一次審査通過作品の紹介[予告編] (2013年)

一次審査通過作品の紹介(予告編)

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幼児向けカテゴリー

*国・地域のアルファベット順

Horacio & The Plasticines

  • Entering organization:Zumbastico Studios (ZS)
  • チリ
  • TV /Film/Video

オラシオは5歳の男の子。尽きることのない好奇心とユーモアのセンスにあふれていて、元気いっぱい。世の中がどうなっているのか知りたいという情熱にも似た好奇心と、あらゆることに対して、どうして?という疑問ではちきれんばかり。
大変な知識欲を持った彼は、何か理解できないことがあると不満で仕方ない。けれども、彼には友達のプラスチシネがいる。プラスチシネは4人いて、オラシオのデスクトップの箱で暮らしている赤、青、黄色、緑の生き物。プラスチシネたちとその歌のおかげで、オラシオは疑問に対する答えを見つけていく。
それぞれのエピソードで、幼稚園から帰って来るオラシオは、あることについて −例えば正直さ、友情、公害など− 矛盾を感じたり、疑問を抱いている。
プラスチシネは、クレイメーションを使った愉快なビデオクリップを通して、この矛盾を解消したり、疑問を解決する手伝いをするのである。
それぞれのお話の最後には、オラシオはその日に学んだことを実践することになっていて、オラシオの体験学習を就学前の視聴者たちも共有することができる。
プラスチシネたちにはそれぞれ性格があり、子どもたちの示す様々な反応を表している。赤はリーダー格で理性的、自信があり楽観主義。青は純粋なエネルギーを持ち、顔の表情にも興奮が表われている。黄色は優しく、矛盾に遭遇しても母性的。緑は天真らん漫で本能的な考え方をし、ユーモアさを醸し出している。

子どもたちにも実生活においてオラシオと同じことが起こるので、オラシオとともに物事についての認識を深めていくことができる。これが本作品の教育的なねらいである。この作品は子どもたちに、問題を解決し、社会とうまく折り合いをつけていくためにはどうすればよいかということを、日々の暮らし、そして人生の中でも重要なこの学びの時期において考えてみよう、と呼びかけているのである。

What's The Big idea

  • Entering organization:Planet Nemo Animation
  • フランス
  • TV /Film/Video

私は誰?
私とは何?
朝、目が覚めたとき、
世界は昨夜のままなの?
友達とは何?
ペットは?
赤ちゃんとは?
私は、私より大きい誰かと比べられるから、小さいの?
なぜ私たちは遊ぶのだろう?
どうして泣いたり、
質問をしたりするんだろう?
それにどんな意味があるんだろう?
だって、大人だけが、
こんな大事な哲学を独り占めするなんて手はないからさ。

The Show with the Elephant

  • Entering organization:Westdeutscher Rundfunk (WDR)
  • ドイツ
  • TV /Film/Video

耳の不自由な子どもたちによる彼らのための、ドイツ語手話のプレスクール番組。今回は、小さな青いゾウとその友人のピンクうさぎが"Sendung mit dem Elefanten (ゾウと一緒)"を紹介する。これは、ドイツ語手話に特化した番組で、耳の不自由な子どもが主人公だが、彼らのみでなく、耳の聞こえる全ての子どもも対象としてる。この番組は4月5日から毎週金曜日KIKAチャンネル(ドイツの子供向けチャンネル)で放送される。番組では、耳の不自由な子どもたちが自分たちのやり方で、おとぎ話『赤ずきんちゃん』を話したり、童謡『わたしのアヒルちゃんたち』を披露したり、動物あてクイズを出したりする。番組を通して、一言の言葉がなくとも、多くの場合いかに容易にお互いを理解しあえるかが見えてくる。当番組の特別編は、週末のKIKAチャンネルの“Project: Living Together(共生プロジェクト)”の一部として放送されるが、これは“インテグレーションとインクリュージョン(統合教育と包括教育)”の一環として行われている。

Sesamestreet presents: A carrot for Two

  • Entering organization:Norddeutscher Rundfunk (NDR)
  • ドイツ
  • TV /Film/Video

Pferdはどこか不調。歯が痛くてぐらぐらしている!いっぱしの馬のように食べることすらできない。WolleはPferdを助けようと、抜けそうな歯を引っこ抜こうとするが、Pferdはそんなのは真っ平ごめんだ。そこで歯医者の登場。緊張したPferdに、歯医者のRike先生は、この“問題の歯”について分かりやすく説明してくれた。

Sevenstone: Nearest and Dearest

  • Entering organization:Zweites Deutsches Fernsehen (ZDF)
  • ドイツ
  • TV /Film/Video

