一次審査通過作品の紹介[予告編] (2013年)

一次審査通過作品の紹介(予告編)

一次審査通過作品へ戻る

  • 幼児向けカテゴリー
  • 児童向けカテゴリー
  • 青少年向けカテゴリー
  • 生涯教育カテゴリー
  • 福祉教育カテゴリー
  • イノベイティブ・メディアカテゴリー

イノベイティブ・メディアカテゴリー

*国・地域のアルファベット順

Big Stories, Small Towns

  • Entering organization:Big Stories Co.
  • オーストラリア
  • Website

 『Big Stories, Small Towns』は、小さな町々に住むフィルム製作者のチームが、地元の人びととともに、彼らの個人的な物語をスクリーンに映すという、独自のマルチプラットフォームのドキュメンタリー・プロジェクトである。その結果、愛とユーモアと希望に満ちた、一連の感動的な短編フィルム、デジタル・ストーリー、フォトエッセーが、特設ウェブサイト(www.bigstories.com.au)を通して世界に発信される。
 「大きな物語」プロジェクトは、メディアを通じた共同体への関わりと参加のユニークなモデルである。それは、地元の人びとの創作能力を開花させ、彼らの物語を共有することで共同体につながりを確立し、ローカルな物語の宝庫をグローバルに広める機会である。
 われわれは、災害に見舞われたコミュニティーが復興していく過程と連動する。それらのコミュニティーの中で、われわれは創造的なプロジェクトにはあまり参加しない住民(古参者、新参者、先住民)とも広範囲に協同している。
 このプロジェクトは、さまざまな問題について語り合うための、また共同体がつながるための触媒である。われわれは、地元の技術開発、技術支援、イントラおよび共同体同士の支援ネットワークを通じて、多元的なデジタル・デバイドをわずかでも埋めようとしている。われわれは他の実施者、機関、地域社会につながりを育成し、経験を共有し、地元の技術を開発し、共同体の複雑さについて考え、ますます都市化する世界における町の重要性を強化するために、物語を利用してもらいたいと望んでいる。

Here at Home

  • Entering organization:National Film Board of Canada (NFB)
  • カナダ
  • Website

毎年、われわれの5人に1人が精神的な障害を経験する。そのうち最も弱い人々は、不安定、貧困、薬物中毒の悪循環に陥るリスクがある。それは社会の周縁で窮地に追いこまれている、長期のホームレスの小集団の生活である。標準的な対処方法は、こうした人びとに住居を与える前に、身ぎれいにし、薬物を断たせ、医薬品を与えるということだ。だが統計によると、これではうまく行かない。その手順を逆にしたらどうなるだろう?
まずそうした人びとに、先に家を与えたならどうなるだろう?『Here At Home』は、「アットホーム」(慢性的なホームレス状態を終わらせる方法があることを証明しようとする、急進的なカナダの実験)についてのウェブ・ドキュメンタリーである。小規模の地元クルーが、テスト地に選ばれた5都市で、短いドキュメンタリー・シリーズを撮影している。進行中のプロジェクトからの報告がフィルムとして、ひとつひとつ、調査の最終年まで投稿される。各フィルムは、参加者、サービス提供者、コミュニティのメンバーの世界の内側を詳細にとらえている。全国で進展している、強烈で個人的なドラマのスナップショットである。
 慢性的なホームレス状態を終わらせることは本当に可能なのか?「まず家ありき」が答えなのか? われわれにそうする余裕があるのか? それは公平なのか?50本のフィルム、調査データ、活発なブログを含む『Here At Home』は、観る者の核心、精神、基本部分を変えてしまうかもしれない、最先端の社会実験の窓なのである。
『Here At Home』は、カナダ・メンタルヘルス委員会の協力のもと、カナダ国立映画製作庁(NFB)による制作。NFBのフランス語プログラムおよび英語プログラムの共同作品である。

