2018年 第45回日本賞

グランプリ日本賞

作品名
マイ・ライフ
ビデオブログが私の人生
機関名
ブレイクウェイ・ノース
国・地域
イギリス
カテゴリー
児童向け

世界中に10万人を超えるフォロワーを持つ12歳のビデオブロガー、ニッキー・リリーの日常を追った、若者向けドキュメンタリー。AVM(動静脈奇形)という顔の変形をともなう難病を患いながらも、外見にとらわれず、明るく前向きなメッセージを発信し続ける少女の姿を描く。ロンドン在住のニッキーが、血管の病気AVMと診断されたのは6歳のとき。激しい頭痛や出血に加え、顔の片側が大きく腫れ、ニッキーは自分の外見に悩むようなる。そんな中、勇気をふりしぼってネットに投稿したビデオが話題となり、自信を得た彼女は菓子作りの腕を生かしてテレビに出演するなど、自分の世界を大きく広げていく。番組では、ニッキーの私生活に密着するほか、ビデオブログを公開する際の注意点や、SNSで嫌がらせを受けた場合の対処法なども紹介。ユーチューブ世代の視聴者の疑問に答えると同時に、外見や人間関係に悩む十代の若者たちを勇気づける内容となっている。

コンテンツ部門

コンテンツ部門 最優秀賞

幼児向けカテゴリー最優秀賞(総務大臣賞)

作品名
はじめてのドキュメンタリー
ジュリアとソフィー 水泳教室に行く
機関名
KRO–NCRV
国・地域
オランダ
カテゴリー
幼児向け

聴覚障害のある双子の姉妹が水泳教室に通う様子を描いた、幼児向けの短編ドキュメンタリー。子ども自身による語りと、子どもの目線に立ったカメラワークで、子どもたちが感じている世界をいきいきと描き出す。主人公の姉妹が補聴器を外し、水に潜ると、周囲の音が消え、もう一つの世界が幕を開ける。視線とジェスチャーで会話をしながら、自由自在にプールを泳ぎ回るジュエリアとソフィー。目で見て、肌で感じる水中の世界を、視聴者も一緒に体感できる作りとなっている。

児童向けカテゴリー最優秀賞(文部科学大臣賞)

作品名
マイ・ライフ
ビデオブログが私の人生
機関名
ブレイクウェイ・ノース
国・地域
イギリス
カテゴリー
児童向け

世界中に10万人を超えるフォロワーを持つ12歳のビデオブロガー、ニッキー・リリーの日常を追った、若者向けドキュメンタリー。AVM(動静脈奇形)という顔の変形をともなう難病を患いながらも、外見にとらわれず、明るく前向きなメッセージを発信し続ける少女の姿を描く。ロンドン在住のニッキーが、血管の病気AVMと診断されたのは6歳のとき。激しい頭痛や出血に加え、顔の片側が大きく腫れ、ニッキーは自分の外見に悩むようなる。そんな中、勇気をふりしぼってネットに投稿したビデオが話題となり、自信を得た彼女は菓子作りの腕を生かしてテレビに出演するなど、自分の世界を大きく広げていく。番組では、ニッキーの私生活に密着するほか、ビデオブログを公開する際の注意点や、SNSで嫌がらせを受けた場合の対処法なども紹介。ユーチューブ世代の視聴者の疑問に答えると同時に、外見や人間関係に悩む十代の若者たちを勇気づける内容となっている。

青少年向けカテゴリー最優秀賞(外務大臣賞)