エルマーはお姉さんのカーラが世界中で一番好きだ。エルマーが必要とするときにはいつでも、カーラがそこにいる。エルマーはカーラから、泳ぎ方、横目の使い方、宙返りの仕方、あらゆることを学んだ。カーラが大学に進学するので、家を出て違う街に引っ越すことを決めたとき、エルマーはびっくり仰天した。「いったいお姉さんなしでどうすればいいんだ?カーラ姉さんは出て行っちゃいけないんだ!でもどうすればいい?」幸い、妹のミリがいいことを思いついた。カーラが出て行かないように一緒に力を合わせたのだ、しかし、結局は徒労に終わってしまった。そして、エルマーは、カーラを行かせてやるべきだと理解する。気づくとエルマーはカーラ姉さんと同じ立場になっていた。妹のミリの面倒を見て、人生で大事なことを教えてやるようになったのだ。

この作品では、愛する人が旅立つときの過程が描かれており、子どもの視点から様々な出来事が描写されている。兄弟の旅立ちは、喪失というよりも、新しい可能性を与えてくれる出来事として描かれている。主人公はもはや、お姉さんをいつも見上げている小さな男の子ではない。責任持って妹の面倒を見る、れっきとしたお兄さんである。彼は成長していくにつれ、自信をつけていく。つまり本作品は、変化を嫌い、なじみの薄い状況なんか真っ平ごめんだ、という子どもたちに、ポジティブなロールモデルを示しているのである。

Mofy

  • Entering organization:Sony Creative Products Inc.
  • 日本
  • TV /Film/Video

モフィは果樹園でおいしそうなリンゴを見つける。その落ちてきたリンゴを歌にしようと、唄い始めるが、最後が思いつかない。がっくりしたモフィの元に、ケリーがやって来て、家にお茶を飲みにおいでよと誘った。池の小さなボートに乗りこんだケリーは、バナナを取り出す。このバナナは、こんなときに食べようと、取っておいたものなのだ。ケリーはモフィとバナナを半分にする。びっくりしたモフィは、「なぜこんなにおいしいバナナを人に分けるの?」とケリーに聞く。ケリーはこう答えた。「君がぼくの友達だからなんじゃないかな!」。すると、モフィは果樹園で見つけたリンゴを取り出し、ケリーに半分わけてあげようと決めた。そして、モフィがまたリンゴの歌を唄いだすと、今度はケリーが手伝ってくれたおかげで歌を完成することができた。

iropico

  • Entering organization:STARRYWORKS inc.
  • 日本
  • Other Interactive Media

言葉を学び始めたばかりの子どもたちは、どのように色を認識しているのだろうか? お父さんやお母さんが、子どもにリンゴを見せて、「これが赤だよ」と言うとき、子どもたちは、形ではなく色のことが話されているのだ、と理解しているのだろうか? この疑問を前にして、私たちはこう考えた。もし色だけを見せて、子どもの声で色の名前を読み上げるアプリケーションがあれば、子どもたちは色という概念を楽しく学ぶことができるのではないか、と。 この考えを基に、本アプリケーションは開発された。

Nozy's Idea Workshop

  • Entering organization:Japan Broadcasting Corporation (NHK)
  • 日本
  • TV /Film/Video

本作品の目的は、どのようにモノを作るかを子どもたちに教えることではない。確かに、この番組ではモノづくりの手順を教えはするが、むしろ何かを創りだしたいという気持ちを芽生えさせ、それを可能にする力を与えることが狙いである。この中に出てくるメインキャラクターはノージー(遊びの王国から来たおどけたフェアリー)とその仲間、シナプー達だ。いつも好奇心いっぱいのノージーは、人間の世界を見に行っては、モノを作るのが楽しくて仕方ない。そんなときはくず入れの中に住んでいる陽気なクラフトおじさんが手伝ってくれる。番組は、「落書きしよう!」、「アートとクラフトソング」など、たくさんの短い要素で見せることで、視聴者たちが、楽しく絵を描いたり、ハサミなどの使い方を学んだり、「ぼくも、わたしも何か作りたい!」という気持ちになるのである。

Picnic with Cake

  • Entering organization:Submarine
  • オランダ
  • TV /Film/Video

Picnic with Cakeシリーズとスペシャル30分

Picnic with Cakeは、13カ国以上で出版されているテー・チョンキン作の絵本“ケーキを持ってピクニック”をアニメ化、クロスメディア向けにしたものである。13話と25分間のスペシャル篇それぞれの大筋は、ピクニックに行き、盗まれたケーキが見つかって、泥棒を見つけ、そしてケーキとハッピーエンド、というものだ。全てのエピソードは、別の動物の視点から語られていて、ピクニックのお話が、スリラー物にもなれば、ドタバタ喜劇や、ロマンチックコメディにもなる。全話とも、対象とする視聴者の理解力に合わせて製作されている。