The Hiroshima Atomic Bomb Archive

  • Entering organization:Tokyo Metropolitan University
  • 日本
  • Website

広島と長崎に原子爆弾が投下されてから68年たった。だが生存者は、今後数十年のあいだに、いなくなってしまうだろう。このことが意味するのは、自分自身の体験から平和と核兵器のない世界を最も強く願う人びとが消滅するということだ。将来の世代に原爆生存者の体験とメッセージを伝える目的で、2010年にインターネットに公開された「長崎アーカイブ」の目標を拡大し、66年以上蓄積された膨大な資料を合わせ、最新のインターネット・テクノロジーを駆使して「ヒロシマアーカイブ」が作られた。

 「ヒロシマアーカイブ」は、「グーグルアース」を利用して、広島平和記念博物館、広島女学院同窓会、八王子被爆者の会などの関係者から集めた資料を、そこに多層表示した多元的デジタル・アーカイブである。ユーザーは広島の全景を見ながら、2010年現在の航空写真、3D地形データ、建築物モデルだけではなく、時空を超えて、1945年当時の生存者の報告、写真、地図、その他の資料を閲覧することができる。アーカイブの目的は、原爆投下のリアリティについて、多面的かつ包括的な理解を促進することである。

NHK Creative Library

  • Entering organization:Japan Broadcasting Corporation (NHK)
  • 日本
  • Website

NHKクリエイティブ・ライブラリーは、NHKの高品質の映像を利用できる画期的なオンラインサービスである。その目的は、ユーザーの創造力と表現力を生み出すことだ。商用利用と著作権侵害を禁止する簡単な条件を遵守するかぎり、ユーザーは、4500本以上の視聴覚資料を自由にダウンロードして利用できる。

 クリエイティブ・ライブラリーは単に資料を提供するだけではない。多くの人びとは映像を見ることに慣れているが、表現媒体として映像を使用することは、しり込みすることもあるだろう。当サイトは、初心者でも映像編集に挑戦できるよう、独自のオンライン編集ツールを備えているのが特徴である。映像を利用する能力を得る最も早い方法は、実際に映像を作ることである。

 さらに当サイトでは、ユーザーが作った映像を共有することができる。表現力をつけるためには、他人の作品を見るだけではなく、自分の作品を他人が見るチャンスを作ることである。  映像がこれほどまでにわれわれの生活の大きな部分を占める時代において、映像による表現がもっと簡単になることが重要である。NHKの大量のビデオ・アーカイブを無料で利用してもらうことで、将来のアーティストの創造力を育み刺激することができると信じている。

 BBCのビデオ・アーカイブ・サイトとは違って、クリエイティブ・ライブラリーは、世界中どこからでもアクセスできる。ダウンロード可能な資料の巨大な図書館、使いやすいオンライン編集ツール、オリジナルの映像作品を提出する場所、といったものを併せ持つサイトはこれまでにはなかった。

Drugs & Dilemmas

  • Entering organization:Swedish Educational Broadcasting Company (UR)
  • スウェーデン
  • Website

『Drugs & Dilemmas』は高校生を対象としたクロスメディア作品で、アルコールと薬物使用のリスクと影響評価について学んでもらうことを目的としている。15才のスウェーデン人のアルコール摂取量は下がってきている。しかし同時に、大麻の使用は増加している。また新しい未調査の薬物が市場に登場し、インターネットで合法的に入手できる。学校教育課程によれば、学校は薬物について教える義務がある。しかしそれはしばしば、教育を実施する個々の教師に委ねられる。われわれの事前調査によれば、教師にとって最大の難題のひとつは、薬物の現実を、例えば周囲の圧力や友人を気にするといった身近な問題に結びつけることである。

 このプロジェクトの結果として生まれたのが、ひとつのインタラクティブな都市で、そこでは生徒がアルコールと薬物使用の社会的側面に関して、リアルなジレンマに陥るような筋書きに直面する。各フィルムには、生徒が考えなくてはならない問題に関する質問がある。質問に答えた後に、生徒は他の生徒が同じ状況についてどう考えたかを知る。ユーザーは、一緒になって、ある共通の結末に寄与することになり、それは教室で更に議論を進める場合の基盤となる。

