“自然と遊ぼう!”大作戦
機関名 グリーン・ライオンズ イギリスドキュメンタリー財団 (BRITDOC)
メディア 映画
国・地域名 イギリス

テレビを見るのはやめなさい! 携帯電話をしまいなさい! ビデオゲームで遊ぶのはやめなさい! 自分の子どもたちが画面にくぎづけになって、外で遊ぶ、自然の中で遊ぶことがどんなに楽しいことか、すっかり忘れてしまっていることに心を痛めるようになった親たちが世界中でますます増えています。
「“自然と遊ぼう!”大作戦」は、その解毒剤となる、独特の面白さをもったドキュメンタリーです。専門家にインタビューしたり、子どもの脳機能の測定を行ったりするかわりに、映画制作者であるデイビッド・ボンドは、ありとあらゆるスクリーン、ゲームそしてアプリに対抗する「製品」を売り出そうと決断します。彼の製品とは何か?自然です。デイビッドは自分自身を自然のマーケティング部長に任命し、ここからウイットいっぱいの、驚くべき物語が始まります。
この作品には情熱とユーモアがあふれています。子どものキャスティングも見事ですし、専門家そして彼のキャンペーンの協力者も登場します。必要とあれば、リスのコスチュームを着ることもいとわない。またこの映画は、子育て、テクノロジーそしてメディアについてのさまざまな示唆に富んでいます。グラフィックスの使い方も巧みであり、懐かしい思い出の数々や幼い女の子がカエルにキスをする場面もあります。「“自然と遊ぼう!”大作戦」を見た誰もが、年齢を問わず、映像から学び、楽しむことでしょう。

「“自然と遊ぼう!” 大作戦」が、今年度のグランプリ日本賞作品に選ばれたことは、グリーン・ライオンズの誇りであり、大変光栄に感じております。この映画は、制作に関わったすばらしい仲間と活動家の皆さんのひたむきな努力と創造的エネルギーの結晶であり、このような形で作品を認めていただいたことに、私たちは皆、とても感動しています。 私たちは、善なるものを促進する力、前向きな変化を引き起こすものとしての長編ドキュメンタリーの力を強く信じています。生涯教育カテゴリーの最優秀賞受賞は、子どもから大人まで、一人一人が自分と自然との関係を見つめ直してみようという気持ちになるよう、面白く、かつ示唆に富んだ形で、見る人を勇気づけるという映画に込められた意欲が高く評価されたということだと思います。 主催者および審査委員の皆様が私たちの映画「“自然と遊ぼう!” 大作戦」を優しく受け入れ、評価してくださったこと、子どもから大人まで、みんな自然ともう一度つながろうと呼びかける私たちの「大作戦」が認められたことに心から感謝したいと思います

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