作品名
#タグづけされた世界
機関名
VERTOV、KRO–NCRV、オランダ公共放送(NPO)
国・地域
オランダ
カテゴリー
青少年向け

ソーシャルメディアに依存する若者の実態と、SNSに潜む危険を、斬新な映像で描いたドラマ。主人公が操るスマホ画面の中で、すべての物語が展開する。主人公のエリーズはスマホを片時も手放すことができない14歳の少女。友人宅のパーティーに参加した翌朝、エリーズのスマホに友人たちから次々とメッセージが届く。SNSを開くと、そこには意識を失った状態の自分の姿がアップされていた。友人たちにタグづけされた画像は瞬く間に拡散し、とり返しのつかない事態へと進展していく。ソーシャルメディアとのつきあい方について、十代の若者が自ら考え、友人や大人たちと話し始めることをねらった作品。

一般向けカテゴリー最優秀賞(東京都知事賞)

作品名
わたしたちのシューカツ大作戦
機関名
ノーザンピクチャーズ
オーストラリア放送協会(ABC)
国・地域
オーストラリア
カテゴリー
一般向け

発達障害のある人たちを主人公に、彼らの就職活動を明るく描くドキュメンタリー番組。障害者の雇用という深刻なテーマを扱いながらも、なかなか仕事が得られない彼らの悩みに寄り添い、就職活動を支援することを目的としている。発達障害のある人たちは、特定のことに優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手といった特徴がみられる。番組では、発達障害のある3人の主人公に密着。専門家によるカウンセリングで自分の得意分野を知り、それぞれの強みを生かした仕事に挑戦していく。さらに、雇用者の側にも専門家がアドバイスを行い、発達障害についての理解を促していく。誰もが社会のなかで役割がある、ということを伝える番組である。

クリエイティブ・フロンティアカテゴリー最優秀賞(経済産業大臣賞)

作品名
わたしを葬って~シリアからの脱出
機関名
ザ・ピクセル・ハント、フィグス、アルテフランス
国・地域
フランス
カテゴリー
クリエイティブ・フロンティア

「わたしを葬って~シリアからの脱出」は、あるシリア難民の実体験をもとに作られた、メッセージのやり取りを基本としたインタラクティブゲームである。主人公の若い女性ヌールは、難民としてシリアを脱出する。一方、彼女の夫のマジッドはシリアに残り、メッセージのやり取りを通じて妻を助ける。プレイヤーは、実時間で行われる彼らのメッセージのやり取りに参加し、脱出劇を助けていく。難民の多くは、実際に携帯電話で家族や友人とたくさんのメッセージを交わしており、その現実をリアルに体験できるようにデザインされている。

コンテンツ部門 特別賞

国際交流基金理事長賞

作品名
シルクロードの子どもたち
宙を舞う少女
機関名
ペダーセン&カンパニーとツールボックス・フィルム
デンマーク放送協会
(DR ULTRA)
国・地域
デンマーク
カテゴリー
児童向け

シルクロードの国々を舞台に子どもたちの生活を描くシリーズ。子どもたち自身の語りをベースに、それぞれの文化的背景のなかで彼らが直面するさまざまな人生のチャレンジを描く。主人公は、曲芸師として成功することを夢見るモンゴルの11歳の少女。サーカス学校の厳しい訓練や、同年代の子どもたちとの競争に耐え、父の服役や貧しい家庭などの困難のなかで、力強く生き抜いていく様子を描く。

ユニセフ賞

作品名
妹がほしい
機関名
ベトナム国営放送(VTV)
韓国教育放送公社(EBS)
国・地域
ベトナム、韓国
カテゴリー
児童向け

ベトナムの小さな山村を舞台に、新しい家族の誕生に心揺れる8歳の少女の日々を描いたドキュメンタリー。主人公のピアは、やんちゃな二人の弟たちの世話に日々手を焼き、次は妹がほしいと願う。しかし、そんなピアの期待とは裏腹に三人目の弟が誕生する。赤ん坊の面倒や家事の手伝いに苦労する一方で、心の中に幼い弟への愛情が芽生えていく。つつましい暮らしの中で、互いに支え合う家族の姿を描いた児童向けの作品。

