
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
児童向けテレビ番組を5作上映した。NHKエデュケーショナルの森美樹氏(写真手前)が「大科学実験 音の速さを見てみよう」のプレゼンテーションを行い、テレビ番組が教育に何を貢献できるかを見直すことから、このシリーズの制作がスタートしたと語った。また、ナレーションについて、子どもの声で視聴者が抱くであろう疑問や感想を述べ、大人の声で目の前に起こっている事象を伝える、対話形式になっていると説明した。 |
![]() |
青少年向けテレビ番組を5本上映した。「失われた故郷」(台湾公共テレビ)は被災した子どもたちの目を通して地域が災害から再建してゆく様を記録したドキュメンタリー。制作者のアルテミス・ワン氏は、「若い人たちに、他の人たちの話に耳を傾けてほしい、異なる文化や様々な状況を理解してほしい」という思いがこの番組を作る際の原点であったと語った。 |
![]() |
美しいアニメーションを用いてニーチェの哲学を描いた「条理を越えて」(アルキ・クルトゥラウ、ブラジル)。青少年向けの作品としては扱う概念が難しすぎるのではないかという意見に対し、教師でもある制作者のグラディス・マリオット氏は、作品を見て、思ったこと、感じたことを語りあってもらうのが大事なのであり、「哲学とは議論すること」と述べた。 |
二人のモデレーターを迎え、異なるプラットフォームで制作された教育コンテンツのそれぞれの特徴や可能性を考察した。 |
|
![]() |
第1部ではノンリニア作品に代表し、国際交流基金の赤澤幸氏と株式会社ブレインの榎戸大之氏がWeb版「エリンが挑戦! にほんごできます。」を紹介した。日本語を学習中の参加者からRPG形式にした理由を訊かれ、榎戸氏は、まずは自分が外国語を学ぶところを想像し、学習を進めるにつれてコミュニケーションが広がり、世界が広がってゆく点がRPGの世界に近いと感じたからだと語った。 |
![]() |
第2部では、「ゾウさんだいすき」シリーズのテレビ番組とウェブサイトを紹介し、コンテンツのクロスメディア展開を検証した。チャン氏は「伝えたいメッセージ、各メディアの最も効果的な使用法、自分の会社の強みを考慮することが重要だ」と語った。2003年の「日本賞」で子ども番組の審査委員を務めたチュン氏は、保護者が幼児向け番組と連動したウェブサイトを手引書として使用する最近の傾向に言及した。 |
![]() |
第3部では敬遠されがちなテーマを扱ったリニア作品を2本上映。 |
![]() |
「ゴキブリ」(韓国教育放送)[写真下]の制作者、ムン・ドンヒュン氏は、「蜜蜂が絶滅したら人類は4年で滅ぶ」というアインシュタインの言葉を引用し、すべての生き物に生存する理由があることを知らせたかったと述べた。 チュン氏は、両番組のように難しいテーマを魅力的な作品で紹介するのは公共放送の努めであると語った。 |
![]() |
幼児向けのコンテンツを7本紹介した。「ビッグとスモール オンライン」(プラグイン メディア)はテレビ番組と連動したウェブサイトで、性格も体格も対照的な2人(?)のキャラクターを使い、それぞれの視点で彼らの世界を体験できる作りになっている。プレゼンターのジュリエット・ツァバー氏は、子どもたちの社会的、情緒的、知的発達に影響を与える、他者の視点から世界を見る力を引き出すのが主な教育目的だと語り、そのコンセプトは参加者から高い評価を得た。 |
![]() |
子どもたちに公衆安全とマナーを教えるテレビアニメシリーズ、「宇宙の王子様 アイクー」(韓国教育放送)。制作のパク・ジョンミン氏は、「『これをやっちゃダメ』と言うかわりに、なぜある行為が危険なのかを実践的に教ることに力を入れている」と語った。番組の前半はユニークな顔の宇宙王子が繰り広げるどたばた喜劇で、子どもたちを惹きつけるのに役立っている。フィリピンの参加者は、子どもを巻き込んだ交通事故の多さに言及し、制作者の取り組みを称えた。 |
![]() |
