元日本兵が、戦時中、中国で出会った子どもたちとの再会を果たす
ようすを描いて、平和の大切さを訴えるドキュメンタリー。
1938年、旧日本軍の兵士として中国へ渡った山田幸夫さんは、戦場
で中国の子どもたちと友情の絆を結ぶ。半世紀を経た今も、その子ども
たちのことが忘れられない山田さんは、再び中国を訪ね、当時の写真を
手がかりに、かつての子どもたちとの再会を果たす。みんな立派な社会
人となった中国の友人は山田さんのことをよく覚えていた。思い出話の
数々、童心にかえっての遊び、感激のうちに交流を重ねる中で、山田さ
んと中国の友人たちは再び友情の絆を結び合い、戦争の悲しさ、平和を
求める心の大切さを確認する。
彼らの交流を克明に追う映像によって、「『平和を求める努力は誰に
も止めることは出来ない。それは戦争の傷あとをもぬぐうものである』
という制作者のメッセージがよく伝わってくる」と賞賛された。
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