企画部門

企画部門 最優秀賞

放送文化基金賞

作品名
命 ~自殺を止めるために
機関名
ビエントス・カルチュラーレス
国・地域
メキシコ
カテゴリー
青少年向け

メキシコ南部のチアパス州で、アートの力を借りて、先住民族の若者たちの自殺を食い止めようと奔走する青年を追うドキュメンタリー。グアテマラとの国境に近いチアパス州は、メキシコの中でも先住民族が最も多く暮らす地域だ。ここでは貧困や差別、そられに起因する非行や薬物犯罪が後を絶たない。さらに、ここ10年間で若者たちの自殺が急増しているという。番組はこの状況に心を痛めた一人の青年が、先住民族の若者たちの自信と活力を引き出すために、芸術フェスティバルを開催するまでの道のりを追う。

企画部門 優秀賞

日本ユネスコ協会連盟賞

作品名
砂漠の“トイレ”革命
機関名
ビューレン・ゾヒスト・プロダクション
国・地域
モンゴル
カテゴリー
大人向け

モンゴルの南ゴビで暮らすひとりの女性が、トラック運転手たちの脱糞や放尿による環境汚染に心を痛め、意識改革に乗り出す様子を描くドキュメンタリー企画。遊牧民たちが暮らしていたゴビ砂漠で、15年前に巨大な石炭採掘プロジェクトが始まった。その結果、炭鉱から中国の国境まで240キロ続く道路は、大量のトラック運転手たちのトイレと化し、深刻な環境汚染が発生。この事態に心を痛めた一人の女性が立ち上がり、トイレ改革に乗り出す。

本審査委員

第一部会

コンテンツ部門(幼児向け・児童向けカテゴリー/クリエイティブ・フロンティアカテゴリー)/企画部門

第一部会リーダー

名前:
ケズ・マーグリー
国・地域:
イギリス
所属機関名:
英国放送協会 (BBC) コミッショニングエディター
名前:
モニカ・マルーリ・カスティーヨ
国・地域:
エクアドル
所属機関名:
イベロアメリカ自然文化遺産機関 (IPANC) ― アンドレスベイヨ協議会(CAB) エグゼクティブディレクター
名前:
ソジン・アン
国・地域:
韓国
所属機関名:
韓国教育放送公社 子供番組部 部長
名前:
山田 淳
国・地域:
日本
所属機関名:
日本放送協会 (NHK) 制作局 青少年・教育番組部 専任部長

第二部会

コンテンツ部門(青少年向けカテゴリー/クリエイティブ・フロンティアカテゴリー)/企画部門

コンテンツ部門審査委員長

名前:
ジャクリーヌ・ヒョンワニー
国・地域:
南アフリカ
所属機関名:
南アフリカ放送協会(SABC) プログラムマネージャー(SABC2)

第二部会リーダー

名前:
アナ・ビルゲルソン・ダルバーグ
国・地域:
スウェーデン
所属機関名:
スウェーデン教育放送 (UR) 開発・養成部 部長
名前:
ウィル・ぺディゴ
国・地域:
アメリカ
所属機関名:
ナッシュビル公共放送 エグゼクティブプロデューサー
名前:
ナオミ・プレイシグ
国・地域:
スイス
所属機関名:
スイス放送協会 (SRF) SRF Zambo 子供番組部 部長

第三部会

コンテンツ部門(一般向けカテゴリー/クリエイティブ・フロンティアカテゴリー)/企画部門

企画部門審査委員長

名前:
ヒダヤ・オン
国・地域:
シンガポール
所属機関名:
ティーエイチワイ・クリエイティブ・プロダクションズ&コンサルタンシー
エグゼクティブプロデューサー/ディレクター

第三部会リーダー

名前:
モハマド・スエッド
国・地域:
アラブ首長国連邦
所属機関名:
アル=アラビーヤ TVチャンネル ドキュメンタリー部 部長

クリエイティブ・フロンティアカテゴリーリーダー

名前:
ロブ・ミクロークリン
国・地域:
カナダ
所属機関名:
カナダ国立映画製作庁 (NFB) エグゼクティブディレクター(デジタルコンテンツ・戦略)
名前:
ロブ・ハーテル
国・地域:
イギリス
所属機関名:
ウィンドフォール・フィルムズ エグゼクティブプロデューサー

