西アフリカのシエラレオネでの10年に及ぶ内戦で、革命軍に拉致された数千人以上の子ども達は、兵士として残酷な行為を強いられてきた。1999年には7千人の子ども達が解放された。この番組では、そうした子ども達を受け入れる町「フリータウン」と3人の子ども達の里帰りを追う。 親元に帰るにしても、国内の殆どの街は破壊されており、自分の家さえ見つけるのに苦労する。社会福祉委員との「親探しの旅」の途中、男の子の一人は、内戦中に自分が民間人を殺害した現場に寄り、その時の状況や心境を語る。家族や友人達との再会の歓びは束の間。未来への不安を抱えた新たな旅立ちであることを思わずにはいられない。 |