 それぞれのジレンマと結びつくかたちで、同じテーマについて現実に起こっている事実とそれについての課題が与えられている。生徒は法律について、健康がどのような影響を受けるかについて、そしてわれわれが実際に行う選択をなぜ行うかに影響しうる他の問題(教育課程で言えば、公民、生物学、体育に必要とされる主題)について、もっと学ぶことができる。

『Drugs & Dilemmas』は、250分のテレビ映像付きのクロスメディア作品と 教師たちの教育を支援するウェブサイトの一部である。

TED-Ed

  • Entering organization:TED Education
  • アメリカ
  • Website

TED-Edの使命は、偉大な教師たちの声を拡大することである。その使命は、世界に自由に広げる価値のある考えを提供するというTEDのより大きな目標を拡張したものであるが、これは2つの主要な方法で実行される。

1.「シェアする価値のあるレッスン」と呼ばれる動画ビデオコンテンツのユニークなブランドの創設を通して……こうしたビデオは「TED-Edオリジナル」と呼ばれる。

2.教室で使用するためのTEDコンテンツ(TED-Edオリジナル、TEDトークス、TEDxトーク等)を最適化することにのみ特化した、アクセス数の高いウェブサイトの開発を通して……TED-Edは2012年4月に始まった。14ヵ月後、TEDのチームは、250本の動画ビデオ・レッスンを制作するために225人の教師と仕事を進めた。各教師は、TEDのウェブサイトで指名された。レッスンは、世界中の学習者によって、2500万回以上視聴されている。

 TED-Edウェブサイトは、最近3つのWebby Awards(ウェビーアワード)を獲得した(批評家の選出と人気投票による2つの「ベスト教育ウェブサイト」、批評家による選出の「ベスト・プラクティス」)。そのTED-Edウェブサイトによって、教師は、インタラクティブなレッスン素材を盛り込んだYouTubeビデオとあらゆるTEDコンテンツを改良して使用できる。世界中で教壇に立つ300万人以上の教師と学習者が、定期的にサイトを利用している。

 TED-Edが主導してから2年目、チームは、その使命を生徒に対してもっと直接に広めることに奮起している。TED-Edは、最近TED-Edクラブと呼ばれる新しいプログラムを発表した。これは、生徒がプレゼンテーション技術を習得し、短いTEDライク・トークスのような形式で、自分たちの意見を共有することをサポートする。このプログラムは、現在10カ国以上で50のパイロット版を実行している。

Coursera

  • Entering organization:Coursera, Inc.
  • アメリカ
  • Website

Courseraは社会企業家としての会社であり、その使命は、一流大学が世界中の誰でも自由に参加できる(ビデオだけではない)本物の授業をオンラインで設置するのを手助けすることである。Courseraが大学に提供するのは、学生あたりほとんど無料に近い限界費用で、教授一人が有意義で魅力的な学習経験を何万人もの学生に提供することができるプラットフォームである。この授業は、本物の体験を学生に提供するために、テクノロジーを活用する。
 それは、ビデオコンテンツ、有意義なフィードバックを伴う双方向演習(自動評価と学生同士による相互評価を利用)、端末にいる学生同士が授業の題材をめぐって相互交流することで生み出される。Courseraには現在、米国、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカ、オーストラリアその他の一流大学、83のパートナーがある。わが社は、科学、テクノロジー、人文科学、芸術、ビジネス、医学その他多くの専門分野にわたる400近い授業を提供しており、世界中から400万人の学生が参加している。
 わが社の授業は、教育の機会を与えることによって、より良い仕事に就くチャンスを提供することによって、あるいは、単に新しい知的地平を開くことによって、こうした学生の多くが自分の人生を変えていくのを手助けしてきた。わが社は、インターネットにつながることで世界中の誰もが最高の教育を受けられる機会を提供し、教育を少数派の特権から基本的人権へ方向転換しようとしている。

PageTop