしゃいますが、実際のやり方を拝見すると、がんがんと言うものの、次には褒めるという感じで、うまいですね。
【石渡】ありとあらゆる事でコミュニケーションの回数を増やすんです。リアルに話す時もあるし、カードやはがきを送る時もあるし、ボイスメールでやり取りする時もあるし、飲みニュケーションもあります。でも、もっともっと増やしたいですね。
【関口】石渡さんご自身のトップセールスはどんな感じですか?
【石渡】以前はお客様に顔の見えてない会社だったんです。だから顔の見える会社にしなければと思いました。私が行ける時には直接、顔を出してお客様との結びつきを作っていきたいと思っています。
【関口】営業に行く時の極意はありますか?
【石渡】お客様の声が一番大事です。私たちがいいと思っている商品でも、お客様が望んでないものを売りつけてしまっては受け入れられないです。お客様が望んでいるものを提供するという形が一番大切です。
【古野】内定者の親に挨拶に行く思いはどこにありますか?
【石渡】中には私にだまされて一部上場企業の内定を蹴ってきた人もいます。だからご両親に直接お会いさせていただいて3代目の顔を見ていただく。私も直接自分の声で思いを伝えさせていただいて、親御さんの不安をお伺いしてきます。その結果、ご両親が応援団になってくださるのが本当にありがたいです。
【古野】最初に社長が新人を教育するっていうのはどういうことでしょうか?
【石渡】うちみたいな小さな会社だと、私の価値観をしっかり伝えることを大事にしています。やっぱり価値観が合わないと一緒に頑張っていけません。だから、ありのままの日常を一緒にするんです。カバン持ちさせても一切気を使わないし教えることも実はしないんです。いつもどおりの私の仕事をしてみせるだけです。
【関口】新しい血がどんどん入ってくると元からいらっしゃる社員の方も変わります?
【石渡】変わりました。自分たちの息子・娘と同世代が入ってきたことによって格好悪い背中を見せたくない。という感じで成績が急に伸びたり、身なりもピカピカになったり、変わりましたね。
【関口】そろそろ『副』が取れて社長になってもいいという心の準備はできています?
【石渡】父がなんて言ってくれるかですけど2010年の創業100年の時にバトンをくださいという話はしています。
【関口】今は修行の仕上げをしている感じですね。 |
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