NHKの久保なおみ氏は「にほんごであそぼ」を紹介。伝統芸能や古典を使って日本語の美しさを楽しく伝えるこのシリーズに、内外の参加者から評価の声が上がった。大学生の参加者から、日本的な事象の後にハワイのシーンが出てくるのは、何らかの国際的な意図があるせいなのかという質問があり、久保氏は、そのような意図ではなく、子どもたちと同じように日本語を獲得してゆく過程の人として、ハワイ出身のKONISHIKI氏をメイン・キャラクターに起用したと答えた。 |
![]() |
子どもの異文化体験や心の葛藤をテーマにした7作品を上映した。11歳の少年が初めて夜の森に探索にゆく姿を記録した「真夏の夜の冒険」(客家テレビ)。ファン・フンジュー氏とともにプレゼンテーションを行ったリン・シャオペイ氏は「子どもたちに野外体験をさせるのが第一の目的」と語った。参加者からは「登場人物の選び方がすばらしい。視聴者も彼らと一緒に森に出かける楽しみを味わうことができる」とのコメントがあり、モデレーターのフルスト氏は、この番組の最も重要なポイントは、少年が怖さを克服するところにあると指摘した。 |
![]() ![]() |
過去を扱った作品を4本紹介した。ヤンス・ブディング氏とロエス・ヴォルメースター氏が紹介した「戦争についての13のシリーズ(炎に包まれた町)」と「戦争についての13のシリーズ ―ゲーム」(オランダプログラム財団)[写真上]は、同年代の子どもたちに第二次世界大戦について教えるクロスメディア・コンテンツ。「ハンナのかばん オンライン」(ゼノファイル メディア)[写真中]は、ホロコーストで亡くなったユダヤ人の少女の話を伝えるウェブサイトで、ドキュメンタリー・シリーズと連動している。作品に登場する石岡史子氏(ホロコースト資料センター)がプレゼンテーションを行った。「なぜいまだに戦争について伝えることが必要なのか」というフルスト氏の問いに対し、ヴォルメースター氏は、制作の依頼がきたときには「またか!」と思ったが、子どもたちが戦争のメカニズムを理解することは、残念ながら今でも必要で、そのためには戦争を現代社会の対立に関連付けて伝えることが大切だと感じたと答えた。一方、石岡氏は、ハンナの話を通じて、子どもたちに、価値観の違いや、寛容の大切さ、最近忘れられがちな家族の絆の大切さを教えたかったと語った。 |
![]() |
「映像に刻まれた思い出」(タービュレント - ラ ルエル)は、1920年代から80年代の家庭用ビデオで撮られた映像作品を集めたアーカイブスで、プレゼンターのエリック・ルエル氏は、文字どおり家庭を一軒一軒訪問して映像を集めたと語った。ホームビデオはそれぞれの地域社会の歴史を若い世代に伝える大切なリソースであると述べ、若者に興味をもたせるために、テーマごとに編集し、現代の問題に結び付けるようにしたと語った。 |
![]() ![]() |
音楽教育を扱ったデジタルコンテンツを3作品紹介した。プラグイン・メディアのドミニク・ミンス氏がBBCのウェブサイト、「ジングジラス 冒険ココナッツ」[写真上]のプレゼンテーションを行い、子どもたちが楽器演奏をバーチャル体験する様子を伝えた。 |
![]() |
エイズや国家の分断など、現代社会の問題を扱った5作品を紹介。トム・ソーンダーズ氏(ゾーン4 デジタル メディア)は、スタイリッシュな映像を用いて違法薬物の危険性と結果の醜さを伝えるeラーニングソフト「薬物の後遺症」を紹介。ドラッグの怖さを甘くみている若者たちの「自分は絶対に大丈夫」という考え方を改め、薬物依存の恐ろしさからは誰も逃れられないことを示したいと語った。参加者からは「非常にパワフルな映像」、「展開の速さがまさに若者の視点」「やめろと『教える』のではなく、『促す』姿勢が素晴らしい」との声が上がった。 |
![]() |
学校をテーマにした4作品を紹介。問題行動を起こす生徒の対処法に悩む教師たちのためのウェブサイト、「問題行動への挑戦」(ティーチャーズ TV)のプレゼンター、エマ・ウェイクフィールド氏(ランベント・プロダクションズ)は、彼らに「頼れる場所がある」と知らせることが大切だと語った。参加者からは、問題事例を紹介するビデオクリップの自然な演出驚きの声が上がった。教師へのヒアリングや調査の積み重ねと適切な出演者を選ぶことで実態に近い映像を再現できたのこと。デシャン氏は教師を孤独から解放する作品だと語り、日本からの参加者は、日本の教師たちにも役立つ作品だと評した。 |
![]() ![]() |
障害者が制作に深く関わっている4作品を上映。 |