 |
 |
 |
 |
 |
|
|
 |
ゲストは、今月、日産自動車のCOO(最高執行責任者)に就任したばかりの志賀俊之さんでした。 日産自動車は、カルロス・ゴーン氏が指揮する大改革が効を奏し、業績回復を果たしました。4月から、ゴーン氏が仏ルノー社のCEOを兼務し、日本を離れる機会が増えることから、日産の実務を取り仕切る役割を任せられたのが志賀さんです。 新COOにまず求められるのは、3ヵ年経営計画で示した「販売台数の100万台増加」という目標の達成です。ゴーン氏が敷いた改革路線をどう継承し、販売強化につなげていくのか、志賀COOに伺いました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【関口】 ゴーンさんと比べられ、プレッシャーを感じますか?
【志賀】 当然感じますが、自分らしくやるしかないと思っています。
【関口】 ゴーン改革の本質をどう見ますか?
【志賀】 わかりやすく言えば、会社が進むべき方向を明確にする、それから数年の目標を明確にする、その目標を達成するために、それぞれがやるべき仕事を個人レベルでブレークダウンする。そして一人一人の従業員がコミットする。これがゴーン改革の基本になると思います。
【関口】 日産は、どのように変わりましたか?
【志賀】 成果を確実に出すことに対する粘り強さ、あるいは高い目標に向かってチャレンジしていこうという意欲が、社内で盛り上がる。それを達成することによって、また満足感が出てくる。この好循環が出来たということでしょうか。
【柴田】 日産が変わってきた中で、これからどのように志賀さんらしさを出していきますか?
【志賀】 30年近く日産で仕事をしていた人間でもありますから、強いところも弱いところも知っています。そういう意味では、ゴーン改革の集大成を社内の隅々にまで浸透させたいと思っています。
【関口】 ゴーンイズムの伝道師ですね。
【志賀】 一人のリーダーによって復活してきた会社が、これからは、組織として強くなっていくことが大事です。そのために、やはりどんどん伝道していかなければいけない、それが自分の役割だと思っています。例えば、去年ちょっと中国で苦戦をしました。計画台数を割ったのですが、今年になって、後半あたり非常に盛り上げてくれたんですが、実は、私自身も相当緊張してましたし、仲間も私のピリピリした感じが伝わっていたと思います。
【柴田】 年間の販売台数を全世界で100万台増やすという3ヵ年計画は、達成できますか?
【志賀】 自信を持って達成できると考えています。
【関口】 次の3ヵ年計画について教えてください。
【志賀】 3年間で28車種という積極的な発表を予定しています。また、従来以上にお客様のニーズにシフトし、お客様の期待を越える、あるいは従来の常識を変えるようないろんな提案をする、新しいコンセプトを提供したいと考えています。
【関口】 一番直近では、いつ頃次の新車が出るんですか?
【志賀】 来月末ぐらいには出ます。
【関口】 日産の苦しい時代に、苦労した部品メーカーや関連会社、下請けメーカーは、志賀さんのこれからに期待する方も多いと思いますが、COOとしてどのように応えますか?
【志賀】 日産が利益のある成長を続けていくことが何よりだろうと思います。そういう意味で、日産と仕事をしていて良かったというような形を作りたいと思います。
【関口】 部品単価を少し上げることはできますか?
【志賀】 お互いに競争力を高めていく中でしか、生き残れない業界だと考えています。 |
 |
|
|
|
 |
|
 |
 |