一次審査委員

第一部会

コンテンツ部門(幼児向けカテゴリー)

第一部会リーダー

名前:
トーニャ・ラングセス
国・地域:
ノルウェー
所属機関名:
ノルウェー放送協会 (NRK) プロデューサー
名前:
パブロ・クリスティニー
国・地域:
チリ
所属機関名:
ナティーヴォ・デジタル基金/ファン・チリ CEO
名前:
スザンヌ・カンソー
国・地域:
カナダ
所属機関名:
コミュニティー・ストーリーテリング・インスティテュート (CSI) ディレクター
名前:
冨田 百合子
国・地域:
日本
所属機関名:
日本放送協会 (NHK) 制作局 青少年・教育番組部 ディレクター

第二部会

コンテンツ部門(児童向けカテゴリー)

第二部会リーダー

名前:
ベルナデット・オマホニー
国・地域:
オーストラリア
所属機関名:
オーストラリア子どもテレビ基金 開発制作部長
名前:
ジョイス・タン
国・地域:
台湾
所属機関名:
台湾公共テレビ (PTS) プロデューサー
名前:
ジェイミー・バドミントン
国・地域:
イギリス
所属機関名:
キャロット・エンターテインメント クリエイティブディレクター
名前:
林 一輝
国・地域:
日本
所属機関名:
日本放送協会 (NHK) 制作局 青少年・教育番組部 チーフプロデューサー

第三部会

コンテンツ部門(青少年カテゴリー)

第三部会リーダー

名前:
ヒュッペ・サルミ
国・地域:
フィンランド
所属機関名:
フィンランド放送協会 (YLE) エグゼクティブプロデューサー
名前:
ファム・ティ・ホアン・ディエップ
国・地域:
ベトナム
所属機関名:
ベトナム国営放送 教育テレビチャンネル(VTV7) 副局長
名前:
ソーニャ・サヴィック・ヴェズマル
国・地域:
セルビア共和国
所属機関名:
ヴォイヴォディナ公共メディア (RTV) コンテンツ開発アシスタント
名前:
柴田 周平
国・地域:
日本
所属機関名:
日本放送協会 (NHK) 制作局 経済・社会情報番組部 チーフプロデューサー

第四部会

コンテンツ部門(一般向けカテゴリー)

第四部会リーダー

名前:
キム・ロー
国・地域:
シンガポール
所属機関名:
ザ・ムービング・ヴィジュアルズ 代表取締役
名前:
ノーウェル・クアナング
国・地域:
フィリピン
所属機関名:
GMA ネットワーク チーフプログラムマネージャー
名前:
ポール・ルイス
国・地域:
カナダ
所属機関名:
グレート・パシフィック・メディア 会長(戦略成長)
名前:
竹内 哲哉
国・地域:
日本
所属機関名:
日本放送協会 (NHK) 制作局 副部長 兼 放送総局 解説委員

第五部会

コンテンツ部門(クリエイティブ・フロンティア カテゴリー)

第五部会リーダー

名前:
コーオ・ポールセン
国・地域:
デンマーク
所属機関名:
デンマーク放送協会 (DR) クロスメディアマネージャー
名前:
カディージャ・ウレド・アディ
国・地域:
カタール
所属機関名:
アルジャジーラ・ネットワーク ― 自由人権センター プロデューサー
名前:
高橋 俊輔
国・地域:
日本
所属機関名:
株式会社Viibar 取締役
名前:
若山 大輔
国・地域:
日本
所属機関名:
日本放送協会 (NHK) 制作局 青少年・教育番組部 チーフプロデューサー

過去の日本賞

TOP