キミの心の“ブラック・ピーター”
機関名 ファミリーフィルム&テレビ
国/地域名 オランダ
メディア テレビ
(フランソワ・ベルトラン)
監督のスニ・ベルフマンは、熱意と勇気をもって、いま最も難しい問題に取り組んでくれました。オランダの伝統とその背後にある人種差別にメスを入れたのです。番組では監督自身の、そして彼女の友人、家族、同僚たちの意識に対する極めてストレートな分析を試みます。この分析に、大胆な社会的実験と科学的調査を組み合わせ、自身の偏見と振る舞いに目を向けるよう視聴者を導いていきます。そしてこの企みは、オランダのマイノリティーグループへの人種差別であるブラック・ピーター訴訟に対して向けられます。ローカルな出来事を普遍的なテーマへと展開させ、制作者の寛大な姿勢により、エンターテインメント性にあふれながらも示唆に富む作品になりました。この作品を見た視聴者は、必ずや自身の行動を顧みることになるでしょう。

(モニーク・バスマン)
「キミの心の“ブラック・ピーター”」が、このような大きな賞を日本でいただけたのは、大変な名誉です。そして、それ以上に重要なことは、ブラック・ピーターというキャラクターをとりまく議論が、オランダだけでなく世界中の人たちに関心を持ってもらえたことです。この作品の中で、監督のスニ・ベルフマンは、ブラック・ピーターに対する態度を通して、どのような人が差別意識を持っているのかを分析しました。撮影期間中、私たちが目指していたのは、オランダの人たちに、肌の色に対する無意識の偏見、「心の中の差別意識」を気づかせることでした。この作品を高く評価してくださり、賞をいただけたことに感謝します。「キミの心の“ブラック・ピーター”」は、オランダだけでなく、多くの国々にとっても重要な作品であると信じています。

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