
(コーオ・ポールセン)
「シンプルは美である」ということがあります。多くの点で審査委員に強い印象を与えたこの受賞作品は、簡潔かつ重要な二つの問いを投げかけます。「自分は何者なのか?」「自分が得意とするところは?」ということです。そして日本の子どもたちに、その答えをムービーにしてみないかと促します。制作者は、力強く普遍的で、さらには哲学的とも言えるテーマに取り組む前の学生たちのニーズに注意深く耳を傾けました。「プロフェッショナル 私の流儀」は、最先端のテクノロジーを体験できるものではないかもしれません。しかしこの効果的なモバイルアプリは、日本の少年少女たちに自身のストーリーや自らが考える自分の個性を語らせます。審査委員が特に評価したのは、ユーザーたちの関わり方や、お互いを力づけ声を上げさせる、その手法です。このアプリは人気テレビ番組から派生したものですが、自己発見ツールとして独自の地位を確立しています。アプリを使って導き出される答えは個々の成長を助長し、現代日本の若者の向上心や希望、そして夢を目に見える形で示してくれるのです。