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【番組の内容】
バンクーバーの東、スキッド・ロー地区担当の警察官のチームは"オッド・スクワッド"と呼ばれている。この番組は、彼らが若者の麻薬乱用を食い止めるために行ったビデオ撮影の様子を追ったものである。
番組は、カメラをもった警察官たちと麻薬常習者との一年以上にわたる関わりや、バンクーバーの街角での乱用の実態をなどの映像を集めて構成したものである。番組の目的のひとつは、麻薬常習者の本当の姿「彼らの生活が素晴らしいものでもなければ、犯罪者でもないということ」を示すことである。彼らはひどい生活をし、それを変えたくともその力がないという、中毒になりやすい性格を持った普通の人間なのである。
相手を理解しようとする態度がこの番組の優れた点のひとつである。警察官のひとりは「常習者たちは彼らが社会のお荷物だということを知っており、自分の経験を語ることで社会に何かお返しがしたいと思っている」と説明している。常習者たちが身なりを整えたり、清潔にしようと努力したというエピソードは、悲惨な麻薬の蔓延の中で一筋の希望の光をもたらしている。
【審査委員の講評】
麻薬というよく知られた社会問題を、新しくて独特の視点を通して取り上げ成功している。撮影中に警察官グループと麻薬常習者との間に生まれたな関係を捉えた映像が、見るものの関心を呼び起こし、次第に引き込まれ番組を見終わった時には、麻薬常習者を理解し、同情をひき起こす。
麻薬常習者たちの映像を見つづけることは、あまり魅力的ではない。しかし番組は、次第に視聴者を彼らの日常や行動を追う映像へと引き込んでいく。制作者は身近な素材を豊かに使って、感動的で力強い番組を作り上げた。警察や若者たち、街で働く人々、大人たちにとって、これは素晴らしい教材である。多くの奇跡がおきる瞬間があるのである。
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