イベント

Japan Prize 2022
 イベント&授賞式

11月1日(火)

午前10時30分~11時40分

開会の言葉
ファイナリスト作品上映会:環境

気候変動は人類にとって大きな課題だ。
このセッションでは、子どもから大人までそれぞれのターゲットに向けて環境問題を訴える6本のファイナリスト作品を紹介した。
登壇者は、我々教育メディアの制作者にできることは、視聴者ひとりひとりに小さな意識と行動のチェンジを促すこと、そしてそれらが集まれば大きな力、希望になると語った。

*このセッションで紹介されている作品の映像は、日本賞ホームページ用に短く編集してあります。

上映作品

  • キリギリスの1日
    • I003 キリギリスの1日
    • アメリカ
    • 使われなくなった石切り場では、水は貴重な存在です。小さなキリギリスは、アリの大軍と水を取り合ったり、お腹をすかせたカラスやトカゲから逃げたり、大変な目にあいます。キリギリスが水を探しているのは、自分のためだけではありません。古い長靴の中で、素敵な緑のオアシスをひそかに育てているからです。彼はこの夢をかなえたいのです。
  • 散歩に出かけよう
    • I040 散歩に出かけよう
    • イギリス
    • すべての子どもたちに、アウトドアと身近な自然を、気軽に楽しんでもらうためのシリーズ番組。案内人としてハムザが同行し、冒険や探検に繋がるような提案をしますが、お散歩を主導するのは常に子どもたちです。番組では毎回、「菜園まで行って種を撒こう」など目的を立てますが、歩くこと自体がまず楽しいのです。
  • あなたがやらないなら 私たちがやる
    • E080 あなたがやらないなら 私たちがやる
    • ドイツ
    • インドネシアで暮らす12歳のニーナが、プラスチックごみがその後どうなっていくのかを明らかにします。ごみは土に、川に、海に、そして私たちの周りの空気にさえ害を及ぼすのです。ニーナの家の近くは、西側諸国で集められた、汚れたプラスチックごみの廃棄場となっています。周囲の関心を高めるために、ニーナは世界中のごみを学校で展示することにしました。
  • 未来を作る少女たち
    • Y060 未来を作る少女たち
    • ドイツ
    • セネガル、インド、インドネシア、オーストラリアの4つの国の最前線で活躍する、11歳から14歳の若い活動家4人を描いたドキュメンタリー。4人の少女は、気候変動や環境破壊の影響を直接受ける次世代の声を代弁する。彼女たちの勇気と闘う力は周りの人を動かしていく。
  • 循環する世界
    • L056 循環する世界
    • ドイツ
    • 番組はサーキュラリティ(循環性)と呼ばれる革新的な概念、すなわち「捨てるべきものは何もない」という考えに基づく、経済システムの秘密を解き明かす。このシステムは、21世紀を生きる私たちの多くが送るライフスタイルからは程遠いものではあるが、地球資源を守り、気候変動がもたらす被害に歯止めをかける可能性を秘めている。
  • 内から見るアフリカ
    • L080 内から見るアフリカ
    • 南アフリカ
    • このシリーズは、アフリカの市井の人々の自然保護への取り組みを紹介する。地域における環境問題への対策や、コミュニティーに伝わる習わしに焦点を当てている。また、地域の人々のアフリカへの愛着と自然保護意識を高める狙いがある。
ヒュンスク・チョン
モデレーター

ヒュンスク・チョン

韓国教育放送公社(EBS) シニア・エグゼクティブ・プロデューサー

韓国

韓国教育放送公社(EBS)、アジア太平洋放送連合(ABU)、アジア太平洋放送開発研究所(AIBD)での30年に渡るキャリアの中で、子ども・青少年向けの番組開発、アジアにおける国際共同制作を専門とする。
ライブショー、ドラマ、ドキュメンタリーを多数制作するかたわら、EBSの国際協力部長、EBS国際ドキュメンタリーフェスティバル局長を務める。また、日本賞をはじめとして、プリジュネス子ども映像祭、マドリード・ドキュメンタリー映画祭、ABU賞、AIBD賞、バーゼル・カールスルーエ・フォーラムなど、多くの国際映像祭に審査委員として貢献。
2004年、ABU初となる子ども向けドラマの国際共同制作プロジェクトを立ち上げる。以来、自身が制作統括を務める。『Baby on the Way(赤ちゃんがやってくる)』、『Future School(未来の学校)』、『Family Asia(ファミリーアジア)』、直近では『Beasts of Asia(アジアのけものたち)』など、さまざまなドラマとノンフィクションの共同制作番組で受賞を重ねている。現在は、アジアの文化と家族における食の位置づけをテーマとしたドキュメンタリーの共同制作に取り組んでいる。

熱海 かおり
プレゼンター

熱海 かおり

NHKエデュケーショナル ディレクター/プロデューサー

日本

こども幼児グループのディレクター、プロデューサー。2002年に語学番組部でディレクターとしてのキャリアをスタート。 2005年以来、こども幼児部で未就学児向け番組の制作を担当している。現在は、メディアミックスチームに在籍し、未就学児と家族向けの新しいプロジェクトやコンテンツ開発を担当。『いないいないばあっ!』の海外展開(番組販売)と現地版制作を通じて、中国、ベトナム、ミャンマーでの制作支援も担当。

シャーリー・オラン
プレゼンター

シャーリー・オラン

パラマウントインターナショナル 子供・家族向けプログラム担当副社長(イスラエル)

イスラエル

児童向けテレビの分野で25年以上にわたって活躍。うち13年間は、子供向けチャンネルのニコロデオン・イスラエルの責任者を務めた。現在は、パラマウントインターナショナルの子供・家族向けプログラム担当副社長(イスラエル)。これまで、イスラエル・アカデミー賞11部門を受賞したティーン・ドラマ『Rising(ライジング)』、ニコロデオンで170か国で放映された『Spyders(スパイダース)』、CBBCでリメイクされ、イタリアのワーナーに販売された『Craft Party(クラフトパーティ)』、イスラエルで賞を獲得したティーン・ドラマ『Greenhouse(グリーンハウス)』(ネットフリックスでリメイク)、イスラエル・アカデミー賞未就学児向け番組部門を受賞した『Rescue Team(レスキュー隊)』など、数多くの子ども向け人気番組の開発、共同制作、監修に携わっている。

ルース・ゾウドゥ
プレゼンター

ルース・ゾウドゥ

カナダ放送協会(CBC) オンタリオ地域総局長

カナダ

カナダ放送協会(CBC)オンタリオ地域総局長。放送業界で30年の実績を持つ。首都オタワと世界有数の多文化都市トロントを含むオンタリオ州内8か所の報道センターを統括する。ルース率いる数々の報道チームは、テレビ、ラジオ、デジタルメディアのさまざまなコンテンツを生み出し、調査報道、ポッドキャスト制作、ビデオ・ストーリーテリングの各分野で賞を獲得した。公平性の熱心な支持者であり、2022年には、報道部のインクルージョン推進への功績が認められ、公平性・多様性・包括性(Equity, Diversity, Inclusion)への貢献を表彰するCBCのEDI賞を授与されている。

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