The Reading Band

  • Entering organization:Norwegian Broadcasting Company (NRK)
  • ノルウェー
  • TV /Film/Video

“The Reading Band”を通して、子どもたちはアルファベットに出会い、どの音がどの文字に対応しているのかを学ぶ。今回の文字は「Z」。

Pettson's Inventions deluxe

  • Entering organization:Filimundus AB
  • スウェーデン
  • Game

Pettson's Inventions Deluxeは楽しく、今までにない方法で、想像力を刺激したり、問題解決能力を伸ばしたり、論理力を働かせるアプリケーションである。このアプリケーションでは、スウェーデンの作家スベン・ノルドクビストの児童本の登場人物ペットソンおじさんが中心になっている。 66の奇抜な発明品が出てくるが、ペットソンおじさんと猫のフィンダスは完成するのを手伝わなければならない。それぞれの発明品には必ず解決しなければならない問題がある。例えば、小さな“マックル”が飛ぶのを手助けしたり、おやつを手に入れたり、おばあさんを笑わせたりする。どれも一工夫あって、一筋縄ではいかない。課題を解決するには、画面横にある滑車、ギア、ベルト、重り、その他の物を組み合わせて、正しい場所にドロップする。また、レバーを引くことでいつでも発明品を試すことができる。発明ができたら、ゴールドスターをもらえる。また、引っかけのオブジェクトを加える事で、難易度を調整することもできる。 課題を解決するには、決断、試行、そして錯誤が必要とされるが、このアプリケーションを通して、物事を工学的あるいは物理的に見る力を伸ばすことができる。プレーヤーはスタート前に想像力を働かせて、発明を通して思考することを要求される。一つのiPad上で友達と対戦モードで遊ぶことも可能なので、教育価値が更に高まる。この場合、対戦相手より先に課題を解決するか、クロックをたたいたほうが勝ちとなる。マルチタッチも可能なので、友人たちとグループになって課題を解決することもできる。

Paper Bag Boy

  • Entering organization:Public Television Service Foundation (PTS)
  • 台湾
  • TV /Film/Video

紙袋を頭にかぶった男の子がいる。彼はいつも奇異な目で見られ、他の子たちからも避けられている。ある日、トラのマスクをかぶった女の子がうなるような声を上げているのを見て、 好奇心にかられた男の子はその後をつけていく。そしてお互いの秘密を打ち明けあうようになる。

子供たちは成長する中でさまざまな困難に直面する。そんな時、もしそばに良い 友達がいれば、そうした困難は容易に乗り越えられるのだ。

ALPHABET

  • Entering organization:Turkish Radio and Television (TRT)
  • トルコ
  • TV /Film/Video

アルファベットプロジェクトは、29のチャプター、4分間のアニメーションから成っていて、それぞれの項でアルファベットワードについての話をする。このプロジェクトは、就学前の子どもに、アルファベットワードを紹介することを目的としている。

4305-Me Am What Me AM

  • Entering organization:Sesame Workshop
  • アメリカ
  • TV /Film/Video

腹ペコのクッキーモンスターは、クリスがクッキーを焼くのを待っている。しかし、待つのは苦手だ!クリスが、待っている間食べるようにとニンジンをくれたので、クッキーモンスターは全部食べてしまった。すると突然、エクストラセサミストリートのレポーター、マリオ・ロペスが現れて「クッキーモンスターがベジーモンスターになった」とレポートしたのだ!仰天したクッキーモンスターは「ヘルシーなニンジンは好きだけど、自分はベジーモンスターじゃない」と説明する。けれど皆は彼をベジーモンスターと呼び続ける。ガッカリしたクッキーモンスターは、野菜を食べるのに残された方法はただ一つ、変装して食べることだと思いつく。しかし、変装してセロリを食べたが、マリオに見破られてしまい、録画されて、みんなに見られてしまう。戸惑いを隠せないクッキーモンスターは、誰も自分のことを信じてくれないから落ち込んでいる、とマリオに伝え、こんな歌を唄った。「自分がどんなに野菜が好きでも、どんなときも自分は自分、クッキーモンスターなんだー」。そして、クリスが焼いてくれたクッキーを食べた。するとマリオは、クッキーモンスターは本当にクッキーモンスターだ!とレポートした。

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