イベント

Japan Prize 2023
日本賞映像祭

11月21日(火)Day 2

午後4時45分~6時15分

第50回記念セッション
教育メディアの力を信じて

  • 第50回記念セッション 教育メディアの力を信じて

    50回におよぶ日本賞の歴史を振り返り、教育メディアに与えた影響や、時代を越えて受け継がれてきた価値について、世界のプロデューサーたちと語りました。

    第1回グランプリ日本賞を受賞したフィンランド制作の「自然のカレンダー~むかしむかし~」は、“環境番組”という言葉が登場する以前の先駆的な番組でした。日本賞ではその後も、いじめ、貧困、差別、難民など、グローバルな社会課題についていち早く警鐘を鳴らしてきました。過去の貴重なアーカイブ映像を紹介しながら、教育メディアの編成をみつめます。

    さらに、紛争と緊張が広がる今、教育メディアが果たすべき役割とは何なのか?
    未来に向けた展望と課題についてパネリストの皆さんと一緒に考えました。

*このセッションで紹介されている作品の映像は、日本賞ホームページ用に短く編集してあります。

小平さち子
スピーカー

小平さち子

NHK放送文化研究所 元上級研究員/放送大学非常勤講師

日本

1977年、日本放送協会(NHK)に入局以来、2019年2月まで放送文化研究所で「教育とメディア」「子どもとメディア」を主要テーマに様々な調査研究を担当。この間2002年~2009年には解説委員を兼務(担当:教育とICT)。日本賞には40年余の参加経験があり、2006年(第33回)には審査委員を務めた。2010年(第37回)には、過去の受賞番組の紹介を交えた「日本賞グランプリに見る、世界の教育コンテンツの潮流」と題する特別講演を行い、2011年(第38回)には、「子どもが思わず身をのり出すメディア・コンテンツとは?」、また創設50年を迎えた2015年(第42回)には「教育コンテンツ、その過去・現在・未来~日本賞50年に見る~」のセッションでパネリストを務めた。

デイヴィッド・クリーマン
スピーカー

デイヴィッド・クリーマン

デュビット
グローバルトレンド シニアバイスプレジデント

アメリカ

戦略家であり、アナリストであり、作家であり、スピーカーであり、人と人をつなぐコネクターである――持続可能で子どもに優しい実践方法の開発において35年以上にわたり子ども向けメディア業界をけん引してきた。 現在は、リサーチコンサルティング事業やゲームスタジオを運営するGlobal Trends for Dubitの上級副社長。活動を始めた頃は「子ども向けメディア」とはテレビのことであったが、現在は、子どもたちにエンターテインメント、エンゲージメント、遊び、学びを提供するあらゆるメディアに情熱を注いでいる。社会は大きく変化しているかもしれないが、子どもたちの発達経路やニーズは変わらないままだと自身のリサーチ、洞察、経験を基に伝えつづけている。国際的な子ども向けTVフェスティバル、プリジュネス(PRIX JEUNESSE)の諮問委員会委員長を務めているほか、子どもメディア協会(the Children’s Media Association)およびジョーン・ガンツ・クーニーセンター(the Juan Ganz Cooney Center)の役員でもある。子ども向けエンターテインメントの最善の方法を求めて世界6大陸で講演を行い、そして、より重要なこととして人々の声に耳を傾けてきた。

ティーナ・クレメッティラ
スピーカー

ティーナ・クレメッティラ

YLEスポーツ・イベント
フィンランド放送協会 エグゼクティブ・プロデューサー

フィンランド

ジャーナリズム、視聴者そして新しいアイデアへの愛情が、キャリアを積んでいく中で、自分を七種競技選手のようなジャーナリストにしてくれたと自負。ラジオ、テレビ放送、オンラインコンテンツ及びソーシャルメディアのレポーター、プレゼンター、プロデューサーそしてエグゼクティブ・プロデューサーなど、さまざまな顔を持つ。そのためか、落ち着きがなく、なんにでも興味をもつ知りたがり屋と評されることもある。
中でも特に情熱を傾けているのが、視聴者が生き生きと学び、社会的な力を身につけることを目指す、公共放送主催のマルチプラットフォームを利用した大型キャンペーンである。
現在の目標は、視聴者のニーズに素早く対応し、強い相互作用を続ける中で、視聴者との一体感を感じる瞬間を生み出すこと。制作するコンテンツのテーマは、称賛・学び・共通の目標への努力など多岐にわたるが 、基盤にあるのは常に視聴者である。

アルダナ・ドュハルデ
スピーカー

アルダナ・ドュハルデ

写真家/ジャーナリスト/脚本家

アルゼンチン

写真家、ジャーナリスト、脚本家、コンサルタント。文化・教育番組の制作やチャンネルプロデュースに携わる。プリジュネス・インターナショナルの「The day I become strong(私が強くなった日)」プロジェクト、フリープレス アンリミテッドの「WADADA News for Kids(子どものためのWADADAニュース)」プロジェクトのトレーナーとして貢献した。「チルドレン・イン・ザ・センター」基金の理事会メンバー。プリジュネス・スーツケースを筆頭に、メディアと子どもをテーマにした国際的な取り組みでディベートやワークショップのモデレーターを務め、ブエノスアイレス大学では子ども向けメディアに関する大学院セミナーを開設。子ども向け国営チャンネル、パカパカではコンテンツディレクターとして『Sound Hunters(サウンドハンターズ)』『Petit(ペティート)』『PakaData(パカデータ)』などの番組フォーマットを開発した。CONACAI(幼少期の聴視覚コミュニケーションに関する国家諮問委員会)の常任委員でもある。

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