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第3回 日本賞カンファレンス
身近なところから多様性を
~人気番組の舞台裏で悩み、考えたこと~

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上段左から「ハードボール」、「Update the world」下段左から「来世ではちゃんとします」、「さよならジェンダーバイアス」
上段左から「ハードボール」、「Update the world」
下段左から「来世ではちゃんとします」、「さよならジェンダーバイアス」

教育やビジネス、エンターテインメントに至るまで、私たちを取り巻くあらゆる分野で、ダイバーシティとインクルージョンの考え方が広がっています。しかし、世界を見渡すと、アメリカやヨーロッパのように議論が活発に進んでいる地域もあれば、日本のようにまだ議論が始まったばかりの国もあり、その内容にも大きな隔たりがあるように感じます。

時には昔からある慣習を見つめなおし、また時には地域固有の価値観と折り合いをつけながら、ダイバーシティとインクルージョンを着実に根づかせていくためには、どのような知恵と工夫が必要なのでしょうか?そして、メディアとクリエティブ産業が果たすべき役割とは?

日本賞カンファレンスでは、ダイバーシティとインクルージョンを番組づくりに取り入れ、ヒット作へと導いた日本とオーストラリアの制作者をお招きします。作品に込めた思いや制作現場での試行錯誤についてお話し頂きながら、身近なところに多様性を定着させるための等身大のアプローチを探ります。

*同時通訳があります。

【日時】
2021年4月28日(水)
午後7時~午後9時(日本時間)
【会場】
Zoom Webinar オンライン・ライブ配信
*参加は無料ですが、事前に登録が必要です。
【パネリスト】

キャサリン・ネバウアー

ノーザンピクチャーズ エグゼクティブプロデューサー

オーストラリア

オーストラリアの制作会社Northern Picturesにて子ども向けドラマの統括を務める。豪ABCのコメディードラマ「Hardbal(ハードボール)」を企画・制作しヒットへと導く。その他、幼児向け番組「Teddies(テディーズ)」や「Hiccup and Sneeze(シャックリとクシャミ)」などの番組制作に携わる。子ども向け専門チャンネル「ニコロデオン・アジア」の副社長を務めた経験もある。

白川 大介

日本テレビ「news zero」プロデューサー

日本

2004年日本テレビ入社。大学時代は社会学者 上野千鶴子氏のゼミにてジェンダーとセクシュアリティについて学ぶ。入社後は、バラエティー番組、情報番組、ドキュメンタリー番組などを経て、2017年に報道局へ。社会部記者時代にゲイであることをカミングアウトし、LGBT当事者取材や自社ドラマのLGBT監修などを行う。2018年より『news zero』プロデューサーとしてカルチャー分野を主に担当。多様性をテーマに据えた配信番組『Update the world』では企画・演出を手掛けている。

祖父江 里奈

テレビ東京 プロデューサー

日本

2008年テレビ東京入社。入社後、制作局CP制作チームに配属。ディレクターとしてバラエティ番組「YOUは何しに日本へ?」「モヤモヤさまぁ~ず2」などを担当。2018年に制作局ドラマ制作部(現:制作局ドラマ室)に異動。『来世ではちゃんとします』『だから私はメイクする』『共演NG』『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』『声優探偵』プロデューサー。今年の夏は『来世ではちゃんとします』シーズン2を手掛ける。

安藤 陽子

NHK福岡放送局 ディレクター

日本

2008年NHK入局。宮崎局勤務後、朝の情報番組『あさイチ』制作班に異動。「家族の悩み」や「性暴力」について特集する企画を担当する。視聴者の方たちの悩みを聞く中で、「ジェンダーバイアス」が問題の根底にあることに気づく。2020年福岡局に異動。廣瀬ディレクターとともに「さよならジェンダーバイアス」キャンペーンを展開。プライベートでは2歳と5歳の子どもの育児に奮闘中。大分県出身。

廣瀬 温子

NHK福岡放送局 ディレクター

日本

2009年NHK入局。高松局勤務後、『あさイチ』制作班へ。視聴者の声を基にした「家族問題」や「女性の悩み」についての企画を多数制作。2019年から福岡局。10年来のつきあいである安藤ディレクターと共に「さよならジェンダーバイアス」キャンペーンを展開。3歳と6歳の育児に格闘中。福岡県出身。

【モデレーター】

安田 慎

NHK制作局 チーフ・プロデューサー

日本

1997年NHK入局。広島局を経て、制作局へ。美術番組、教育番組、ドキュメンタリーなどの制作を行う傍ら、国外の制作者との国際共同制作に数多く携わる。2017年、日本賞一般向け部門審査委員を務める。2018年以降、ショートドキュメンタリー・シリーズ「ノーナレ」のプロデュースを務める。2020年、フィリピンのトランスジェンダー歌手ジェイクの姿を描いたドキュメンタリー「ジェイクとシャリース~僕は歌姫だった~」が国際エミー賞にノミネートされた。

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