第43回日本賞 優秀作品

クリエイティブ・フロンティアカテゴリー最優秀賞 <経済産業大臣賞>
プロフェッショナル 私の流儀
機関名 日本放送協会
株式会社DigiBook
国/地域名 日本
メディア アプリケーションソフトウェア
(コーオ・ポールセン)
「シンプルは美である」ということがあります。多くの点で審査委員に強い印象を与えたこの受賞作品は、簡潔かつ重要な二つの問いを投げかけます。「自分は何者なのか?」「自分が得意とするところは?」ということです。そして日本の子どもたちに、その答えをムービーにしてみないかと促します。制作者は、力強く普遍的で、さらには哲学的とも言えるテーマに取り組む前の学生たちのニーズに注意深く耳を傾けました。「プロフェッショナル 私の流儀」は、最先端のテクノロジーを体験できるものではないかもしれません。しかしこの効果的なモバイルアプリは、日本の少年少女たちに自身のストーリーや自らが考える自分の個性を語らせます。審査委員が特に評価したのは、ユーザーたちの関わり方や、お互いを力づけ声を上げさせる、その手法です。このアプリは人気テレビ番組から派生したものですが、自己発見ツールとして独自の地位を確立しています。アプリを使って導き出される答えは個々の成長を助長し、現代日本の若者の向上心や希望、そして夢を目に見える形で示してくれるのです。
(本間一成)
「プロフェッショナル 私の流儀」という番組にとって、最も大きな問題の一つは「出演者を身近に感じられない」という視聴者の声でした。非正規雇用の拡大などで若者達が夢を持てない時代…、プロフェッショナルたちは立派だけど、自分たちにはなれっこない…そんな気分を強く感じています。このアプリが目指したのは、番組の主人公になりきることで、自分には関係ないと思われている番組の主人公に親近感を持ってもらう事。そして、自分が何のプロかを入力することで、ユーザー自身も、プロになれるのではないかという自信を持ってもらう事です。アプリは、中学校から大学まで、幅広い世代の授業で使われています。そこで作られた動画はどれも力作で、この中に将来、番組に出演してもらう人がきっといるはずだと思っています。それが制作者達の夢です。

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